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シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉

レビュー






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悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ―。七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。なにげない日々の中にちりばめられた、「コトバ」の力がじんわり心にしみてくる人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説。
★★★★★




レビュー
何処かでおすすめで挙げられていた小説。先日図書館の在架を確認して借りに行ったら借りられていた、という小説。返却されたので読んでみた。
若くして未亡人になっちゃったテツコとギフ、死んでしまった一樹を中心に、彼らを取り巻く人々の様子や別視点からの彼らをゆるく描いている。それぞれのエピソード毎に違う人物からの視点で描かれる短編形式で、そのどれもが良かった。冒頭では「ムムムが笑った」とか書いてあってナンジャコレハ?って思ったけど、読み進めると意外にもどれも良かった。
都合が良いといえばそうかもしれない。それに何か劇的な展開が有ったり、感動的な結末が有る訳でもない。でも凄くしみじみと染みわたる。それが多くの人に受け入れられるのか、僕の偏った好みなのかは分からないけど、この小説が良いと思えて他の小説は良いと思えないその理由は一体なんだろう?って考えた時に、多分この小説に登場する人物が僕の理想とする人物像だからじゃないかと思った。ゆるゆるでサバサバ、一見抜けている様で、でも押さえなきゃいけない所はしっかりと押さえる。つまりは「大人」なんだと。だから読んでいて心地良かった。久しぶりに良かった。単行本は何だけど、文庫くらいなら買っても良いと思えた。
読後に知ったけど、NHKBSでドラマ化されていたらしい。















ブックマーク Sprout/スプラウト【グリーン】 2240GR

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