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目指すのはジャンガリアンな生き様

 冬がはじまるよ2015 オクトス オリジナル アルミワカン









ワカン買いました。
「ワカン」というのは、雪深い場所での歩行を容易にしてくれる道具の事で、その昔は竹や木製で作られていたカンジキの事。今は丈夫で軽いアルミパイプ製が主流。
昨シーズンまでは安物のスノーシューを履いて山を歩いていたんだけど、結構ハードな斜面も安物スノーシューで歩いてきた。安物買いで数々の失敗をしてきたものの、このスノーシューに関して言えば充分元は取れたと思えるほど歩き倒した。
じゃあ何で改めてワカン買うのか?というと、よりハードなコンディションで歩く事を考えたら、もう安物スノーシューでは限界なのです。特に「急斜面の直登」と「急斜面のトラバース」は致命的と言えるほど弱いのです。体力でカバーとかそういうレベルではないのです。登れないし、落っこちる。
本当はMSRのスノーシューが欲しい。もし買えるならMSR買うに決まってる。ただ、僕の使用状況を満たすMSRのスノーシューは3万円以上する。

MSRでも安い物はあるけど、それはスノーハイク程度を想定している物でそれでは買う意味が無い。他にも、モンベルのスノーポン、シンコウカンジキ等も候補に挙げてみたものの、雪上での踏破能力と使い勝手、信頼性、価格のバランスを考えるとアルミワカンの方が良いんじゃないかと考えた。
アルミワカンの長所は
・極めてシンプルな構造(破損しにくい/破損してもリカバリーが容易)
・アイゼンを装着したまま使用できる
・軽量&コンパクト
・安い
短所は
・浮力が低い(雪面で沈む)
・装着が面倒(バンド締め)
・グリップ力に疑問(爪が2本のみ)
ヒールリフトが無い(踵を上げて急登を容易にする構造)

長所と短所を考えると、ワカンは予め沈む事を想定しているんじゃないかと思う。スノーシューの様にほとんど雪に沈まない物だと、雪上を滑ってしまう。多少沈ませる事でグリップを確保してるんじゃないかと。沈む分歩きにくくなるけど、急登やトラバースも「出来なくは無い」というレベルは維持出来るんじゃないかと。そうすると闇雲に浮力を上げるのは良くないのかもしれない。あくまで想像だけど。



前置きが長くなったけど、買ったのはオクトスというメーカーのワカン。

以前山岳テントで検討した登山用品メーカー。コストパフォーマンスは良さそうだけど、アルミワカンと言えば、エキスパートオブジャパンかマジックマウンテンが主流。見た目は大差無い。性能的にも多分大差無いんじゃないかと思う。違いは、エキスパートオブジャパンのワカンは若干軽い。マジックマウンテンのワカンは爪がボルト固定なので交換が可能。という事くらい。ちなみに両社共フラット型と爪先が上に曲がった型の2種類が有る。アイゼンと併用する場合はフラット型を選ぶ必要がある。
で、何故主流の2社の製品を買わなかったかというと、安かったから(またかよ!)。小傷有りという新品未使用品が5981円で売っていた。上記社の中古が4〜5千円程度で取引される事を考えたら、ヘタな中古買うよりはずっとマシかなと。どうせ山で使えばすぐに傷だらけになる物なんだし、構造は他社と変わらないんだし。




オクトスのオリジナル アルミワカン。何処に小傷が有るんだろう?っていうレベル。ピカピカのアルミ製だから、そりゃ傷も付くわな。ベルトにオクトスのロゴが入っているけど、見た目はどのメーカーも大差ない。






爪はマジックマウンテンと同様のボルト固定。パイプの継ぎ目に、補強の為インナーパイプが挿入されているらしい。爪カバー付き。






使う時はこんな感じになる。ベルト固定が煩わしいかなと思ったけど、慣れればそれ程手間にはならないかも。ワカンをひっくり返して爪を上向きにすると、アイゼンを靴に付けたままワカンが履ける。いちいちアイゼンを付けたり外したりしなくても良いのは便利。





正直な所、金が有るならMSRを買うし、他人に勧めるならMSRを勧める。森の友達Mックマさんがワカンを使っているけど、子供のMSRと履き比べたら雲泥の差で「ワカンなど履いていられるかヽ(`Д´)ノ」と言っていた。なのに性能的に劣るワカンを買ったのは、使用中に壊れる危険性が低いって事と、弱点を自分なりに改造出来る余地が有るんじゃないかという目論見も有っての事。実際に使ってみて手を加えてみたいと思う。




追記
その後山岳用スノーシュー買い直しました。
http://singlesmile.hatenadiary.jp/entries/2016/09/25