シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 外見

いくら取り繕わないといえど、完全なるオタク化を目指す必要も無いというか、内容も見た目もあからさまにオタクでは家族がかわいそうなので、ヘアーサロンです。すみません。ちょっと見栄を張りました。床屋です。床屋に行く為に、涙を飲んでネットカフェを時短。
10分1000円の例の店です。店内に入り、チケットを買い、順番待ちをしながら店内の様子を伺います。店員は3人。男の人が1人と、女性が2人。女性の1人は良く言えばぽっちゃり系、もう1人はちょっとオシャレなスリム系(妙齢)。順当に考えればスリム系女性店員にカットしてもらうのが「当たり」だと考えるのでしょうが、僕は忘れない。忘れもしない。2ヶ月前に僕の頭を坊主にしたのは、あのスリム系に間違いない。やった!やった!ちょっとオシャレな女性店員に当たったよ!わーい!と、喜んだのもつかの間、失意のどん底に突き落とされたあの時の屈辱は忘れたくても忘れられません。よくよく見るとそのスリム系女性店員、どうも対応が悪いです。良く言えば簡潔、悪く言えばそっけない対応をしています。目くじらを立てる程酷くはないですが、前回そんな些細な状況を見逃して鼻の下伸ばしてたのは失敗でした。今回はどうかあのスリム系には当たりません様に。この際男でもドスコイ系でも構いませんから、何とぞ。と、祈る様な思いで順番を待っていると、見事にスリム系に当たりました。これはもう運命としか言い様がありません。かすかに震える手でチケットを渡し、覚悟を決めて席に座ります。
店員の「どれくらい切りますか?」という問いかけに対し、同じ失敗を繰り返さない様に慎重に言葉を選びながらこちらの希望を伝えます。何となく今回はちゃんと伝わった様な気がします。心なしか対応も悪くない気がします。意外にサッパリとして程ほどに希望通りに仕上がってそそくさと立ち去ろうとすると、「髪がついてますよ。」などと鼻の頭をなでなでと払ってくれたりして、ってお前この前と対応違うやんけ! 何が「あ、髪の毛がついてますよ。うふふ♪(ちょっと妄想)」じゃゴルァ! この前オレの頭を坊主頭にしてくれさりやがって!坊主頭をお前の○○○に突っ込んだろかワレ!と、胸元を胸ぐらをつかみたい気分でしたが、「あ・・ありがとう。」とつぶやく様に言うのが精一杯でした。なんせオタクですから。
前回は、仕事帰りに作業服姿、髪はヘルメットでボサボサだった上に、時刻は夕方で疲労している時間帯。それに対して今回は平日の昼ごろでサッパリとした私服姿で、条件が違い過ぎるにしても、見た目でどれ程対応が変わるものなのでしょう。それが良いか悪いかは別として、見た目が良い方が何かと得なのかなぁ。中身がオタクだとしても。