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シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

バカバイク

 

 

 

先日のツーリングで一緒に走ったバイクは、ヤマハ・MT-01、ヤマハ・V-MAX(新型)、ホンダ・CB1300ドゥカティ・ムルティストラーダドゥカティ・モンスター800。どれも僕のSRXより高価で高性能なバイクだけど、面白そうだなって思えたのは唯一MT-01だけだった。 例えば、Sさんは「ドゥカティのモンスターは良いぞ。速くて乗りやすくてカッコイイ。」って言うんだけど、確かに僕もそう思うんだけど、でも自分が所有するならそうじゃないんだ。

 もしバイクでレースをするのなら、なるべく速くて乗りやすくて整備しやすいバイクを選ぶと思う。それは「確実に速く走る」事が一番の目的だから。通勤や仕事で使うなら乗りやすさや信頼性や維持費を重視するだろうし、ロングツーリングなら信頼性や積載性、長時間のライディングに適したポジション等を気にする。だけど、単に趣味で乗るならそんな事はどうでも良いんだ。ただ1つだけ、「面白い」かどうかが重要なんだ。

 そういう視点で見れば、僕のSRXは極めてバカなバイクだと思う。これは原付か?と思える様な貧弱なフロトフォークとスイングアーム、120のリヤタイヤサイズは今時のバイクのフロントタイヤと変わらないサイズだ。「こんな折れそうなバイクで!」って笑うけど、僕はそれで良い。

例えばこれが4型(セル始動)のSRXだったなら、フレームもタイヤも近代的になってずっと乗りやすくて速くなる。でもそれはバカじゃない。また、古い旧型のSRXを改造する人も多い。エンジンのパワーUPに始まり、サスペンションの高性能化、フレームとスイングアームの補強、ホイールの軽量化などなど。それはノーマルとは別次元の走りをもたらしてくれるだろう。でも、それってもうSRXじゃないんだよ。あの余りにも貧弱でバカっぽいSRXでは。

だから、僕の古いSRXも走行性能を強化するようなカスタマイズなんかするつもりはない。SRXは折れそうな程貧弱で、どっか飛んで行きそうな程の頼りないサスで、今時キックでしかエンジンが掛けられないというバカっぽさが良いんだと思う。そういうバカなバイクを速く走らせようとあがくのが面白いんだから。最初から良く出来た走るバイクではあがく必要が無いし、快適さや利便性を求めるなら最初からバイクなど乗らない。

誰かに褒められたくて乗る訳じゃない。認められたい訳でもないし、理解して欲しいとも思わない。ただ、この古くて貧弱で頼りなくて遅いバイクに跨ると、僕はニヤけてしまって仕方が無いんだ。