※コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。
2015年10月17日(土)晴れ
三国岳・烏帽子岳(鈴鹿山系)に登る。
08:15 駐車場 無風 14℃
10:00 尾根
10:35 三国岳 無風 14℃
11:40 三国岳最高点 無風 14℃
11:45〜12:45 三国岳・烏帽子岳間鉄塔 微風 14℃
13:15 烏帽子岳 無風 16℃
13:10 分岐 微風 15℃
14:15 駐車場 無風 17℃
駐車場発〜駐車場着 10.8km 6時間00分(休憩含む)
駐車場標高:247m 最高点:901m 標高差:654 累積標高登り:872m
道中の飲料水 1.2L(お茶1.0L コーヒー0.2L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(未着用) 防水防風パーカ(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(薄)
靴 トレッキングシューズ
他 ゲイター 帽子 グローブ
少し風邪気味だし、天気もイマイチそうだし、週末は子供の送迎してごろごろしようかと思ってたんだけど、前日の21時頃になって奥さんが「明日どうすんの?」って言うもんだから、行けるものなら行きますよ。今度は鈴鹿山系の低山、三国岳を目指す。地味な山で取り立てて特徴の有る山ではないし、去年一度登っているし、今更登らなければいけない山でもないんだけど、山登りを始めたばかりの頃に森の友達Mックマさんが独りで登りに行って「道が無い!散々迷った。マジでびびった!もう二度と行きたくない!」って言ってたもんだから、面白そうじゃない(・∀・) 散々迷いそうな山、行ってみるよ。
アクセス
岐阜方面からだと国道365号を南へ。養老カントリークラブ方面へ三叉路を右折(見通し悪い&対向車のスピード速いので注意)。道なりに進み養老カントリークラブを目安に右折して県道139号を進む。養老カントリークラブを通過して、時山バンガロー村まで道なりに直進。赤い橋が目印。バンガロー村はゲートが閉まるので、ゲートが開いていてもバンガロー村の駐車場には停めない方が良い。
今回のルート
山旅ロガーでGPSのログを取り、カシミールで表示させています。
時山バンガロー村を起点に、阿蘇谷ルートで三国岳へ登る。後、烏帽子岳へ縦走し、西北尾根新ルートで下り周回する。
GPSのデータはこちら
マイナーなルートは登山口を見つけるのが大変なんだけど、どうも時山バンガロー村近辺のよう。バンガロー村のゲートは閉まってる。橋の付近に車を停められるスペースが有った。ゴルフ場を過ぎると散々な道になるかと思いきや、奥に集落が有るから綺麗な舗装路。
登りは谷ルートを使う。三国岳を目指すなら谷ルートの方が近い。烏帽子岳を目指すなら尾根ルート。谷ルートはバンガロー村を通り越して少し進むと小さな橋が有る。橋に丁寧に標識が有る。阿蘇谷ルートって言うらしい。
なにこれ?ハイキングコース?そういや美渓谷って書いてあったっけ。美しい谷間はみんな大好きだよね(*´艸`*)
2つ目の分岐を直進すると、沢の合流地点。ルートは右。右から合流する沢は無いので、右が目的の沢になる。支流に入らない様に。沢に入ると歩きにくくなるものの、トレースっぽいものが有るのとマーキングもとりあえず有るし、沢沿いだから迷う事も無いはず。
ワサビ田を進むと鉄製の階段が有る。階段を登り、マーキングは尾根を登って行ってる。僕はルートは終始谷沿いだと勘違いしていて、そのまま谷を直進してしまう。
だんだん急斜面になってきて、あれ?ルートどうなってんの?って確かめて、先ほどの階段付近で尾根に登らなきゃいけない事に気付いた。地形図で見ると谷の先は急峻で登れそうにない。階段まで戻ろうかな?って思ったんだけど、右(西)に少し巻けばフラットな地形に抜けられそうなので、右に巻きながら登ってきた。
フラットな地形に出たら左(東)寄りに進めば登山道と合流するはず。って左寄りに進んだものの、このまま南に直進して尾根を目指しても、傾斜はキツくなさそうだから登れそうだよね。ルート以外でも歩けるんだけど、ルートを外れると野生動物のテリトリーに侵入する可能性が有って思い切りチリンチリン鳴らす。熊避けの鈴は伊達じゃない。(´д`lll)
南に直進して尾根に出た。丁度803m付近。マーキングのリボンが有る。
803mから烏帽子岳。思ったよりも離れてない?(-""-;)
803mから三国岳へ向かう。尾根沿いの下りだけど、トレースがよく分からない。低木の木々が邪魔で三国岳が確認出来ない。コンパスと地形図で進行方向を間違えない様に。
ある程度下ると痩せ尾根になって歩ける場所が制限されるから分かりやすくなる。
視界が開けた。意外に良い天気。霊仙と伊吹山が良く見える。
三国岳。スタートから2時間20分。麓の標識に書かれていたコースタイム通りだけど、途中変な所を歩いているから所要時間はアテにならない。
三国岳から鈴北岳、御池岳方面。このまま縦走路が続いている。
少し進むと三国岳の最高地点。三国岳も三国岳最高地点も誰も居ない。
三国岳から烏帽子岳を望む。左下に見えるピークを経由して進むはずなんだけど、三国岳〜烏帽子岳の縦走路が分からなくて、地図とコンパスを握り締めてしばし悩んだ。
縦走路への入口は、三国岳から少し西へ下った所に有った。マーキングは有るけど標識は無い。前回歩いた時は烏帽子岳から三国岳へ歩いたから迷わなかったんだ。
鉄塔に出た。先っちょに烏帽子岳が見える。
色付いた烏帽子岳。まだもう少し掛かりそうだから、鉄塔下で昼食にする。
今日は低山だし、ご飯炊いてみた。ソロで日帰りでガスや水を持って行くのは面倒だし、しかもご飯炊くなんて面倒臭いにもほどが有るんだけど、ソロだと延々とただひたすらに歩いてしまうからこういうムダな事でもしなきゃ休憩しないんだよね。綺麗に炊けた様に見えるけど、風で火が消えない様にしていたら火力が強過ぎて焦げた。こんな風通しが良い所で炊くんじゃなかった。
烏帽子岳付近は紅葉しているものの、発色はあんまり綺麗じゃない。
烏帽子岳山頂。週末なのに意外にも誰も居ない。低山歩くには良い時期なんだけど。
烏帽子岳から東を望む。画像では分からないけど、養老山脈の向こうに名古屋の駅ビルが見える。
烏帽子岳から下る。三国岳への縦走路を少し戻る形になる。烏帽子岳山頂直下に登山道分岐。これは以前歩いたルート。
烏帽子岳から時山バンガロー村に下るルートは標識が掛けてある。でも踏み跡はくっきりハッキリって感じではない。マーキングは有るけど、鉄塔の巡視路と合流するまでは間違えやすい。
だいぶ下って来たかな?って思ったらまだ中腹の鉄塔だった。親子鉄塔。
朝出発する時に車が来てゲート開けてたけど、ゲート閉まってる(笑) 徒歩なので適当に乗り越える。
橋の欄干に標識。二度と歩くかっ!って言う程のルートではなかったから、多分Mックマさんは崩壊した後、ルート整備される前に歩いたんじゃないかな。
ルート
阿蘇谷コース〜三国岳
綺麗な沢を登って行く。思いのほか整備されている。沢を直進する辺りは少し不明瞭になるものの、わりと歩きやすくて良かった。ワサビ田跡の先の階段付近から尾根に取り付くけど、尾根を歩いていないので終盤の状況が分からないのと、何処に出るのかが分からない。比較的丁寧にマーキングされていたので、マーキング通りに歩けば問題ないと思う。
烏帽子岳〜三国岳
トレース、マーキング有り。バリエーションルートと言うほど酷くもないけど、明瞭なハイキングコースではない。今回は三国岳から縦走路に入るポイントで悩んだ。烏帽子岳から縦走路に入る付近も意外に不明瞭(どうとでも歩けてしまう)なので注意が必要。
西北尾根新ルート〜烏帽子岳
特筆するような素晴しいポイントは思い浮かばない。周回に使うには便利かもしれない。大半は鉄塔巡視路の為、明瞭で歩きやすい。一部不明瞭な個所も歩けど、マーキングは施されている。登りは良いけど、烏帽子岳から下る際に支尾根に逸れてしまいそうになった。トレースとマーキングは有るので、しばらく進んでもトレースが無い、マーキングが無い、やけに歩きにくいという時はルートを間違えている可能性が有る。
参考
同コース(参考にさせてもらいました)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-644792.html
狗留尊山(くるそん)〜烏帽子岳(えぼし)〜三国岳縦走
http://kotokekeblog.blog.fc2.com/blog-entry-748.html
感想
Mックマさんが散々な目に遭ったっていう登山道だから期待して行ったんだけど、意外に普通だった。でも歩いている人は多くない。それよりも予想外な所で悩まされた。
不明瞭なルートを歩く時って、ルートを忠実に辿る事はあまり重要じゃないんだ。トレースが薄かったり全く無かったりしたら外れてしまっても無理は無いし、崩落などにより本来のルート通りには歩けない場合だって有る。それよりも、自分が今何処に居て、どっちに向かっているのかを把握している事の方が大事だと思った。でもルートを外すと大した斜面じゃない様に見えても非常に歩きにくくなるから、意図的にルートを外れる以外はルート上を歩くのが一番効率が良い。
ルートにしてもご飯にしても色々失敗したものの、失敗はした方が良いと思う。同じ失敗をしなければ良い。失敗した分だけ経験とノウハウを得て、それは自分の山行を確実なものにしていくだろうし、誰かと共に歩く時にはフォロー出来るだけの余裕になるはず。
とは言うものの、どんどん変な方へ行ってる。眺望とか紅葉とか気にせずに変なルートを歩きたいって思う変な人になっちゃってるんだけど、自分のギリギリとかドキドキとか知ってしまうと、ついつい変な所歩きたくなっちゃうんだよね。この先は、クライミングなのか、藪漕ぎなのか、沢なのか?