シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 仙ヶ岳 鬼ヶ牙経由〜南尾根ルート周回









コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。




2014年10月25日(土)晴れ
仙ヶ岳に登る






石水渓研修施設駐車場
▲鬼ヶ牙
ルート名不明
県境尾根
▲仙ヶ岳
南尾根ルート
石水渓研修施設駐車場





06:50 石水渓研修施設駐車場 無風
07:10 登山口 無風 11℃
07:40 鬼ヶ牙東 無風 12℃
08:05 鬼ヶ牙 無風 12℃
08:55 長坂の頭 無風 11℃
09:40 県境尾根出合い(小太郎峠) 微風 12℃
11:30 仙ヶ岳 無風 15℃
所要時間 4時間40分(休憩含む)
11:40 仙ヶ岳東峰 無風 16℃
13:50 白谷ルート/南尾根ルート出合い 無風 16℃
14:45 石水渓研修施設駐車場 無風 21℃






駐車場発〜駐車場着 13.6km 7時間55分(休憩含む)
駐車場:標高153m 最高点:標高961m 標高差:808m 累積標高:1064m
道中の飲料水 2.0L(お茶1.5L ジュース0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(未着用) 防水風防パーカ(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン
靴 トレランシューズ





今回は前日の夕方に「山行って良いよ」って言われた。前回仙ヶ岳に登った時に見えた南尾根のとんがり具合がなかなかのものだったから、事前にルートを調べておいた。今回は仙ヶ岳南尾根をメインに歩く。前回みたいにアホほど歩かないだろうから、上でのんびり食事してコーヒー飲もう。久しぶりにガス持って行こう。ってのん気に思ってたんだけど・・・?





アクセス
岐阜方面からだと、国道365号線を南下。306号線へ右折。湯ノ山温泉を通り過ぎて、「八島橋東詰」交差点を右折(西)。県道637号を進み、県道302号へ道なりに右折して、そのまま道なりに進む。石水渓研修施設の駐車場を利用するものだと思っていたら、その先の石水渓キャンプ場の駐車場を利用した方が便利だった。





今回のルート
山旅ロガーでGPSのログを取り、カシミールで表示させています。
地形図を作りたい場合は、カシミールから地図を印刷する手順をまとめたのでそちらを参照下さい。
駐車場から林道を進み、鬼ヶ牙登山口へ。鬼ヶ牙を経由して、県境尾根を目指して西へ進む。県境尾根を北上して仙ヶ岳へ。仙ヶ岳東峰から南尾根ルートで下山。三ツ淵からショートカットするルートが有るので、綺麗に周回できる。鬼ヶ牙から県境尾根に抜けるルートは、山と高原地図には記載されていない。





県道302号を進んで石水渓を目指す。第二名神の橋脚をくぐる。超高い。




石水渓研修施設の駐車場に停めた。利用者以外の駐車はご遠慮下さいって書かれていて、隅っこに停める。今日はそんなにがっつり歩かないから出発はややのんびりと7時前に出る。この先のキャンプ場(バンガロー)の駐車場に停めた方が良かったって出発してから気がついた。




林道を歩いて登山口を目指す。鬼ヶ牙ってあれかな?




結構林道歩く。間違ってないよな?って何度も確認しつつようやく登山口。




登山道はしょっぱなから結構荒れている。滑落しそうな沢沿いを進む。




岩場も抜ける。勝手にハイキング気分でいたけど、そういや地図は破線(不明瞭/バリエーションルート)になってたっけ。




破線ルートだけど、困難なルートでもない。けど明瞭なハイキングコースでもない。尾根に出て視界が開ける。




途中手書きの「鬼ヶ牙東峰」という看板が。右に逸れて行くと東峰に行くらしい。




あれが東峰。分岐から歩いて10分くらい。標準コースタイム的には15〜20分程度。道中はトレースがはっきりしてるけど、アップダウンと岩場の登りが有る。




鬼ヶ牙東峰から麓。歩いてきた林道が見える。まだ標高400m程度だもんなぁ。




東峰から仙ヶ岳方面。結構遠い。その上高い。しかも仙ヶ岳には直線的に行けない。こりゃ思ったより大変かも。とりあえずレーズンパンかじってエネルギー補充。




戻って、鬼ヶ牙南峰。南峰からさっき行った東峰を望む。




南峰から鬼ヶ牙。鬼ヶ牙は、鬼ヶ牙東峰、鬼ヶ牙南峰、鬼ヶ牙の3つのピークが有るんだって。




鬼ヶ牙。登山口の看板にはコースタイム70分とあった。実測は東峰も含めて1時間程度。結構歩きにくい。




さて県境尾根方面に進もうか。って思ったらルートが無い。地図ではルートは鬼ヶ牙山頂をそのまま北へスルーしていくはずなんだけど、何処をどう行っても崖っぷちで進めない。これはおかしい。どう考えても北には行けない。一番歩きやすそうなのは西に向かう尾根じゃないかな。って事は分岐を通り越しているのかもしれない。って良く見たらこんな標識が��(゚Д゚) ルートは鬼ヶ牙山頂のすぐ手前を西に曲がっていく。




のん気に考えてたけど、結構有るんじゃね?距離と高低差。県境尾根は遥か彼方ガスの中。




尾根をアップダウンしていく。トレースは意外にしっかりしてる。マーキングも有って迷いにくいけど、時折あれ?どっちだっけ?ってなる事も。




かくれ谷乗越だって。かくれ黒ネズミみたい。何が隠れてるのか良くわかんないけど、要はアップダウン激しいよ。




乗越の先の岩壁。直登できそうだけど、先が長いからルート通り左に巻いていく。




ルートは歩きやすかったり、歩きにくかったり。ただ極端に不明瞭でルートを見つけるのが困難っていう事は無かった。




長坂の頭。随分歩いてきたよ。そろそろ県境尾根?って地図みたらまだ半分だよ。今日はのんびりうどん食べようと思ってたのに、こりゃうどんどころじゃないよ。




うわー、県境尾根遠いよ。何がのんびりだよ(´_`。)




ルートは意外にしっかりしてる。って事は歩く人居るんだなぁ。




最後の岩場を登ると




あぁ、今日もよく歩いたよ。ずっと向こうに鬼ヶ牙が見える。既に3時間位歩いてるもんな。何だかもう充分だよ(´□`。)




これから進む県境尾根。尾根に出たら楽チンかと思ったら結構登り。




大岩。標高756m地点。この辺りでルートは鋭角に曲がって北へ向かう。




平らな所に出たよ。開放的で良いね(・∀・) 絶好のうどんポイントだけどお昼にはまだ早い。この辺りでソロの男性とすれ違った。仙ヶ岳までの道中で出会ったのは1人だけだった。




林の中を登る。画像ではわかんないけど地味に登る。




林を抜けると開放的な所に出た。そうかココが御所平か。県境尾根も半分くらい歩いたかな。って思ったら勘違いしてた(-""-;)




開放的な尾根を歩く。歩いてきた尾根を振り返る。ずっと向こうのピークが御所平と勘違いした所。ここはルートが来た向きから東向きに変わる辺り。随分歩いたけど、まだ先そこそこ距離が有る。仙ヶ岳で休憩するつもりだったけど、ノンストップでは身体が持たないのでレーズンパンかじる。レーズンパンんまいなぁ(´∀`)




どんだけ歩くんだよ。仙ヶ岳遠いよ。



色付いた林を抜けると



仙ヶ岳めっちゃ綺麗やんけ。




紅葉の仙ヶ岳。最後の登り。




歩いてきた県境尾根を振り返る。向こうの尾根上の開けた所が御所平。いやもう結構歩いたよ。




やっとこ仙ヶ岳。スタートから4時間40分。今日はのんびりじゃなかったんかいな。山頂で80歳のソロのお爺ちゃんに会う。もう歳だから最近は仙ヶ岳ばかり登ってるって言ってたけど、仙ヶ岳って結構キツくないですか?




今回はちゃんと仙ヶ岳東峰に行きましたよ。何って無いんだけど。仙ヶ岳も仙ヶ岳東峰も、登山者はまばら。好天の週末だからもっとごちゃごちゃ居るのかと思ったのに。仙ヶ岳ってマイナーなの?




仙の岩っていう大きな岩を抜けていくと南尾根ルート。




南尾根ルートを少し下ってお昼にする。誰も通らない。とても静か。うどん食べれて良かった。食わなきゃ水もガスもただの荷物だよ。今日はコーヒーも美味しく頂きました(´∀`)




食事も済んだし、下るよ。南尾根の岩のピークに登ってみる。足元を見下ろすと一面紅葉の絨毯。綺麗。




御在所方面。御在所は登山者もロープウェイも混雑してそうだな。




仙ヶ岳東峰を振り返る。手前はさっき登った岩のピーク。結構簡単に登れます。




いくつか岩場を下る。これはメタボリック・ゲート。お腹周りが85cm以上だと隙間に引っ掛かって通行止めになる。




下ってきた南尾根。見た目ほど困難じゃないけど、登りだとかなりの急登、下りだと急激な下りになる。




下っていく尾根。アスレチックみたい。




西には歩いてきた県境尾根。こうして見ると結構歩いてる。




朝歩いてきた鬼ヶ牙。真ん中辺りの3つとんがった所。あそこからぐるりと歩いてきた。




途中、不動明王って看板が有ったから覗いて見ると、大きな岩をくり抜いた所に石像が奉ってあった。




その大岩をよじ登って行くと




ひっそりと3体のお地蔵様が。よくもまぁこんな所に奉ったよな。




不動明王辺りから尾根を逸れて沢に向かって下っていくんだけど、崩落していて歩きにくい。山頂で会ったお爺ちゃんが「不動明辺りが台風で崩れてルートが分からなくなってる」って言ってたのはここの事か。




岩ガレは崩落と落石が気になるし、ノリ面はザレて滑って極端に歩きにくい。




朽ちた木道。ちょっとコレに乗るのは度胸が要るなぁ。万一の事を考えてロープ掴みながらそっと乗ってみる。体重65kgではOK。




何度か沢を横切って、やがて林道に出る。終盤は割りと明瞭で歩きやすかった。




林道を下ると、白糸の滝と三ツ淵の看板が出てくる。三ツ淵を目指して沢に下っていく。これが三ツ淵かなぁ?深く綺麗なブルーの淵。




三ツ淵の向こう岸にルートが有る。石水渓にショートカトするルート。




三ツ淵からものの5分でバンガローに戻ってきた。ここに車停めときゃ良かった。林道を歩いて研修施設まで戻る。





コース
鬼ヶ牙
山と高原地図では破線(バリエーションルート)になっている。滑落しそうな場所が時々出てくる。マーキングが有るので迷いにくいものの、一部不明瞭な所も有る。標高500m足らずのピークだけど、舐めていると痛い目に遭いそう。



鬼ヶ牙〜小太郎峠(県境尾根)
山と高原地図には記載されていないルート。ルートが無いって事は相当不明瞭なのかと思ったら思ったよりもかなりしっかりしたルートで、マーキングやロープが施されていた。迷いにくいものの、一部不明瞭な所も有る。しばらく歩いてマーキングが出てこないならルートを間違えている可能性が高い。ルートは結構しっかりしているけど登山者見かけなかった。歩いている人はそう多くなさそう。



小太郎峠〜仙ヶ岳(県境尾根)
開放的な尾根が続く。気持ちいいものの、距離が長い。トレースは比較的しっかりしているものの、やっぱり一部不明瞭な所が有る。獣道も交錯する。基本は尾根沿いだからルートは外しにくいけど、ルートが曲がる所は間違えやすい。幸いマーキングは結構丁寧に施されているので見失わない要に。



仙ヶ岳〜南尾根
ルートは明瞭でルートを見失う事は少なそう。岩場やザレ場が多く、滑落しそうな所も有るので慎重に。難所は尾根の岩場よりも崩落地。どうしても歩きたい人意外は敬遠しておいた方が良いと思う。








のんびり歩くつもりが、結構がっつり歩いてる。念願の南尾根を歩けたけど、見た目の印象ほどハードなルートじゃなかった。沢山歩いたし、紅葉も見れたけど、そういう点ではちょっと物足りなかった。