シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

僕が眼鏡を買う理由

 

 

Oakleyのメガネを買った。

singlesmile.hatenadiary.jp
フレームは店頭で35,000円位、レンズは別途15,000位、合計で50,000円前後というのが一般的な価格じゃないかと思う。いくら良いとは言っても5万円出すのは僕には無理だ。
僕は日常的にメガネを掛けているので良いメガネを買うと満足度も高いと思うものの、仕事は現場作業も多くて半分保護メガネみたいな状況になってしまう。グラインダーやガス切断の火花、アーク溶接のスパッタ等に曝されてレンズが傷む。だから高価なメガネを買っても週末くらいしか使えない。じゃあ何で買ったのかというと、娘が勧めたからだ。
娘は今、光学系の専門学校で学んでいる。自身もメガネを掛けている事から、メガネに関しては構造からデザイン、視力検査から製造過程に至るまで造詣が深い。家族でショッピングモールに出掛けた時に一緒に眼鏡屋巡りしたりして、アレは良いねとか、コレは思った程でもないとか、話したりする。そんな折見かけたのがOakleyのDeadboltだ。オーソドックスなラウンドタイプだけどアクセントが効いていて、でも突飛過ぎたり嫌味な感じも無く良いメガネだ。ただ、値札を見てこれは買えないなと思った。今新しくメガネを買う必要も無かったし。
数日後、娘がOakleyが安く買える。パパもどう?って言ってきた。光学系の勉強をしている娘はそれに関係する所でバイトをしていて、そこでOakleyの取扱いが有るらしい。店長が気を利かせて3割引きで買える様に取り計らってくれるそう。更に家族も良いよ、と。3割引きだとほぼフレームのみの金額で買える。かなり現実的な金額になる。
とは言っても35,000円。今どうしても要る訳ではない物に対して35,000円出費はかなり痛い。僕のヘソクリが底をつきそうだ。お父さんのヘソクリが35,000円程度で底をつくというのもどうかと思うけど、本質はそこじゃない。そもそも僕はブログの記事でもいつも「コスパうんぬん」としか書いてない様なケチ臭いおっさんで、千円の自転車スタンドや2千円の自転車ライトですら散々悩んで買わないでいるし、登山用品だっていまだにワークマンだ。でも(あまり)ケチらない事も有って、それは子供に対して。お昼を一緒に食べに行ったり、お茶したりタピオカ飲んだり、コピックを買う時にそっと援助したり、無駄な物には金を出さないけど子供と一緒に過ごす経験とか、子供の経験を助ける様な事には金を使いたいと思ってる。


要はOakleyを買ったのも娘が言ってくれたからだ。娘はOakleyをいたく気に入って、貯めていたバイト代をはたいて買うと言う。それだけならまだしも、パパもどう?と。おいおい、年頃の娘がお父さんと全く同じメガネを買うか?「同じ物買うなよ!キモッ!」って言うのが普通じゃないのか?つまりこれは、

 


パパもどう?=パパと同じメガネが良い=パパ大好き=おおきくなったらパパとケッコンする

 


という方程式が成り立ち=買わざるを得ない。

 

 

僕は娘に「パパの事好き?」などと聞いたりはしない。それはまだ娘が小さかった頃からだ。子供とはいえ、物心がつけば親の顔色を窺ったり親が望む言動は分かるものだ。親子は対等な立場じゃない。特に子供が小さな内は、圧倒的に親が優位だ。子供は親に養ってもらわなければ生活出来ないからだ。そういう優位さに乗じて、子供に対して自分が希望する受け答えを求めるのはナンセンスだ。
子供が小さい頃は風呂に入れ、一緒に寝て、夜中にトイレに連れていったりしていた。寝相が悪くて蹴っ飛ばしてしまう布団を掛けたり、寒い時は一緒に丸くなったり。小学生位までは毎日ハグしていた。大きくなった今はハグしない。僕はしたいけど、もうそういう年頃じゃない。行き過ぎたスキンシップはキモイだけだという事くらい理解している。
失敗や出来ない事に対して頭ごなしに叱責せず、子供の意見を聞いたり何故出来ないのかを一緒に考えたりした。子供の趣味嗜好も否定せずに聞き、自分が知らない事や価値観も対等に聞く。全部、僕が子供の頃に親や大人に対して感じた、違和感や不信感、嫌悪感だ。みんな自分が子供だった時に経験しているはずなのに、親の立場になると親と同じ事をしている。でも、僕は同じ轍は踏まない。家はいつでも居心地が良くて安心してくつろげる場であり、親に対して正直な気持ちを吐露出来る関係で有る様にと。


その結果がOakleyなんだと思った。今までずっと子供たちに寄り添ってきた結果だ。20歳を過ぎた娘は、少し世間知らずで頼りなくはあるけどそれも無い物ねだりであって、真っすぐで優しい良い子に育った。良いお父さんアピールだろうし、良い家族アピールだろう。だけど、娘に対して注いできた愛情と、それに応えて成長した娘と、今まで過ごしてきた時間が絡み合って、ちゃんと視力検査して作ったOakleyなのに僕の視界は歪んで見えた。

メガネ Oakley Deadbolt

 

 

 

メガネ買いました。OakleyのDeadboltというモデル。

www.oakley.com

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Oakleyと言えばゴーグルとかスポーツグラスのイメージしか無いんだけど、普通のメガネも売ってるのね。

 

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専用ハードケース付き。少し大柄。

 

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メガネ拭きにもなるというソフトケース付き。

 

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肝心のメガネ。Oakleyらしからぬラウンドタイプ。フレーム本体はチタン製。

 

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ただのオーソドックスなメガネに見えてその実Oakley。フロントとテンプルの連結部分が特徴的な構造になってる。

 

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リング状の特殊な中空ボルト&ナットで固定されてる。メカニカルな雰囲気がたまらない。これを分解するには特殊工具が必要なんだろうか。

 

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テンプル部分も特徴的。スポーツグラスメーカーだけあってデザインだけでなく掛け心地も良い。

 

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肉抜き加工が素敵。テンプルは途中でビス止めされる2ピース構造。各部共バリやエッジなど1つも無い丁寧な仕上がり。

 

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モダン(耳に掛ける部分)はUnobtaniumという特殊な素材でフィット感を向上させてる。

 

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フロント(前枠)は結構薄め。一般的なフレームはフラットなのに対し、顔に合わせて微妙にRがついている(湾曲している)。

 

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ノーズパッドは金属製。滑らかで丁寧な仕上げ。

 

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4色ラインナップされている内の、シルバーとブラウン。掛けた感じはブラックが自然で馴染みが良いけど、メガネ単体で見るとシルバーがメカメカしくて良い。ブラウンは無難な感じ。

 

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 オーソドックスなラウンドタイプで有りながらさりげなく個性が際立つ秀逸なデザインと、スポーツグラスで裏打ちされた機能性の集約。

 

 

 と、まぁ僕としてはかなり奮発して買ったメガネなんだけど、なんでまた2つも?というと、ブラウンは僕が買った物で、シルバーは娘が買った物だから。何でまた二人揃って同じメガネ買ってんだ?といういきさつはまたおいおい。

 

 

HONDA XR600R フロントブレーキ ピストンシール交換

 

 

 

休日の合間に整備する。XRのフロントブレーキが引き摺る。乗っている分には分からないけど、整備等でフロントホイールを回すと明らかに重い。キャリパーが過熱する程酷くも無いので放っておいたんだけど、ようやく涼しくなってきたので重い腰を上げる。

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キャリパーは車検の時(車両入手時)に掃除している。だからピストンの動きが悪い訳でもなく、ピンスライドの動きが悪い訳でもない。でも引き摺る。バイクの師匠Sさんとも相談したけど、ピストンシールの劣化が原因っぽい。ブレーキを掛けるとピストンが押し出される、その押し出されたピストンを戻すのはピストンシールの弾性(復元力)だけなので、劣化すると戻りが悪くなる。

 

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オフロードバイクは整備性がバツグンに良い。しかも古い車両なので余計な物が一切無いから、ピストンにアクセスするまで5分と掛からない。ブラシとクリーナーで掃除してゴミが内部に入らない様にしておく。

ピストンを外すと当然ブレーキラインにエアが入る。極力エアが入らない様にキャリパーを高い位置に置いてピストンを押し抜く。抜いたら古いシール(ピストンシールとダストシール)を外し、新しいシールに交換する。後はピストンを戻してエア抜き

作業中はブレーキフルードで手が汚れているのと、エアが入らない様に片手でキャリパーを持ちながらだったので画像は無い。

 

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比較的簡単にエア抜き出来た。ホイールを浮かせて回してみても引き摺らない。

 

 

実はシールは6月に買っていたんだけど、クソ暑いと何もやる気が出なくていつの間にか10月になってしまった。この週末も良い天気だったけど、子供の送迎とか、子供がポケモンGOをやるから散歩に行こうとか、なかなか時間が無い。バイクに乗るには良い季節になったけど、バイクに乗るには良い季節というのは他の何をやるにも良い季節という事で、困った事に暇が無い。

 

今回の出費

DUST SEAL 43109-MA3-006 2個x298円
SEAL PISTON 43209-MA3-006 2個x308円
送料 864円

計 2,076円

 

 

多摩部品販売で購入

tamabuhin.amebaownd.com