シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

胸が小さい美容院

毎度の事ながら僕は床屋に行くのが面倒で、出来る事なら一生行きたくないのだけれど、僕の意に反して髪は伸びるものだから、いつもの安い床屋に行こうと思ったら、奥さんが美容院に行けと言う。自分が行ってる美容院、良いから一度行ってみろと。
なぜ美容院を勧めるかというと、床屋で髪を短くするといかにもオヤジ風になってしまうのであって、そうは言っても元々オヤジなんだからオヤジ風になるのは当たり前じゃないか、という様な身もフタも無いツッコミはこの際置いといて、僕は意を決していざ美容院。お店に行くと若い女性店員が担当になって、あー、美容院って良いなぁ。若い女の子って良いなぁ。ビバ美容院。と、思ったのもつかの間、カットの為にメガネを外すと僕の視界はボヤけてしまって、女の子もボヤけてしまって、これじゃ担当がお姉さんなんだかオバサンなんだかオッサンなんだか分かりゃしないのであって、「こんな感じでどうですか?」と見せられた鏡もボヤけてしまって、「はい。良いです。」としか答え様がなくて、僕には、担当のお姉さんの胸が小さかったという印象しか残らなかった美容院。