シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 BIWAKOサンクチュアリ









本題に入る前に、岐阜県人(西濃地方)の琵琶湖に対する意味合いについて説明しておかなければならない。
幼少の頃、両親に連れられて初めて琵琶湖を見る。対岸が見えないほど広大な湖はまるで海の様で、心に深く刻まれる。
バイク(または原付)の免許を取る。まず向かうのは琵琶湖だ。とりあえず琵琶湖ツーリングに行かなければならない。
車の免許を取る。まず向かうのは琵琶湖だ。とりあえず琵琶湖ドライブに行かなければならない。
恋人が出来る。デートは琵琶湖ドライブだ。長島スパーランドとかラウンドワンじゃなく、とにかく一度琵琶湖を訪れなければいけない。
そして結婚し、子供に受け継がれていく。
つまり、琵琶湖は海無し県の岐阜にとって綿々と受け継がれていくサンクチュアリなんだ。岐阜県なのに滋賀県に行くのは何故?とか野暮な事は聞くな。滋賀に行くんじゃない。琵琶湖に行くんだ。






で、本題ね。
快晴の日曜日なのね。こんな日はみんな山登りとか行きたいよね。でも地域の清掃日なのね。自治会の。掃除しなかったらもうここでは生きていけないのね。だから掃除するのね。で、朝潰れると。
だけど子供は2人とも学校行ってしまって、居ないんだよね。だから奥さんが「自転車漕いでこいや」って言うのね。そうだね。中途半端に低山登る位なら自転車漕ぐか。
最初は池田山ヒルクライムするつもりだったんだ。時間は余裕が有るから池田山を登り、尾根沿いの道路を走って関ヶ原に抜ける。でも、ここで先の琵琶湖なんだ。良いのか。岐阜県人なら琵琶湖までサイクリングするべきじゃないのか。
まぁそんな大げさな話じゃないんだけど、一度自分がどれ位の距離を走る事が出来るのかは知っておくべきじゃないのかと思ったんだよね。僕の家からは北に向かえば揖斐方面の国道303号、又は能郷白山の有る根尾方面の国道157号。南に向かえば鈴鹿方面に抜ける国道365号と、交通量の少ない快適道路が有るんだけど、今回は琵琶湖が目的。

走行距離 94.4km
平均速度 22.1km/h

関ヶ原バイパスを西に向かい、国道365号に合流。少し進んで三叉路で農免道路へ。途中左折して県道37号を通り、道なりに進むと琵琶湖とご対面。
琵琶湖湖岸までで既に30kmほど走ってるから、そこで引き返しても60km走る事になるんだけど、湖岸道路超快適&サイクリストが多くてテンション上がってしまって釣られてバカみたいに走ってしまった。

湖岸道路はほぼフラットで走りやすいから、ついつい走ってしまう。湖北の方まで来ちゃったよ。ここまで来たら木之本を経由して国道365号で戻ろうか。そのお陰で結構散々な思いをするハメになるんだけど。つまり、行った分は帰らないといけないという至極当たり前の事なんだけどね、行きはまだ良いんだよ。元気だから。あれれ?ちょっとマズいかな?って思った時点がかなり手前だととても困っちゃうんだよ。まぁ山登りと違って補給や休憩する場所は沢山有るし、最悪迎えに来てもらう事も可能だけど、そうやって限界を超えてしまわない様にやっぱり自分の限界は知っておいた方が良いね。




覚書き
2015年5月時点の僕の限界は、40kmでお尻の限界、60kmで膝の限界。お尻は休憩すれば有る程度回復する。60kmを超えると膝に違和感が生じて傷めてしまいそうで踏み込めなくなる。体力的にはまだ余裕が有るものの、膝が怖くて思い切り踏めない。でも最後は停止して爪先立ちになると足が攣ってたから、やっぱり限界超えてるんだと思う。当分は走行距離は60km以下に設定しながら様子を見た方が良さそう。
走り過ぎて股ズレした。あとおしっこする時痛い(>_<)。エンデューロレースと同じ症状だけど、下腹部が極度に圧迫されるからだと思う。これって慣れでなんとかなるんだろうか。やっぱりいきなり90kmは走り過ぎだった。
琵琶湖湖岸道路はフラットで快適だけど、手ぬるい感じ。楽しくサイクリングするにはうってつけだけど、関ヶ原の峠を越えてあの道路を走ると拍子抜けする。ただ、自転車はよく見かける。チームで走っている人も見かけるから、刺激になったり勉強になったりはするかも。あと、チャリガールとか初めて見た。釣られたのはチャリガールに、ではない。断じて。恐らく。多分。きっと。
国道365号はなるべく避けた方が良い。帰路で無駄なく走る為に通ったけど、大型トラックが頻繁に通る。大型トラックは自転車を避けにくいから、こちらも気を使う。幸い歩道がかなり広く整備されていて、その割りに歩行者や自転車はほとんど見かけないから歩道を走れば良いんだけど、ロードバイクで歩道を走るのは苦になるかもしれない。同様に、国道21号や国号8号も自転車では走りにくいと思う。農免道路は交通量が比較的少ないから自転車でも快適に走れる(えげつないアップダウンが有るけど)。



とりあえず聖地巡礼は果たした。次はほどほどにしておこう。あと、オシャレでイケてるサイクルキャリアを使って快適な琵琶湖湖岸道路だけ走るなんて事も可能だけど、多分やらない。