シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

自由

隔月発売ですっかり忘れていたFREE RIDE MAGAZINEを今頃読んでいる。三橋氏のコラムに、「この雑誌はレース記事ばかりだ」という様な事が書かれていた。レースがFREEなのか?と、問われれば、そう言えるかもしれないし、言えないかもしれない。
以前同雑誌の記事で、「公道に自由は有るか?」という質問が有った。自由なんて「なんと都合の良い言葉」とラクダもCMで言っているように実に曖昧な言葉で、何をもって自由であるか捉え方次第で結果は全然異なると思うものの、「有る」と答える人が結構多かった。僕は、有るとも思うし、無いとも思う。つまり、極限られた条件下においてなら有る、ということになる。僕が思うバイクの「自由」とは、「思いきり走れるかどうか」で、速いとか遅いとか、上手いとか下手とかそういう意味合いではなく、マシンと本気で対峙出来るかどうかということ。それは今の交通事情と今のバイクの性能としてはかなり厳しい条件で、更にその条件は ロードバイク > オフロードバイク > トライアルバイク の順で厳しくなる。それに引き換え、一般車両や歩行者、交通法規に縛られることの無いコンペティションの世界は、公道よりも遥かにFREEなのかもしれない、とも思う。
ようやく僕のFANTICが走り出す。不便極まりないFANTIC。FREE RIDEの為のFANTIC。不自由なバイクで僕は自由になる。
さあ、FREE RIDEを始めよう。