シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

乗鞍岳 サイクリング+トレッキング

※コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分注意して下さい。

 

2016年6月11日(土)晴れ
乗鞍スカイランを自転車で走り乗鞍岳に登る

 

07:05 乗鞍スカイラインゲート前駐車場 無風

07:40 夫婦松駐車場 無風 15℃

10:00 畳平 微風 11℃

 自転車登り2時間55分

10:35 富士見岳 微風 11℃

10:55 肩の小屋 微風 11℃

11:35 剣ヶ峰 微風 11℃

12:35 肩の小屋 無風 11℃

13:10 大黒岳 微風 11℃

13:30 畳平 無風 12℃

13:50 亀ヶ池周回路

14:20 畳平 無風 11℃

14:50 乗鞍スカイラインゲート前駐車場 無風 13℃

 

 

 

乗鞍スカイライン 29.16km(往復) 登り2時間55分(休憩含む)

畳平~剣ヶ峰 8.8km 畳平2726m 剣ヶ峰3025m 標高差:299m
道中の飲料水 1.8L(お茶1.3L ジュース0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(自転車下り) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(中厚)
靴 DOLOMITE CONDOR CROSS GTX
他 ヘルメット(自転車) グローブ サングラス

 

 

先日笠ヶ岳でハードに歩いて、あれはやり過ぎた、もっとのんびり歩こう、って思って次の山を考えてたんだけど思い浮かばなくて、そういえば去年登り損ねた乗鞍に登ろう。天気予報を見ると土曜日は穏やかそうで、乗鞍日和になりそう。

 

 

アクセス

 岐阜方面からだと国道156号を北上。郡上八幡で国道472号へ(高山方面の標識有り)。道なりに進んで県道73号へ(せせらぎ街道)。高山市街を抜けて国道158号へ(平湯温泉方面)。乗鞍スカイライン方面へ左折。ゲート前に無料駐車場が有る(トイレ・自販機等無し)
高速を使うなら東海北陸自動車道の飛騨清見ICを経由し、高山西ICで国道158号へ。

 

ルート

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今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

詳細地図とGPSのデータはこちら

畳平(バス終点)からのトレッキングのログ。剣ヶ峰以外のピークも登っている。

 

 

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5時位にゲート前に着いて仮眠する。今の時期は7時ゲートオープン。6時半にゲートの係のおじさんが来たので「今日は自転車通れますか?」って尋ねたら、パトロールが6:45位にならないと戻ってこないのでまだ分からないって言っていた。でも天気は穏やかそうで大丈夫だった(自転車通れない時有り)。7時前には僕の他に車(自転車)が3台と自走の人が1人。

 

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準備して7時スタート。ガチのヒルクライマーが追い越していく。なんだよそのスピードは。ガチのチャリダーはともかく、ミニベロのバックカントリーボーダーもあっと言う間に行ってしまった。あれ?もしかして僕相当遅い?

 

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夫婦松駐車場。前回ガスって見えなかったけど、あれが乗鞍方面らしい。遠いんすけど(-""-) 乗鞍スカイラインは15km有る。僕の速度が4~5km/hなので、3時間位掛かる計算。

 

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ヒルクライマーに抜かれ

 

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バスに抜かれ。朝7時からしばらくは車が結構通る。畳平で働く人たちだと思う。8時過ぎから観光バスが通る。みんな自転車は上手く避けてくれるけど、バスは車体が大きいからどうしても近くなる。

 

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スカイライン終盤になって開けてきた。終盤なのに尋常じゃない速度で抜かしていく。ガチなチャリダーは1時間強位で上ってしまうんじゃないか? しんどい。ヒルクライムが目的じゃないので所々で休憩入れる。路肩の駐車スペースに寄せてエネルギー補給する。

 

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良いロケーションですよ。超しんどいけど。

 

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大した斜度じゃないんだけど僕の脚力ではスーパーローギヤしか使えない。で、時速4km/h。歩いた方が速いんじゃね(-""-) 4kmでは羽虫も振り払えなくてハエにたかられるおっさん(-""-)

 

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良い道。自転車無料って何だか申し訳ない。500円位払っても良い気がしてきた。

 

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道中にも面白そうなピークがいくつか有る。でも多分入れないんだろうな。

 

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3時間漕いで畳平。もう充分やりきった感が・・・(-""-) トイレ横に自転車スタンドが有るんだけど、MTBのタイヤは太過ぎて入らない(-""-)

 

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とりあえずみんな大好き剣ヶ峰を目指すか。ってか剣ヶ峰どこ?しばし地図とにらめっこする。どうやらあの林道みたいな道を行くらしい。ほぼ観光地化されてるんだからもっとルート表示有っても良いんじゃないかな。

 

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とりあえず畳平から目の前の富士見岳を経由していく。富士見岳に登らなくても林道を歩いて行けるけど、大したピークじゃないから登ってもしれている。

 

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富士見岳から畳平。畳平の左手に見える恵比寿岳が面白そうなんだけど登れないらしい。

 

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富士見岳から剣ヶ峰方面。あれ?意外に結構遠い・・・

 

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遠いけど林道。登山気分盛り上がらねー

 

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バックカントリーの人は一体どこで滑ってんだ?って思ったら剣ヶ峰手前の雪渓で滑ってた。沢山滑ってる。

 

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剣ヶ峰麓の肩の小屋。ここまでは車が通れる林道。

 

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肩の小屋からは登山道らしい登山道。ここから本格的に登る。標識では肩の小屋から剣ヶ峰まで50分とある。

 

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少し雪渓が有るけど凍ってないからアイゼンは要らない。不慣れな人が多くて雪渓で渋滞する。やだー!こわーい!うふふー!ってみんなで言うのも楽しいだろうね。ソロのむさいオッサンは「うふふー!」って言う相手が居ないので脇をガシガシ歩いてパスして行く。

 

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道中から乗鞍エコーラインを見下ろす。気持ち良さそうな良い道。

 

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剣ヶ峰脇のお鉢。お鉢巡りしたい。

 

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最後の岩の急登を経て

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剣ヶ峰。剣ヶ峰って3000m有ったんだ。向こうに面白そうなピークが続いている。大日岳と屏風岳。

 

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剣ヶ峰から先のピークに行けないか眺めていたら、コルに下るルートが有る。真新しいマーキングが有る。剣ヶ峰下を巻いていく。

 

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剣ヶ峰からコルまで下った。ただ、ルートは大日岳(画像手前)の左へトラバースしていく。麓からの登山道だ。大日岳へ向かうルートは無い。登れそうなので進みたかったんだけど、立ち入り禁止の看板が有る。看板が無ければ進むんだけど、立ち入り禁止表示を無視してまでは進めない。

 

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仕方ないので戻る。剣ヶ峰山頂直下に小屋が有る。登りで通ったルートとは違うのでうっかりスルーしてしまう。

 

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お鉢巡り出来なかったので、戻るついでに大黒岳に登る。ほとんどの登山者は剣ヶ峰を目指し、剣ヶ峰方面ではない大黒岳に登る人はとても少ない。ピークに風除け程度の小屋が有る。

 

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地味な山だなって思ってたら、大黒岳の先にもルートが続いている。いや、これ開放的で素晴らしい。どこまで行くんだろう。こっち歩いても良いな。

 

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一旦畳平まで戻り、亀ヶ池を周回するルートを歩く。こちらは登山者というより大半が観光客メイン。ぐるりと回って畳平の反対側まで歩けるけど、周回は出来ない。

 

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畳平の反対側地点から恵比寿岳を望む。恵比寿岳面白そうなんだけどな。畳平駐車場からルートらしき踏み跡が見えるから登れるのかと思ったら、今は立ち入り禁止になっているとパトロールのお兄さんが言っていた。

 

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畳平に戻って帰る。下りは少しガスったけど、わりと良い天気だった。

 

 

ルート

乗鞍スカイライン

開通期間でも天候によっては通れない場合が有る。バスは良くても自転車はダメというケースも有るし、自転車がOKかどうかはゲートオープン直前にならないと分からないので、なるべく穏やかな天候の時を狙って行くべき。

晴れていてもガスったりするので、ライト+テールライトは有った方が良い。

片道15kmのヒルクライム。ヒルクライマーならパラダイスで自転車漕いでいる人はそこそこ居る。下りは速度が乗るので注意。事故が多発すると自転車も規制の対象となりそうだけど、自転車事故のニュースを見掛けない所を見るとみんな紳士的なのかも。

ヒルクライムオンリーならともかく、剣ヶ峰まで歩こうと思ったら体力を温存しておく必要が有る。ヒルクライムだけでも相当体力を消耗する。

畳平~剣ヶ峰

肩の小屋(剣ヶ峰麓)までは林道歩きでお散歩レベル。その先は歩きにくい岩場や雪渓、急登等有るのでお散歩気分では危ない。距離、標高差は大した事は無いので登山やっている人なら畳平からでは物足りないかもしれない。

 

感想

乗鞍までのドライブ、乗鞍スカイラインのサイクリング、剣ヶ峰までのトレッキングと、トリプルコンボで充実した行程。になるはずだったんだけど、自転車のヒルクライムではコテンパンにやられ(別にレースじゃないんだけど)、面白そうな山々はことごとく登れず、なんともモヤモヤした山行だった。乗鞍は登山者や観光客が多く、山岳パトロール員も居るので立ち入り禁止区域に入るのは無理。

乗鞍スカイライン、エコーラインが自転車に対して開放されているのは、何だかとても特異な感じがした。一般車両通行止めの理由が「環境保護」だから、エコロジーな自転車は規制しないというのはもっともな話なんだけど、大型バスも通るけど自転車レーンが有る訳でもなくて、よく規制対象にならなかったなぁと感心する。それでも事故やトラブルが有れば規制されかねないので、明確なルールは無いのかもしれないけどモラルを守ってこれからも自転車天国で有って欲しいと思う。下りの自転車は車よりも速いので、特に下りは注意が必要。

サイクリング+トレッキングするなら装備は極力軽くしたい。今回のザック重量は10kgオーバーだったと思う。それを背負って自転車漕ぐのはかなりキツい。売店も有るし削れる物は削っておきたい。