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シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 環境

近所に、学校の先生をしている人が居ます。この春に異動になるそうです。今度は推進校勤務になるそうです。
推進校ってのがどういうものなのか良く知らないのですが、奥さんから伝え聞いた話では要はモデル校の様なもので、各地から選りすぐりの先生が集められ、先進の教育カリキュラムを行う、ってな所なのでしょうか(曖昧)。そんな選りすぐりの中に推薦されたのですから大したものだと思います。
そんな理想的な環境に子供を通わせる事が出来たら良いのに。と奥さんは言います。ウチの校下の学校は惨憺たるものだと。僕は実際に先生方とお会いする機会はほとんど無いし、授業の様子も知らないのだけれど、PTAの役員に当たって何かと学校に関係する機会が多い奥さんがそこまで言うのですから、やはり期待できる様な状況ではないのでしょう。
だけど、それもある程度仕方が無い事なのかもしれないとも思うのです。周りを見て、40代50代になっても尚仕事に対してポジティブに、高いモチベーションを維持し、新しい事にも率先してチャレンジし続けようとする人が、一体どれだけ居るでしょう。まして学校なんて閉鎖された環境ですから、外部から刺激を受ける機会も、不手際を叱責される機会も極めて少ないでしょうし、ある程度の経験を積んだ教師ならプライドも有って他人の意見に耳を貸さなくなったり、おいそれと意見出来ない雰囲気になっていたりするかもしれません。いくらやる気を持った教師が居ても、保守的な人ばかり居る中で情熱を維持し続けるのは相当困難なはずです。そういう人は、ともすれば煙たがられ爪弾き、という事にもなりかねません。普通の会社勤めの僕でも、やる気を削がれたり、ブルーな気分になる事は多々有る訳ですから、そんな状況は想像に難くありません。
要は、誰もが周囲の環境に大きく影響されてしまうという事です。中にはどんな環境であろうと信念を持って自分を見失わない人も居ますが、それはとても稀だと思います。なるべく良い環境に身を置きたい。そう思うのは、何も我が子だけでは有りません。でも、僕自身が周囲の環境に対して与えられる影響などたかが知れています。それに、例え推進校であっても、全ての教師や関係者が素晴らしい人であるとは限りません。教師としては良くても、人としては問題があるかもしれないし、一口に教育と言っても人それぞれ価値観や信念は異なるでしょうし、それに対して合う人合わない人が必ず出てくるでしょう。また、周囲の学生にも同じことが言えます。そして、理想的な学校を卒業して社会に出た時に、必ずしも理想的な職場に就職できるとは限りません。この世の中で生きていく以上、いくつもの折り合いをつけていかなければなりません。
まずは、今自分が置かれた環境で何が出来るか。何をするべきなのかを考えなければね。例えほんの僅かな影響力であったとしても、変化させるなり、自分を変化させていくなり、いつも前を向いていられる様に。結局は、どんな環境にあろうと最終的には自分で自分を律していかなければいけません。僕自身を含めて。