シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

強要

奥さんの友達が、子供を連れて遊びに来た。子供たちは楽しそうにはしゃいでる。後から聞いた話では、普段あんなに笑わないそうだ。家庭の事情によるものなのかな、と思ったけど、そういえばウチの子供も家ではあそこまでバカ笑いはしていない気がする。子供の頃、親の前では良い子でいなければいけないと思っていた。親に強要されていた訳じゃないけど、良い子で居なければいけない、そんな雰囲気だった。同じ様に、僕の子供も子供ながらに良い子になろうとしているのかもしれない。
グータラでも、羽目を外しても良いんじゃないのかな。親の前なら。親の愛情は、無限で無条件のはず。その親の前でさえくつろぐ事が出来なかったら、一体子供はいつ何処でくつろげば良い? 親は口をそろえて言う。「のびのびと元気に育ってくれたら良い。」ってね。でも、無意識のうちに押さえ込んでいないかい? 本当に、子供にどうして居て欲しい?
子供をぎゅっと抱きしめる。「頑張ってる事ちゃんと分かっているよ。だからパパの前では頑張らなくて良いよ。沢山甘えれば良いよ。」子供に囁く。そう。パパの前でそんなに頑張る必要はないんだよ。