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目指すのはジャンガリアンな生き様

 霊仙山 西南尾根往復










コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。





2014年9月15日(月)晴れ
霊仙山に登る(今畑登山口より西南尾根往復)




06:30 今畑登山口付近林道脇 無風
08:10 近江展望台 微風 17℃
09:05 霊仙山最高地点 無風 19℃
09:15 霊仙山山頂 微風 21℃
(所要時間 2時間45分)
10:05 近江展望台 無風 20℃
11:20 今畑登山口付近林道脇 無風 20℃







駐車場発〜駐車場着 8.4km 4時間50分(休憩含む)
駐車場:標高330m 最高点:標高1094m 標高差764m 累積標高 m
道中の飲料水 2.0L(お茶1.5L ジュース0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(未着用) 防水風防パーカ(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン
靴 アルパインブーツ ゲイター





好天の連休最終日。山行っても良いよって言われたから、土曜日に散々歩いたけどまた山に行く。空木岳とか白山とか御嶽山とか歩きたい所は沢山あるんだけど、さすがに限界まで歩いた後に更に長い行程を歩くのは躊躇われるのと、先日失敗した冬靴の慣らしを兼ねて低山短距離で。伊吹山程度が丁度良いんだけど、駐車場代と入山料掛かるからなぁ。いや、別にそれはそれで必要だと思うんだけど、トレーニングとか慣らしで歩くのに諸々のお金が掛かるってのもちょっと微妙なんだよね。いや良い山なんだけどさ。みんなで乗り合わせてとかなら良いんだけどさ。じゃあ木和田尾ルートで藤原岳でも登ろうかなって思ったけど、そういえば霊仙山の西南尾根ルートが気持ち良さそうだったから、今回は西南尾根にする。




アクセス
岐阜方面からだと、醒ヶ井を通り過ぎて彦根辺りまでぐるりと南へ回り込まないといけない。
高速を使う場合、名神彦根ICを下りて国道306号を東へ。県道17号へ左折し「河内の風穴」の看板を目安に進む。河内の風穴を通り過ぎてそのまま林道を進むと登山口が有る。林道脇に数台停められる程度の空き地が有る。
下道の場合は国道8号線から国道306号へ。後は同じ。岐阜方面からだと鳥居本町南交差点から県道239号を通っても行ける。混雑する8号線と306号線交差点をスルー出来るのは良いんだけど、途中すれ違い出来ないほど狭い所が有るので注意が必要。
狭い道だけど、日中は河内の風穴目当ての観光客の車が往来するので運転に注意。






今回のルート
山旅ロガーでGPSのログを取り、カシミールで表示させています。
地形図を作りたい場合は、カシミールから地図を印刷する手順をまとめたのでそちらを参照下さい。
今畑登山口より西南尾根を通って霊仙へ。山頂からフリーウォークで西南尾根に戻る。視界が悪いと迷うので注意が必要。





晴天の連休。車を停めるスペースが少なそうだったから早めに出たけど他に車は見当たらない。支度して6:30スタート。




徒歩2分で登山口。しょっぱなから結構ガッツリ登る。




廃村に水場。澄んだ湧き水。榑ヶ畑(くれがはた/醒ヶ井方面)登山道みたいに飲み物は置いてないよ。




廃村が有るとは聞いていたけど、林道脇にあるのかと思ったら林道から結構登った所に有る。そりゃあ不便だよなぁ。トタン張りのお寺が有る。麓のお寺と比べると質素な作り。かつての生活がしのばれる。




登山道は明瞭で歩きやすい。アルパインブーツの履き慣らしも兼ねて、一歩一歩ゆっくり丁寧な足運びで歩く。




「湿っ地登山道には近付かない方がええ」
「どうしてですか」
「出るからだよ(ヒルが)」
なんて独りパロディながら歩く。ちなみに今回ヒルは見かけなかった。虫除けが効いたのか、もう時期じゃないのか。僕の足が強烈に臭いからという訳ではないと思う(多分)




木々の隙間から小高い山肌が見える。ええぇ!?あれ登るんかいな。




やっぱりガッツリ登る。登るのは良いけど、ルートが良く分からない。おかしいなぁ。明瞭な一般登山道のはずなのに。ポツリポツリと有るマーキングを見ると、どうやら適当に直登しろって感じ。




やっと登りきったよ(´_`。)って思ったら、まだ先が有った(-""-;)
傾斜が2段階になってて下からはピークが見えなかったんだ。




岩の斜面にテント張れそうなちょっとした広場が。でも西向き斜面だと風が強そうだな。





登って来た斜面を見下ろす。一応トレースらしき物は有るけど、明瞭な登山道とは言いにくい。視界が悪いと気を遣うかも。それ以前に雨降りや雨上がりだと泥地獄になりそう(-""-;)





でも今日は良い天気。琵琶湖一望。琵琶湖の向こうに比良山系まで一望出来る。スバラシイ(・∀・)





飛行機近い。関空に向かうのかなぁ。





8:10 スタートから1時間40分で近江展望台まで登って来た。
いいね!(・∀・)
スバラシイね!(・∀・)




御池岳方面。藤原岳や御在所まで見渡せる。いやぁ西南尾根いいね!(・∀・)  ちなみに見渡せたのはこの時だけで、後はガスって御池も藤原も見えなかった。





ここで軽く朝食。コンビニで見つけたレーズンパン。これ素晴しいよ。コンビニで美味いレーズンパンって売ってないんだよね。レーズンパン好きも唸るクオリティでちょっと感動したよ。





朝食済ませて再スタート。
開放的な尾根で、おらワクワクすっぞ!





とは言うものの、大きな岩がゴロゴロした尾根で歩きにくい。トラバースする土の歩きやすい路面も有るけど、途中からルートが岩の上になる。というか岩場でルートが良く分からない。稀にマーキングが有るから間違ってはいないと思うけど。





西南尾根振り返る。開放的で思った以上に楽しい。良い尾根。良かった尾根。




鹿の群れに頻繁に出会う。「ピィー」っていうのは鹿の鳴き声。かつて霊仙は竜ヶ岳や雨乞岳みたいな笹薮の山だったって聞いた。鹿が笹を食べつくしちゃったとか。




山頂と最高点のピークが見える。尾根伝いに歩かなくても行けそうだな。朝だからかまだ登山者の姿は見えない。




西南尾根も終盤。最高点に近付いてきた。





9:05 スタートから2時間半ほどで最高点まで来た。まだ誰も居ない。向こうに山小屋が見える。





歩いてきた西南尾根。岩場で思ったよりも歩きにくかったものの、とても開放的で思ったよりも面白かった。





山頂に向かう。視界は良好。



最高点と山頂との分岐。9合目辺りを歩いている登山者が見える。榑ヶ畑から登る人は多そうだ。



9:15 霊仙山頂。スタートから2時間45分。ほどほどの時間歩いたけどまだ9時だよ。伊吹山はガスって見えなかった。




山頂から御虎ヶ池付近のテーブルランド。ちらほら登山者が歩いているのが見える。




西南尾根から見た山頂付近はどうとでも歩けそうだったので西隣のピークへ歩いてみる。冬に通った所だ。ピークに猿が居た。




西南尾根に向かって下る。向かって右寄りの白く見える岩尾根辺りを進めそう。




一旦下って登り。登山道以外を歩くのはちょっとはばかられるので、なるべく獣道や岩場を歩く。




振り返って見る。白く見える岩場を歩いてきた。「ルートファインディング」って本来こういう意味なのかも。登山道を見つけるという事ではなくて、自分が歩けるルートを見つけ出すという。フリーウォーク楽しい。




山頂と最高地点。正面に見えるピークが最高地点。左寄りに見えるピークが霊仙山山頂。今日は視界が良い。ガスってると迷いやすい。




西南尾根に戻ってきた。丁度トラバース路から岩場に入る所。




西南尾根を振り返る。良い尾根だったな。このルートならまた歩きたい。




近江展望台から下る。ガッツリ下る。頼りないマーキングが有るけど、視界が悪いと下る方向を見失いそう。斜面のやや右寄りに向かって下る。




ガッツリ。下りの方がややトレースが見つけやすい。でも明瞭ってほどじゃない。適当に下れるけど視界が悪いと不安かも。




岩の急斜面を下りきった所。ロープが張ってある。急登がルートだけど、間違えて巻いて行ってしまいそう。




明るい雑木林を抜けていく。登山者多いかと思ったら意外に少なくてとても静か。今日出会ったのは、ソロの男性二人と小学生くらいの男の子を連れたお父さんの3組だけだった。静かな山歩きは良いなぁ。




廃村まで下ってきた。静か。ほどほどの距離で今日は早い。




登山口でまさかの自転車��(゚Д゚)
あの親子の物か。地元の人かな。地元といえど最寄の集落までそこそこの距離はあるんじゃなかろうか。自転車漕いで登山とは恐れ入る。




戻ってきた。登山者は少なくて車は他に1台だけだった。思いのほかとても静かな山歩きが出来た。尾根道も良かったし、履き慣らしも順調で、短距離短時間だったけど充実した山行が出来た。








ルート
西南尾根(今畑登山口)
序盤の登山道は明瞭で歩きやすい。岩場の急登以降はやや不明瞭。視界が時は先が読めない分、ルート取りに気を遣うかもしれない。尾根に出てからも大きな岩がごろごろした所を歩く為、を榑ヶ畑(くれがはた/醒ヶ井方面)登山道と同じつもりで行くと戸惑いそう。でも開放的な尾根道は最高に気持ち良い。





思いのほか良い山行が出来た。アルパインブーツも途中で足が痛み出したら嫌だなぁって心配したけど特に大きな問題も出ず、単に履き方と歩き方が悪かったみたいで一安心。
土曜日に出掛ける時、奥さんに「泊まり?」って聞かれた。今回月曜日の祝日に出掛ける際も「日曜の夜から出掛けたら?」って言われた。そんな事なら遠方の高山に泊まりで行けたなぁって思ったけど、こちらの都合だけで予定を立てると帰ってきてからいたたまれない思いをする事になるし、いくらソロの山登りでも家族間のコミュニケーションは必要なんだな。カレンダーに予め「この日は出掛けてヨシ」って書いといてくれりゃ良いんだけど。