シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

若く見せる手段

出掛けたついでに10分1000円という低料金な床屋に寄ったら、女性の店員さんに当たりました。
僕は最初に希望する髪形を告げた後押し黙っていたのですが、その女性店員が話し掛けてくるのです。子供の夏休みの事とか、海の話だとか、そうこうする内にその店員さんには二十歳と高校生の息子が居る事が分かり、僕は思わず柄にも無い事を言ったのです。
「そんな大きなお子さんが居る様には見えませんね。」
すると店員さんは
「有難うございます。」
と、お世辞としてとらえました。このシチュエーションならば誰でもそう取るのが当然かもしれません。でも、僕は正直にそう思ったのです。
そしてカットを終えると僕はメガネを受け取り、店員さんと視線を合わせることなく一言「ありがとう。」と言ってそそくさと店を出ました。
そう、
「メガネを外すと良い具合にボヤける」
って事まで正直に言わない方がお互いの為なんだよ。