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目指すのはジャンガリアンな生き様

 どこから行っても遠い町

休日に風ひいても、布団の中でゴロゴロしながら小説読んだりゲームしたりしてりゃ良いじゃん。だから良いじゃん?なんて思ってるのは割と軽症だからで、今回はほんと酷くて、ブログ書いた後にバッタリと倒れたまま起きれなくなってしまって、ご飯食べに動くのすらままならず、小説どころじゃなくて、2日間みっちり寝込んだ割にはあんまり回復しなくてそのまま仕事。なんかバチでも当たったのかしら? と言いながら結局読んでるんだけど。

どこから行っても遠い町

どこから行っても遠い町

★★★★☆
あらすじ
いくつかの連続短編小説。主人公は一貫せず、係りのあった人物がその都度入れ替わっていきます。単行本なのであらすじはありません。
レビュー
図書館で適当に借りた本。個人的にはかなり面白かったんだけど、かなり地味な小説なので個人差が有るかもしれません。
アラフォー&バツイチ女が魚屋とそこの謎の男と知り合って物語が展開していくのですが、短編で登場した人物(主要な登場人物じゃなくて、ほんの数行しか登場しない様な人物も)が次の短編で主人公になっていきます。そして地味で生活感があります(笑)
結局の所、「どこから行っても遠い町」で、「おれには突然わかってしまった」と言っている事に集約されているのでしょうね。だからこういう展開になるんでしょう。1つ1つが何の脈絡も無いように見えて、でも実はどこかで関わりあっていて、それらがありがちな小説みたいに都合良く感動的に展開していかなくて、面白かった。
ある程度歳くってないと面白くない小説かもしれませんけどね。