シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

三菱

ダカールラリーのダイジェストを見るのが毎日楽しみで、と言うのも自動車部門がなかなかの接戦で、今後の展開に目が離せないからだ。
生憎バイク部門は例年通り上位はKTM一辺倒で、興味は上位グループよりもリタイヤギリギリ付近で健闘している桐島ローランドくらいなものなんだけど、車は俄然面白い。上位を独占するWVのワークス勢に対して、攻める覇者三菱。安定した走りを見せるWVに対して、三菱はパンクやマシントラブルに幾度も見舞われて、それでも5位辺りをキープする様は、三菱ファンならずとも熱くなるというもの。ナビゲーションミスや、1度のスタックで順位が入れ替わる程の接戦の中、クラッチトラブルに見舞われながらも8位をキープしている三菱の増岡なんて、もう応援せずにはいられない。「8位」という結果だけ見るのと、例え全体のほんの一部でしかなくてもダイジェスト番組を見て順位を知るのとでは、その感じ方が全然違う訳で、なんだ。8位か。ビミョー。ではなくて、よくやった。よく頑張った。と、思う。ワークスマシンだからといって決して余裕が有る訳じゃなく、あらゆる困難を乗り越えての8位だということが、番組を見ているとよく分かる。がっかりした感じで言葉少なげだった増岡が印象的だった。でも、これからの終盤、何が起こるか分からない。三菱勢の巻き返しに期待したい。
対して、カミオン(トラック)部門の菅原親子は終始安定した走りで安心して見ていられる。決して楽な展開ではないだろうけど、パワーで劣るマシンで確実にトップ10入りしている事を考えれば、これも凄い健闘。トップとはかなり開きがあるけれど、こちらも終盤に掛けて何が起こるか分からない。どこまで順位を上げられるか、目が離せない。
いやホント、筋書きの無いドラマって感じだね。