シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 卒業

子供の卒業式に行ってきた。
もうそろそろ父親の出る幕じゃないかなって思うけど、中学の卒業式までくらいは出ておいても良いかな。子供に「卒業式に行っても良い?」って尋ねたら、「いいよ」って言った。卒業式は平日だから、基本母親がメイン。父親がちらほら混じる。
開会の辞、国歌斉唱、卒業証書授与なんかは、まぁ何処の卒業式でも似たようなものだと思う。校長や来賓の祝辞も似たようなもの。ただ、そこからの学生たちのイベントは良かった。送辞、答辞、合唱。なんだろう?中学生ってこんなにも純粋で真っ直ぐだったっけ? もっと斜に構えて背伸びして、それでも幼くて滑稽なはずじゃなかったっけ。
思えば、小学校の卒業式でも同じ事を思ってた。偶然にも、同級生に恵まれたんだ。去年は酷かったと言う。2年生もあまり良くないと言う。それは主観的な印象かもしれないけど、子供の卒業式を見て、卒業する子供達がぼろぼろと泣きながら合唱し、先生が涙をぬぐい、「35年の教員生活で最高でした」と言わしめる子供たちを見ると、この学年は良かったんだと思った。友達と楽しそうに笑う娘を見て、良かったんだと思った。


まっすぐな子供達が、どうかこれからもまっすぐに生きて行けます様に。