シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

「気持ちが大切」という意味

もう12月。ついこの間まで夏だと思ってて、押入れで見つけた「渚のカセット」を車で聴いてたりするんだけど、明らかに季節外れ。サボテンも温室に入れて、バイクにはハンドルカバー(笑)を付けて、そろそろクリスマスプレゼントの季節。
プレゼントって何が一番嬉しいだろう。意外に難しい。いくら欲しい物でも、例えばバイクのタイヤとか、オイルとか、そういう切実に必要な物では幻滅するし、いくら「気持ちが嬉しいから」と言っても気に入らない物では少しガッカリするし。
今まで僕が貰った中で、とても嬉しかった物がある。バイクの冬用グローブだ。なんだ。切実な物じゃないか。って言うなかれ。相手は僕が居ない時に、僕が読んでいた雑誌を調べて、付箋紙が張ってある所から何を望んでいるかを見極めてプレゼントしてくれたんだ。貰った時に僕はビックリした。「何で分かったんだ!?」ってね。
付き合っていれば、一緒に暮らしていれば、相手の事は良く分かるはずなのに、いつの間にか無頓着になってないか。何気なく見ている雑誌のページ。何気なく見ているTV。何気なく口にする言葉。「何を望んでいるのか分からない」「好みが分からない」のではなく、ただ気にも留めていなかっただけじゃないのか。
プレゼントってね、ただ高価なら良いという物じゃないんだ。そして「気持ちが大切だから」と言えるのは、そこまで深く相手の事を考慮した人が言える言葉であって、考えたり悩んだりする事を放棄した人が言うべき言葉ではないんだよね。
「気持ちが大切だから」と、言えるようでありたい。