シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 右手

アコースティックギターを始めてから2年以上経ちましたが、始めた当時からちょっと困った事がありました。それは、「指の爪が長いと不便だ」ということ。
最初は僕には到底無理だと思っていたアルペジオでの奏法(ジャカジャカ弾くのではなくて、指でそれぞれの弦をポロポロ弾く弾き方)も練習するとなんとかなるもので、ある程度弾ける様になると楽しくて仕方なくなって、今は8割がたはアルペジオの曲を好んで弾いています。
で、そのアルペジオなんですが、ピックを使う場合も有りますが、指で弾いた方が都合が良いのです。同時に2、3本の弦を弾くには通常のピックでは無理だし、指にはめるピックも違和感が有って使えません。そこで、右の指の爪を伸ばして、指先と爪を使いながら弦を弾いています。僕は親指から薬指までの4本を使うので、右手の小指以外は爪が長いです。
油汚れの仕事をすると爪の汚れが落ちないとか、お風呂で子供の体を洗う時に引っかきそうだとか、鼻をホジりたくても小指の爪は短くて役に立たないとか、色々不便な面もあるのですが、大抵の事は気をつけたり少し我慢したりすれば解決できるものです。だけど、どうしても困る事が1つだけ有るのです。それは「えっちの時に右手が使えない」ってこと。
そりゃこんなに爪を伸ばした指は使えませんよ。せっかくアルペジオで鍛えたリズミカルな右手は、その行為においてはポテンシャルを発揮する事が出来ません。泣く泣く左手を使う事になるのですが、左の指先も絶えず鉄弦を押さえているものだから指先がタコの様に硬くなってしまって、これもあまりよろしく有りません。
つまり、フィンガーピッカーの場合、例えアコースティックの美しく澄んだ音色で女の子を酔わせる事が出来たとしても、その後の行為で「なによ。上手いのはギターだけなのね。」という悲惨な結末が待っている訳です。これは一大事です。
でも、そういう危惧は「そういう行為を行う必要性が有る場合」に限った話であって、そういう行為を行わない、もしくは、行いたくても行うことが出来ない場合は全く持ってノープロブレムな訳です。
僕はフィンガーピッカーを極めようと思います(泣)