シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

創作

そんな折、小学校、幼稚園の参観があり、僕は学校に出掛けた。お約束で、親子で工作になるのだけれど、これまたお約束で親はみんな子供そっちのけで張り切っている。グルーガンの前を占拠されて使えない。
「子供と工作」なんだから子供に工作させてあげないと何の意味も無いと思うのだけれど、とはいっても幼い子供に「海や山の生き物」などという高度なテーマを与えても無理な訳で、僕はそんな事お構いなしに子供の好きな物を好きな様に作らせてあげた。綺麗に出来なくても、失敗しても良いじゃないか。そういう失敗をしなければ成長も上達も出来ない。手伝って欲しい時はちゃんと「パパ手伝って。」って言うよ。
そんな我が子を横目に、「1つだけ作品を残しておいてください。」と言われて、なかなか浮かばないアイデアに苛立ちながら、蓮を蜂の巣にみたてるというベタな作品しか作れなかった僕はやっぱり発想が貧困で、子供にはのびのびと自由に創作して欲しいと思う。