シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

1200円の雑誌に思うこと

いつも立ち読みで済ませる僕が、珍しく雑誌を買った。しかも、雑誌のくせして1200円もするのに。「FREERIDE magazine フリーライドマガジン」という新刊のバイク雑誌(ネコ・パブリッシング)なんだけどね。
だけど、雑誌のコラムを読みながら、あぁ僕はこういうものを欲していたんだ、と気がついた。いつも買い控える僕なのに、この内容なら1200円出しても惜しくないと思った。僕が求めるもの。「楽しく乗る」ということ。
既存の雑誌は、ニューモデルのインプレッションやグッズの紹介とか、カスタム事例とかメンテナンスに関するものとか、ライディングテクニックを説くものとか、旅の紹介とかHOW−TOものとか、そういう内容がほとんど。これだけジャンルがあれば充実しているとも言えるし、それが書店の棚の大半を占めているのだからバイク雑誌を求める人のほとんどはそういう内容を希望しているのだろうけど、でも僕が求めるものってそういう事じゃないっていつも思っていた。もちろんそれらに全く興味が無い訳じゃないし、情報として収集している。だけど、それは1つの要素に過ぎなくて、本質じゃない。「楽しく乗る」という本質の為に、メンテナンスやカスタマイズ、グッズの情報を必要としているだけなんだ。だから、高い金を払ってまで購入する気にはなれなかった。
上手く走れる方が良いに決まってるし、速く走れるに越したことは無い。安物よりは高価な物の方が良いに決まってる。だけど、それは本質じゃないんだ。苦労しながら日々メンテナンスする事も、DR800という非常に重く扱いにくいバイクを選んだ事も、全ては「楽しく走りたい」という本質に基づくものなんだ。
「FREE RIDE」が多くの人に支持されて、これからも充実した内容で発行され続けることを願いたい。