シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 意欲

「何故山に登るのか?」という問い掛けに、「そこに山があるから」と答えた登山家が誰だか知らないけれど、そんな野暮な質問をするだけ無駄だと思うのです。登りたいから登るんだろうに。そして僕は山に登りたい。
先日の子供との山登りは楽しくて、登りたい。もっと登りたい。南宮山に登りたい。金華山に上りたい。もっと高い山に登りたい。今すぐ登りたい。と、異様なまでの欲求に駆られます。普段は相変わらずモチベーション低いのに、ギターと山登りだけは並々ならぬモチベーションが注がれています。ギター同様、ハマりそうな予感。考える事は、ギター、山、ギター、山、時々ネットゲー、ちょっとバイク、それからギター、山 〜 以下繰り返し。
20代半ばに、富士山に登った事があります。天気に恵まれて、綺麗で、凄いなぁと思ったけれど、山登り最高!超楽しい!とは思えませんでした。下りの広い登山道を歩きながら、この道をオフロードバイクで走ったらさぞ楽しいだろうに。と思ったくらいで、バイクでもパワーの有るデカいバイクに興味が向いていたし、もっとアグレッシブなものが興味の対象だったのでしょう。多分、今だからなんだと思うのです。アコースティックギターや山登り、トライアルバイクなどが楽しいと思えるのは、今だからじゃないかと。若くてもそれらに興味を持ち、楽しんでいる人達は沢山居るでしょうが、多分僕は今だから楽しいと思えるんだと思う。
全ては自分次第。誰も助けられないし、良い物を持っていれば成果に繋がるという単純なものでもなく、全てが自分に突きつけられて、自分が試されるもの。他人と比べてどうとか、そういう競争するものじゃなくて、自分にとって出来るか出来ないか、上手く出来るか出来ないか、そういう自分自身と向き合うべきもの。どうしてそこまでストイックというか、自分に試練を与えるような事ばかりに目が行くのか分からないけど、何故だかそれが楽しいです。
10月のエンデューロレースはやめて、山登りしようかと悩んでしまうくらいに。