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 ZOKU/夏休み/ハズキさんのこと/カクレカラクリ

暑い日はクーラーの効いた部屋で読書するのが良いですね。図書館でいくつか単行本を借りてきたので読んでみました。あと、面白そうな文庫本を買ってたら6冊位溜まってしまったのでぼちぼち読んでいきます。喫茶店でアイスコーヒーすすりながら本を読みたいです。

ZOKU

ZOKU

★★☆☆☆
あらすじ
些細な悪戯で世間を騒がそうとする組織ZOKUと、それを阻止しようとする組織TAIの攻防。単行本で読んだのであらすじはありません。
レビュー
森博嗣の代表作という事で読んでみました。先日読んだZOKUDAMの前身に当たる話です。内容的には僕には今ひとつと言った感じ。工学的ミステリーとしても今ひとつだし、エンターテイメントや恋愛話としても今ひとつで、中途半端感が否めません。ZOKUDAMは結構面白かったので、先にそちらを読んで良かったと思う。こちらが先立ったら先入観から読まなかったかもしれないから。

夏休み

夏休み

★★☆☆☆
あらすじ
家出した義理の友人をキッカケにして、2組の夫婦が離婚の危機に面し、ヨッシーが頑張るという話。単行本で読んだのであらすじはありません。
レビュー
中村航の代表作の1つということで読んでみました。結果的には僕には今ひとつといった感じ。結婚しても独りになりたいと思う事は有るから家出したくなる気持ちは理解できる。黙って出て行くのは確かに良くないけど、だからといってそこまで責められるのも納得できないような。家出をキッカケにして、夫は夫で、妻は妻でそれぞれ楽しみました、で良いんじゃないのかな。そこまでムキになる理由が僕には分からないので、ゲームで負けて離婚って言うならそれで良いんじゃね?って思ってしまいます。

ハヅキさんのこと

ハヅキさんのこと

★★☆☆☆
あらすじ
いくつかの短編集。単行本なのであらすじはありません。
レビュー
短い短編が沢山収録されてますが、なんと言うか「結局何が言いたかったんだろう?」と頭をひねる物が多いです。何か深いメッセージが込められていて、単に僕がそれを読み取れないだけなのか、と思ったんですが、巻末の後書きで「小説風なエッセイ」と書かれていて納得。でも僕は小説風な小説が読みたい。

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep

★★★☆☆
あらすじ
マニアな趣味の大学生二人組が、片田舎の伝説「カクレカラクリ」を解き明かそうという話。一応女の子も出てくるよ。単行本なのであらすじはありません。
レビュー
100年後に動き出すという田舎の言い伝えを手掛かりにカラクリを解き明かしていく訳ですが、やはりミステリーと言うよりは工学系読み物といった印象を受けます。僕はその方が好きだけど。100年間機能を保障するにはどうしたらいいのか、100年をカウントするにはどうしたらいいのか、それだけのカラクリをどうやって人目がつかない様に施工するのか、そんな話は面白いです。が、ミステリーと言える程のインパクトは無いし、かといって恋愛話で盛り上がる訳でもなく、面白いんだけど今ひとつ印象薄。