シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 悶絶

僕が好んで読む小説は、SFでもサスペンスでもファンタジーでも時代物でも何でも構わないけれど、恋愛沙汰が描かれているもの。もちろんストーリーがしっかり楽しめる物なら色恋沙汰抜きでも読むけれど、そういうものが少し有るとより楽しい訳で、かといってそれが陳腐な描写ではかえって幻滅するし、肝心のストーリーが陳腐でも萎える訳で、そこら辺のバランスが面白いと思えるかどうかの基準だったりするのです。
どうしてなのか分からない。恋愛感情を望んでいるのか、疑似体験したいのか、それによって何を得るのか、何が変わるのかは分からないけれど、でも、小説に限らず、僕に限らず、世の中は多分そういうものを望んでいるんだと思う。映画にしてもそうだし、音楽だって何十年も前から愛だの恋だのって歌ってる。つまり、どんなジャンルにしろ根底には男と女、恋愛感情という基盤があって、そういう基準で物事を見ると、小説も、映画も、音楽も、ギャルゲーも、同じライン上に一直線に並ぶ訳で、世の中のみんなはそれらを望んでいるのであって、だから僕は別にヲタクでも何でもない極普通の人間だという理論が成り立つのです。
でも「ヲタクの人って理屈っぽいよね。」と言われたら悶絶。