シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 程々

最近ビリーさんが人気ですね。世間ではみんなこぞってビリーさんのキャンプをやっているようですが、僕に言わせればちゃんちゃら可笑しいです。僕はビリーさんのキャンプばりの過酷な日々を毎日送っているのですから。
風の通らない建屋の中の、熱の篭った機械に囲まれて、少しでも動けば玉の様な汗をかき、ちょっと力仕事をすれば眩暈がするような状況の中、ヘタをすると脱水症状で倒れて、だけど機械の陰で誰も気付かなくて、しばらくしてから干からびた状態で発見されかねなくて、もう生きるか死ぬかの過酷なサバイバルゲーム、もといサバイバルワークで、そんな状態だから飯も喉を通らずゲッソリして、先日の健康診断は見事に体脂肪率だけが基準値を下回って不良判定。
ビリーさんのキャンプなどに飛びつかなくても、もっと効率が良くて経済的なダイエット方法が有るのです。工場で働けば良いのです。それも、環境が整った大きな工場ではなくて、小さな町工場で。そうすれば毎日否が応でもみっちりと拘束され、汗をかいて痩せて、しかもお金まで貰えて、ひいては日本経済をも活性化させるという夢のような?ダイエット方法ですよ。名付けて「ダウンタウン ファクトリー ダイエット」。さぁ、いますぐハローワークへ!
と、まぁ、それは冗談で、ビリーさんが儲かろうがみんながダイエットに失敗しようが僕は興味ないのですが、1つだけ気になる事があって、そればビリーさんのキャンプの最前列で踊っている女の人で、あのキレのある動き。無駄の無さ。ビリーさんがブツブツ言いながらうろうろする間もひたすら笑顔で過酷に運動し続けるあの女性。その凄い女性の、ペッタンコの胸。あああぁ・・何ということでしょう。ビリーさんのキャンプを毎日毎日繰り返し繰り返しやっていると、胸がペッタンコになってしまうのでしょうか。そして、世間で爆発的に売れているビリーさんのキャンプで、挫折する人と、一生懸命続ける人との2極化が進み、世間はぽっちゃりした女性と、ペッタンコの女性しか居なくなり、街でも、海でも、プールでも、周りの女性はまるいかペッタンコかのどちらかになってしまって、いや、僕はね、何事も程々が良いと思いますよ。せめて夏の間だけでも。