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 Motorola Moto G XT1033  日本語化の壁を乗り越えて自由を手に入れる










海外製のSIMフリースマホMotorola Moto G XT1033を買った。困った。日本語表示に出来ない。3日ほど悩んでようやく解決した。ちょっと2度とやりたくない気分。本体リセットした時に同じ事をやらなきゃいけなくなるかもしれないから、つまづいた部分を中心に覚書きを残しておく。

日本語化についてはネットで検索すると沢山出てくる。
まず僕が最初に見たのはこれ
http://www.smayasu.info/category/review/motorola-moto-g-xt1032-review/
一見いかにも簡単そうに見える。スクリーンショットも多用して分かりやすい。でもそんなに甘くなかった。



日本語化の手順としては、
JDKをインストール
SDKをインストール
Moto G用Motorola Device Managerをインストール
Moto GにMoreLocale2というアプリを入れる
Moto GをUSBデバッグ可能な状態にする
Moto GをPCと繋いで設定する




IT初心者にはなんのこっちゃサッパリ分からない。
JDKというのはjavaデベロッパーなんちゃらかんちゃらというツール
SDKはandroid端末をいじったり開発したりする為のツール
Motorola Device Managerは、スマホをPCと繋ぐ時のドライバーを入れる為だと思う。
MoreLocale2というのは、スマホで日本語(通常の設定以外の言語の)設定をする為のアプリ。Moto Gには最初から日本語が入っているけど、設定項目に日本語(Japanese)が出てこない。MoreLocale2を入れると言語設定にJapaneseが出てくるけど、それを設定しようとしてもエラーが出て日本語にならない。そこで上記のツールを使って本体の設定をイジる必要がある、という事らしい。

慣れた人なら容易いらしい。僕がつまづいたのには幾つか理由が有って、まず参考の記事には細かな点が抜けているという事、ダウンロードに関する記事が今現在の物と多少食い違いが有るという事(ツールはどんどんverが新しくなるから)、そして僕のPCが古いという事。それでかなり悩まされた。


まず
http://www.smayasu.info/moto-g-xt1032-review05/
こちらの記事の通りに作業を進めようとしたものの、SDKがインストール出来ない。ダウンロードしたファイルを解凍しようとするとパスワードを求められる。そんな事は何処にも書いてない。

で、更に調べてみるとSDKをインストールするには先にJDKを入れておく必要が有るという事が分かった。ところが、今度はJDKがインストール出来ない。ダウンロードしたJDKを解凍しようとすると、変なエラーが出てインストール出来ない。

で、更に調べて、最新のJDKではなく前のverの物なら入るんじゃないかという事が分かった。ダウンロードのページの少し下にあるJavaSE 7u60というツールの「jdk-7u60-windows-i586.exe」をダウンロードする。zipファイルではなくexeファイルだから解凍の段階でつまづく事は無いはず。ファイルの末尾がx64というのが64bitのPC用で、i586というのが32bit用らしい。僕のPCは古いので32bit用をダウンロードする。このファイルを使えばインストールする事が出来た。で、続いてSDKをインストールしようと思ったら、やっぱりパスワードを求められる。と、いう事は結局SDKのインストールにJDKが必要なのか?

もう心が折れそう。こんなに苦労すると分かっていたら買わなかったのに。と自らの浅はかさを呪いつつ2万円をパーにしない為に考える。で、散々調べてSDK単体のみインストールするインストーラーならexeファイルだからインストール出来そう。「installer_r23-windows.exe」というファイルをダウンロードする。r23は多分verなので、随時変わっていくと思う。これでSDKが入り、準備が整った。はず。

Motorola Device Managerは何事も無くすんなりインストール出来た。Moto GをUSBで繋いでもちゃと認識する。加えてMoto G本体にMoreLocale2のアプリを入れておく。Moto GはそのままではPCで設定をイジる事が出来ないので、デバッグ可能な設定にする。設定(Settings)の端末情報(About phone)のBuild numberを7回タップすると開発者設定が出る。そこでUSBデバッグを許可する。

これで全て整ったはずなのに、Moto Gを繋いでも参考サイトの様にいかない。SDKのファイルの中に「platform-tools」というフォルダが見当たらないし、「adb.exe」というファイルも見当たらない。Moto Gはちゃんと認識しているから、ツール側に何か問題があるはずなんだけど全て英語表記だから何がどう悪いのかが分からない。しばらく悩んで、SDKをインストールした後にパッケージをインストールしていない事が分かった。多分、僕がインストールしたものはSDK単体のみで、解説サイトで紹介している解凍ファイルの場合はパッケージも同時に入るんじゃないかと思う。そこでSDKを起動した後に、右下に有る「install○○package」というボタンをクリックして必要なファイルをダウンロードする。○○というのは数字でダウンロードするパッケージの数。全てダウンロードするには結構時間が掛かる。で、ここまでやると「platform-tools」というフォルダが現れ、フォルダ内にadb.exeも出来た。なんだか希望の光が見えてみた。今度こそ全て整った。はず。

ところが、参考サイトの通りadb.exeが有るplatform-toolsフォルダを表示させた状態でshift+右クリックでコマンドウィンドウを開こうと思ってもそんな項目が出てこない。WindowsXPではその操作が出来ないのか? どうすんだこりゃ。手打ちのコマンドなんかやった事無いぞ。

で、仕方ないのでコマンドプロンプトを開く。Moto GをPCに繋いだ状態で、スタートメニュー → 全てのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプト。真っ黒の画面が出た所で、「adb shell」と入力してリターン。すると、参考サイトと同じ状態まで行けた。そこで
「pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION」
をコピペしてリターン。

後はMoto GのMoreLocale2から日本語を設定して完了。疲れた。もうやだ(´_`。)



散々苦労して日本語表示になったMotorola Moto G XT1033。でも設定メニューとかは英語のまま。それでもとりあえずは使える様になった。

参考記事

http://www.smayasu.info/category/review/motorola-moto-g-xt1032-review/

http://hongkong.jimomo.jp/blog/archive.html?id=46296

http://azpek.asia/1715/06/introducing-android-sdk/

http://labs.feed-yomi.com/android/setup/android_sdk_inst.html

http://www.acroquest.co.jp/webworkshop/java_course/

http://www.javadrive.jp/install/

http://www.kkaneko.com/rinkou/js/adskwin.html

http://smartgoods.me/2011/10/special_android_sdk_install/


内容が重複しているものも有るし、不必要なものもあるかもしれない。あと、どういう順番で追っていったのかも忘れてしまった。3日ほど散々悩んで四苦八苦したので手順と記憶が曖昧なので全て記載しておく。


ロースペックなPCに余計な物をあれこれ入れたり、インストールに失敗してぐちゃぐちゃにしたりするのは出来ることならしたくなかったんだけど、スマホの改造に比べたらまだPCのリカバリーの方が理解しやすい。詳細な記事を公開してくれた方々に感謝したい。
せっかく買ったスマホをムダにするハメにならずに済んで良かった。





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