シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

バックドア ダンパー交換 2回目

 

 

 

前に乗っていたマーチでも一度交換しているんだけど、新しく手に入れたマーチもやっぱりリヤハッチのガスダンパーが抜けていてドアの保持力が弱い。開き切るまでしっかり手で押し上げないと落ちてくる。これ、前のマーチよりも弱いよ(*´Д`)。ダンパー入れ替えようか、と思ったんだけど、前のダンパーも中古品で修理した物だから保持力は弱くなってる。そんな折、互換性の有る社外品で修理している人の記事を見かけた。社外品だと1本2400円。2本で4800円。かなり安いし、取り付けるに当たり加工も必要無い。凄いな。こんな物が売ってるんだ。これで新品の保持力になるならかなりお買い得。

【参考記事】

snet-system.sblo.jp

 

【汎用ダンパー】

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購入した汎用ガススプリング。型式はSE200P-80。

store.shopping.yahoo.co.jp

 

 

 

 【使用工具】

ソケットレンチ10mm(+エクステンションバー)

マイナスドライバー(小)

エス

グリス少々

つっかえ棒(または補助者)

【費用】

ガススプリング @2,400×2

送料 600円

計 5,400円

 

 

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交換前。一番開き切った状態にすれば一応は落ちてこない。中途半端な位置だとダンバーの圧力では保持しきれなくて落ちてくる。良くドアに挟まれる(-""-)

 

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只でさえ弱っているダンパーを外してしまったら当然ドアは落ちてくる。交換作業で片側外してもドアが落ちてこない様につっかえ棒を用意する。以前も作ったんだけど、まさかまたやる事になるとは思わず捨ててしまったみたい。ロッド径は8mm、ストロークは200mm。溝幅9mmで長さ200mmの鋼材をロッドに固定してドアが落ちてこない様にしておく。

 

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ドア側のボールジョイントを外す。クリップの様な金具を小さな-ドライバーで浮かせて外側に引き抜く。

 

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車体側はM6のボルト2本。10mmのソケットレンチを使う。ブラケット(金具)と車体の間に薄いワッシャが有るので無くさない様に。ブラケットはそのまま使う。ブラケットとダンパーの固定は、ドア側と同じ構造のボールジョイントなので外しておく。

 

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純正のダンパーと、流用社外品のダンパー。構造は全く同じで社外品は長さが10mm長い。

新しいダンパーのボールジョイントの穴の中に少しグリスが入っていた。意外に丁寧な仕上げ。一応ボール側も薄くグリスを塗布しておく。

 

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逆手順で組み付ける。10mm長くなるので、新しいダンパーを付ける際に少しダンパーを押し縮めながら組み付ける必要が有るのと、新しいダンパーのクリップが外しにくいのが注意点。純正品はクリップをードライバーで浮かせると均等に浮いてくるんだけど、社外品のクリップを浮かせると片側だけ出てきて、もう片方が入り込んでしまって取り付けるのに少し苦労した。

 

交換後は力強い。リヤハッチを開けると、すーっと勝手に持ち上がるんだよ!ドアが落ちてこないって素敵な事ね。

腐るほど出回ってるK12マーチなのに、どういう訳かリヤハッチのダンパーの中古品は出回らなくて修理に困る。今回は中古品使わずに安価に新品の状態に修理出来た。教えてくれた元記事のeturuliaさんに感謝。リヤハッチのダンパー交換記事はわりと読まれているみたいだけど、今回安価に直せたのは元記事のおかげで僕は便乗しただけなので、お礼はeturuliaさんへどうぞ。

 

 

純正革巻きステアリング

 

 

 

以前乗っていたマーチ(K12前期型)で純正の革巻きステアリングを使っていたので、今度のマーチに使おうと思ったら取付が違って使えなかった。MCでパワーステアリング等を変更しているので、ステアリングコラムから別物なのかもしれない。MOMOのステアリングならともかく、純正オプションの革巻きステアリングは径も大きいしハンドルも細くて操作性が向上する訳でもなく、むしろ標準のウレタンハンドルの方がハンドル太くて操作しやすいんじゃないかと思う位で、だから別に交換しなければいけない物でもないんだけど。

前回の交換の記事。手順は変わらない。

ameblo.jp

 

 

とか言いつつ、中期型で取付出来る革ハンドルを手に入れた。ウレタンよりは革の方が良いよね。これからまた長く乗るし。

【使用工具】

マイナスドライバー(小)

トルクス T-30

メガネレンチ10mm

ソケットレンチ19mm(+エクステンションバー)

【費用】

純正革巻きステアリング(中古) 5,000円

送料 756円

計 6,156円

 

 

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バッテリーを外してエアバッグを外す。小さなマイナスドライバーでステアリング側面にある丸い化粧カバーを外すと、エアバッグのユニットを固定しているボルトが見える。ネジ部はM6で、使用する工具はT-30のトルクス(いじり防止付)。ロックタイトが塗布してあって非常に強固に固定してあるから、トルクスでもナメやすい。感覚的に、トルクスは六角レンチよりもボルトに差し込んだ時のガタ付きが多くてナメやすい気がする。バッテリーを外していても、イグニッションキーを差してONの位置にしておけばステアリングは回せるので、作業しやすい位置に回して緩める。

 

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トルクスを2本外すとエアバッグユニットが外れる。黄色いコネクタに付いている黒い部分を小さなマイナスドライバーで浮かせるとコネクタが抜ける。ピンボケだけど細かい事は気にするな。エアバッグを外したら、19mmのソケットレンチを使ってハンドルを固定しているナットを外し、ハンドル本体を引き抜く。

 

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外した標準ウレタンハンドルと、オプション革巻きハンドルを重ねて比べてみる。大きさも太さも変わらない。色も変わらないけど、微妙に違う2色の切り分けでオシャレ。ステアリングボスの部分に3つ小さな穴が見えるタイプがMC後のハンドル。

 

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逆手順で取付。ステアリングとコラム側には丁寧にセンターの合わせマークが付けてある。理想は純正オプションのMOMOのステアリングだけど非常に高額で取引されていて、そこまで高額だと興味薄。12SR用もわりと良い値段してるけど、径が小さくならないのならあんまりメリット無い。対してベージュの革巻きハンドルは安い。スポーティな印象ではないけど色が違うだけだし内装色には合っているし、綺麗で程度が良いのに安かったからそれなら替えても良いかな。見た目はほとんど変わらなくて、かろうじてステッチで革巻きなのが分かる程度。おっさんがいかにもイケイケなハンドル付けるのもちょっと大人げないし、これ位で丁度良いかも。いや、本当はもう少し小径だと良いんだけど。エアバッグを付けたまま小径にするのは難しい。

 

前のハンドルは使えなかったから、前のマーチと一緒に車屋さんに渡したんだけど、結局廃車になった。「ATなら、まだ引き取り手も有るんだけどねぇ」って言ってたんだけど、世の中はそこまでATなんだなぁ。多分、僕が今度買ったマーチも元値は二束三文なんだろう。それでも 相変わらず運転楽しいよ。便利さとか楽がしたい訳じゃないんだよ。

 

 

伊吹山 さざれ石公園から 南東尾根

 

 

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2017年2月25日(土)雪のち曇り時々晴れ
伊吹山にさざれ石公園から登る

 

 

06:30 林道脇 無風 -1℃

07:00 尾根取付 無風

08:35 ドライブウェイ出合 微風 -2℃

08:55 尾根取付 -2℃

10:50 伊吹山山頂 微風 1℃

11:05 下山開始

11:50 ドライブウェイ出合 微風 -1℃

13:00 さざれ石公園 微風 3℃

13:10 林道脇 無風 2℃

 

 

 

 

駐車場発〜駐車場着 8.9km 7時間40分(休憩含む)
駐車場標高:405m 最高点:1343m 標高差:938m 累積標高登り:1068m
道中の飲料水 0.6L(お茶0.4L コーヒー0.2L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー フリース(未着用) ダウン(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(中厚)
靴 ASOLO シェルパGV アイゼン スノーシュー 
他 グローブ ストック ヘルメット ピッケル(×2)

 

 

2週続けて山に行けた。前回笹又から伊吹山に登った時に、西に見える尾根が歩けそうだなと思ってたら、翌日その尾根を歩いている人が記事を上げていた。やっぱり歩けるんだ。今回はその伊吹山の南東に伸びる尾根を中心にして、寄り道しつつ歩いてみようと考えた。

参考

www.yamareco.com

 

 

 

アクセス

国道417号線から県道32号、春日方面(西)へ。途中左折して県道257号、さざれ石公園方面へ。無雪期はさざれ石公園まで進み、駐車場から林道に入り、林道終点の駐車場まで。駐車場は5、6台停められる。積雪期はさざれ石公園までも行けない。公園手前の貯水タンクまでは除雪してあるので、その付近の空地に停める。県道257号線は関ヶ原まで抜けているけど、現在雪の為通行止めで関ヶ原から抜ける事は出来ない。雪融け時期でも工事の為通行出来ない。

 

ルート

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今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

 積雪期にさざれ石公園から伊吹山山頂を目指す場合は、さざれ石公園の南の尾根を登るのが一般的のよう(下/南側の赤線ルート)。渡渉が有るけど、渡れるポイントが有る。登りではその1つ北の尾根を試してみた。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

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予報は晴れだったけど、朝は雪がちらついている。他にも一台車が停まってる。

 

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さざれ石公園の駐車場。伊吹山の南東尾根を登るなら、ここから渡渉して登れる。

 

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さざれ石まで歩いてきた。いつもの笹又で登る時は右斜面に登るけど、今回は直進していく。先週記事を上げてくれた人のトレースだろうか。足跡が続いているので参考にして進む。

 

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堰堤を越えると沢の合流地点。一般的な尾根は左だけど、右の尾根で登ってみることに。

 

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登り始めてすぐに激しく後悔した。むちゃくちゃ登りにくい。取り付き部分の傾斜がキツくて登れない。なるほど、この尾根使わない訳だよ。

 

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ある程度登ると歩きやすくなる。と、思うのはきっと序盤が余りにもキツかったから。結構な斜面を登っていく。でも適度な雪質で歩きやすい。

 

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トレースが有るんだけど。こんな尾根歩いている人居るのか。山仕事or狩猟か、余程の好き者か、下る尾根を間違えた人か?

 

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 スタートから2時間、尾根取付から1時間半くらいでドライブウェイに出た。なんかもう地味に疲れちゃったな。天気回復するかと思ったら相変わらず雪だし。

 

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登れないか考えていた尾根は1つ北になる。見た感じ登れそうなんだけど、上の方がガスって見えない。

 

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とりあえず歩いているうちに視界が晴れるんじゃないかという期待で取り付き。まぁダメなら引き返せば良いし。谷は雪崩の跡がある。尾根に登る。

 

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尾根に出たけど甘かった。登れそうな感じじゃない。

 

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仕方が無いので一つ隣(南)の尾根に出る。地形図見る限りでは登れそうな感じ。

 

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林を抜けた。両側の谷は雪崩の跡が有る。尾根は外せない。雪は締まって歩きやすいものの、結構な斜度と遥か下まで障害物が無いので緊張する。

 

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山頂までもうすぐかな。青空も見えてきた。テンション上げたい所だけど、ちょっとそれ所じゃない。

 

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だってこんな斜度だから。終盤はキツいのは分かってたけど。

 

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向こうは先週歩いた東尾根。緊張感は先週の比じゃない。

 

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樹氷が綺麗というよりも、木が有れば落ちてもとりあえずは止まるだろうという安心感が・・・

 

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登り切った。あまりに急斜面で登ってきた斜面が見えない。終盤は急斜面+アイスバーン。硬くてピッケルスピッツェが刺さらないし、アイゼンの前爪しか刺さらない。2本のピッケルのピックを刺しながら登ってきた。ピッケルは2本要る。

 

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南東から見た伊吹山全景。赤線が今回登ったルート。ドライブウェイは手前の山影になって見えない。左隣の尾根が一般的なルート。黄色は先週の東尾根。

 

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隣に見えるのが一般的に登られる尾根。下りはもちろんあっち。

 

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伊吹山山頂の東の方に出る。フラットになって安堵感。安心して気が抜けて、鹿防止?の網にアイゼン引っ掛かけて思い切り転んだ(>_<)

 

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スタートから4時間半ほどで伊吹山山頂。体力とか時間とかより精神的に消耗した。コースタイムとかどうでも良い。天気が安定しないせいか登山者は少なめだった。

 

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伊吹山南東尾根を下る。丁度BCのソロの男性が登ってきたところだった。こんな斜面、スキー板履いたまま良く登れるなぁ。

 

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なにこれ素敵。良い尾根。ただ、湿った雪がアイゼンにくっついてヤバい。落っこちそう。

 

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良い眺め。やっぱりこの尾根だよね。麓は穏やかそうですね。

 

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比較的歩きやすい。

 

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だいぶ下ってきたと思ったのに、ドライブウェイまだ随分と下の方。

 

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ドライブウェイに出た。尾根の取り付き部分。ここは比較的登りやすそう。

 

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ドライブウェイからさざれ石公園に向かう尾根に下る。ここはマーキングも何もない。下れる尾根は限られているけど、トレースが有りがたい。

 

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ドライブウェイ~山頂の尾根に比べるとちょっと地味。割と歩きやすいけど消化行程。

 

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だいぶ下ってきたやろ?って思ったら、まだ笹又の登山口くらいの標高じゃない。向こうに笹又の段々畑が見える。

 

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終盤は杉林。日が差してきた。麓は雪解けですね。

 

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ピンクリボンで左手の沢に下る。下にさざれ石公園駐車場入口付近の小屋が見える。

 

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下ってきて渡渉。新しいマーキングが施されている。歩いている人はそこそこ居るみたいだ。

 

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あの尾根を下ってきた。車に戻ると、テン泊するというペアが準備していたので写真は遠慮しました。無事帰ってこれて良かった。

 

ルート

伊吹山 南東尾根

正式な名称は分からない。伊吹山の山頂の東よりから、南東方向に伸びる尾根。積雪期のバリエーションルートの様だけど、歩いている人はそこそこ居るみたい。比較的歩きやすい尾根道である事と、基本尾根沿いなので迷いにくい事、そこそこ眺望が良い事など、なかなか良いルートだと思う。ただ、歩いている人はそれ程多くなく、マーキングも最低限(オマケ程度)なので、トレースやマーキングが無いと歩けない人は避けた方が無難。伊吹山は特に天気が変わりやすいので、一日中視界が良好であるとは限らない。

 

 感想

登頂し無事に下山したものの、今回の山行は失敗だった。完全な自分のキャパオーバーだった。僕はクライマーではなく、所詮ハイカーなんだと痛感した。それでも自分の限界を垣間見れたのは良い経験になったと思う。登り斜面で林を抜けて以降は全く気の抜けない状況で、キックステップで1歩1歩確実に、ピッケルもピックとスピッツェを活用して1手1手確実に、焦らず着実に進まなければいけなかった。確実に行けるのか引き返すのか?自分の体力は?自分のスキルは?周囲のコンディションは?自分しか頼るものが無い中で、上手く見極められるようになりたい。今回何事も無く下山出来たのは運が良かったと思って、今後の為の自戒としたい。

冬のマイナールートを歩いている人は居るものの、ネット上ではあまり情報を見かけない。マイナールートはそれなりに難易度が高かったりするので、安易にアップしない方が良いのかもしれないけど、ソロで周りにもベテラン登山者が居ない身としては記事を上げてくれるのは有難い。