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シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 広大な山林は全然自由じゃない










先日、テントで泊まる為に独りで山に登ってきたんだけど、この近辺の山には熊は居ないと聞いていたし、見かけたという話も聞かなかった。だから静まり返った山の中で独りくつろいできたんだけど、ここ最近うるさいんだ。「クマが出たから気をつけろ」って。
事の経緯はこう。



三重県プレスリリース 平成27年5月27日】
滋賀県多賀町で発生したクマによる加害事故について
5月17日にいなべ市で、イノシシ捕獲用に設置した箱檻にツキノワグマが捕獲され、三重県自然環境保全条例に基づく三重県指定希少野生動植物種であったことから、三重県の野生動物保護等緊急対応マニュアルに従い、発信器を装着し、同日、滋賀県との県境付近に放獣しました。
本日(5月27日)、午前9時頃、滋賀県庁から、「本日、早朝に滋賀県多賀町樋田において、老人(88歳、女性)がクマに襲われ、重傷を負った。」との情報提供があったことから、再度、放獣地点の確認を行ったところ、滋賀県多賀町内であったことが判明しました。この放獣に関して、三重県滋賀県に情報提供を行なっていませんでした。
加害したクマは、三重県が放獣したクマであるかどうかは不明です。

三重県プレスリリース 平成27年5月28日】
滋賀県多賀町で発生したクマによる加害事故について(第2報)
本日、放獣したクマの現在位置を特定するため、三重県から2名の調査員が電波受信機を使って、捜索を行いました。
午前中に滋賀県多賀町地内を捜索しましたが、受信することはできませんでした。午後からは保護した場所に近い、いなべ市北勢町から岐阜県にかけて探索を行ったところ、午後4時36分に、放獣したクマが、三重県岐阜県の県境付近の岐阜県海津市付近に存在していることを確認しました。

海津市プレスリリース】
養老山地にクマが逃げ込んだとの情報が三重県よりありました。

クマ出没情報ブログより




とても複雑な気持ちになった。鈴鹿の山も、養老の山も、広大な山々といった感じはしない。人間の生活が麓まで入り込んでいるし、気軽に登れる人気の登山道が張り巡らされてる。そんな状況の中で、野生のクマが生きていけるものなのかな。大人のクマになるまで成長する事が出来るのかな。大人になって、子を産み、育てていく事が出来るのかな。捕獲されたクマはそんな希少なクマで、だから保護されて放たれたんだと思う。でも、人を襲ってしまったからには見つかったら殺されてしまうんだろうな。今、小学生は保護者同伴で集団登校しているらしい。放さずに殺せばよかったのにって言う人は少なくないかもしれない。

テントを買ってから知ったんだけど、山の中とはいえ何処でも自由にテントを張ってはいけないらしい。決められたテン場を利用しなきゃいけない。自然を守る為にはやむを得ない事なんだろう。でも、じゃあ野生のクマは守られるべきものじゃないんだ。
じゃあどうしたら良いのか?って言われても、どうする事がベストなのか分からない。でも、人ってつくづく勝手な生き物なんだなって思う。規制しなきゃ一部の身勝手な人達によって不都合が生じてしまうっていうのは理解出来るよ。登山ブームの今、山に入る人の数は膨大だ。だけど、街を抜けて広大な山々へ出掛けたって、全然自由なんかじゃないよ。広大な自然の背景に、人のエゴが見える。