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目指すのはジャンガリアンな生き様

日本百名山って一体なんだろう

会社の山友が「今年中に15は踏破したい」と言っていたら、知り合いの登山仲間に「え?たったそれだけしか登ってないの?」って言われて、不愉快な思いをした。という愚痴を聞かされた。「そうだね。百名山に登る事だけが偉いわけじゃないのにね」と慰めておいたけど、本当に僕にはどうでもいい事だと思う。

登山をしない人にはピンと来ないだろうけど、日本百名山っていうのはその昔、深田久弥という小説家が選んだ山々の事。僕は本格的に登山するまで知らなかった。何か公の機関が選出した山々かと思ってた。

誰もが最初は初心者で、近くの低山から登り始めたりとか、経験者に連れて行ってもらったりとか、そういうスタートだったんじゃないのかな。いつから「百名山に登ること」が目的になった?山頂を踏むことが絶対条件になった?それは「登山を楽しんでる」って言えるのか。

僕はもう良い。バイクの時もそうだった。「僕の趣味はバイクしかない」と思い込んでストイックに突き詰めていた。何km走ったとか、どこにツーリングに行ったとか、何km/h出したとか、誰それよりも上手いとか、そんな事はどうでも良いんだ。距離を置いて冷静に考えると、世の中にはバイク以外にも面白い物事が沢山有る。別に初心者でも中途半端でも自分が楽しければ良いんだと今は思える。

山だって同じだと思った。百名山とか有名な山とか、そんな事じゃないんだ。自分の限界を感じて打ちのめされたり、声も出ないほどの感動を覚えたり、空気の薄さを感じたり、そういう身体全てで感動したい。つまり、「あぁ、僕は生きているんだ」って実感したいんだ。

好天の週末に山に出掛けることは出来なかったけど、それが全てじゃない。次はどの山をどうやって登れば良いんだろう?って考えいた。

 

 

 

んだけど、先の会社の山友から「オレは百名山の山頂に立てたら良い。車でもロープウェイでも何でも良いし、一番楽なコースで登って山頂で写メ取って登山バッジ買えたら良い。」って言われた。

お前もか!