シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

SRX-6 ワインディング

 

 

 

試運転と身体慣らしにワインディングへ。その前にサイレンサーを替えておく(結局トラブルでロクに走れていないんだけど)。

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WM(ウェリントン)のサイレンサー。僕が買った物ではなくて、譲ってもらった時に一緒についてきた物。別に社外のサイレンサーでも車検通るらしいけど、わざわざ車検前に替える必要も無いし、車検は平日しか行けないから極力ヘマしたくなかったから車検後に交換した。

ステンレス製の小ぶりなサイレンサーでSRXにマッチするデザイン。ノーマルサイレンサーに比べると「おおぉ!」ってなるくらい図太い排気音になる。シングルの小っちゃくて可愛らしい外見からは想像出来ない重低音。ただ、見た目と音は良いけどパワー的にはどうなんだろう?チャンバーとしての容量がほとんど無いからトルクが細ったりしないんだろうか。パワーUPの定番とされるヨシムラ・サンパーは重たくて不格好なチャンバーを設けているし、ノーマルサイレンサーも容量は結構稼いでいる所を見ると、WMは見た目と音とレスポンスの向上といった感じか。でも大げさな2本出しとかヨシムラサンパーに比べると、コンパクトに収まっていてSRXには似合う。

 

久しぶりに走らせるSRX、結構凄い。弾ける重低音と共に600cc単気筒エンジンのトルクで蹴飛ばすように加速する。速過ぎてコーナーリングで身体の感覚がついていかない。車体が軽いせいか、40馬力しかない単気筒エンジンだけどそこそこ良い加速する。ただスロットルに応じてリニアに加速しようと思ったら3500回転以上は回しておかないと加速がついて来ない。かといって単気筒だから上もそんなに回る訳でもなく、ワインディングを軽快に走るなら4~5千回転前後という非常に狭い範囲をキープしなきゃいけない。なのにミッションは5速しかない。標準のエンジンではもう1速欲しい。

ただ、同時に、これでは今時のバイクと競える様なものじゃないっていう事も分かった。例えばヤマハのR1(とても高性能なバイク)とSRX、僕が乗ったら絶対にR1の方が速い。いくらSRXでギリギリまで頑張ったとしても、R1の前は走れない。バイクって乗る人によって全然違う走りをする物だけど、多少の技量差では絶対的な性能差は覆せない。

それでも、SRXはやっぱりワインディングが一番良い。こりゃ楽しい。サイコーに面白い。何かと競う事に価値を見出す物じゃないんだ。単気筒エンジンのバイクは今でも有るけど、高効率化を突き詰めた今の時代、こんなフィールのバイクはもう無いだろう。

調子に乗って飛ばない様に徐々に慣らしていこうと思う。