シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

古本屋の隅で涙する僕

梅雨の時期というのに比較的雨は少なくて、バイクで走る。走る。走る。消耗する。
バイクを維持するには金が掛かる。特にオフロードを走ると激しく消耗する。酷使したオイルは交換する必要があるだろうし、各部のグリスアップも必要だろうし、タイヤもそろそろ限界だし、秋には車検だし、ブーツも買わなければいけないし、ハンドルバーは折れるし、世の中お金が全てじゃないと言いながらお金が無ければバイクには乗れない。お金があればもっと走れるんだ。お金があればもっと上手くなれるんだ。
お金が無い僕は、古本屋でCAPETAを立ち読みする。あーおもろいな。カペタは言ってたよ。貧乏だからこそ考えて、ここまで走れたんだ!ってね。僕はカペタの激走シーンを読んで、感動のあまり古本屋の隅で涙した。そうか!貧乏だから速くなれるのか!僕も速くなれるのか!
・ ・ ・ って、世の中そんなに甘くないと思います。