シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

親子の思惑

家族で買い物に出掛ける。あれこれじっくりと見て周りたいのに、子供が騒がしくてゆっくり見ていられない。「つまんな〜い!」って文句言ったり、すぐ「おしっこー!」って言い出したり、混雑した店内を走り回ったり、ガラス製品が並んでる前でふざけたり、かと言って最近は物騒だから小さな子供だけで目の届かない場所で遊ばせることも出来ず、あー!もう!鬱陶しい!じっとしてなさい!置いていくよ!って、爆発しちゃって、楽しいはずのお出掛けがなんだか気まずくまっちゃって・ ・ ・ なんてこと、小さな子供が居る家庭なら経験があるかと思う。
子供の時、母さんと買い物に行くのがつまらなかった。婦人服を吟味したり試着したりしたりしていると結構時間が掛かるもので、でも子供にとって婦人服なんて全く興味無いものだから退屈で仕方が無い。今なら、母さんも忙しい中、たまの買い物くらいゆっくりしたいだろうに、と思えるけれど、子供にそんなこと分かるはずもなく。今なら、子供の気持ちも分かるし、親の気持ちも分かるんだけど。
そんな時、「物に執着が無い」っていうのはいいね。買い物に出掛ける。でも、僕は買う物が有る訳じゃない。給料日後だけど、バイクのエンジンオイルとブレーキパッドを買わねばならず、小遣いは既に使い道が決まっていて余計な物を買うだけの余裕は無い。色々見て周りたいという思いが無い訳じゃないけれど、どうせ買う予定が無いんだからどうしても見たいという訳でもないし、家族がつまらなそうにしていると落ち着かないし、だから、じゃあパパとあっちで遊ぼうか!と、子供の面倒を見るのもさほど苦にならないし。
せっかく家族で出掛けたのなら、みんなが「楽しかったね」って言いたいよね。ただ、子供を見ながら居眠りしてしまう僕は、結局「見てないじゃん」って怒られるんだけどね。