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目指すのはジャンガリアンな生き様

君の名は。

 

 

 

空前絶後の大ヒットアニメーション映画となってしまった「君の名は。」ですが、映画館で観てきました。なんか、すげーお客さんなんすけど。満席なんすけど。こんなに混んでる映画、超久しぶりなんすけど。

内容はまぁ既にみんな書いてるし知ってるよね。高校生の男の子と女の子が入れ替わって、わー!きゃー!っていう話で、「おれがあいつで あいつがおれで」と「時を駆ける少女」を足して2で割って咀嚼して発酵させた感じがしなくもないんだけど、よく考えられたストーリーだったと思う。なんせ新海監督の映画、超綺麗だし、田舎の舞台は岐阜近辺がモデルの様で「おおぉっ!」っていう場面もあるし、それだけでも観る価値は有ると思う。特に、人と人が出会い、その人生が交わってそこからまた新しい人生が続いて行く、という描写は極当たり前の事なんだけど、とても良かった。でも、結末は家族に聞いても「んん?」っていう印象。いや、良いんだよ。良いんだけど・・ってな感じ。個人的には「秒速5センチメートル」の何ともやるせない終わり方が良かったなぁと思うのは、それだけ歳をくったからでしょうか。

あとは、この監督が描く青年は出来過ぎなのよね。今作は田舎暮らしの女の子と対比させる意味も有るだろうけど、何このリア充ぶりは。これ見て軽く死にたくなる少年が続出したり、オレの高校生活はこんなんじゃなかった!!って発狂するオッサンが続出しないか少し心配になる、他人の心配よりも自分の心配しろ的なオッサンですよ。

それと、どうも笑いのツボが他人と異なるみたいで、「ぷぷぷっ!」って笑いそうになる場面でも周りはシーンとしてて、「あれ?今笑う場面だよね!?」っていうのが幾つか有った。具体的には忘れたけど。あれ思いきり笑えないから困る。

前作を見たのが3年前。その時は東海圏で1ヵ所しか放映していなかった事を考えると、この盛況ぶりは驚異的。前作も良かったのに、一体何がこうも違うんだろう。大人の事情なんだろうか。

ちなみに僕の涙指数的には、「言ノ葉の庭」が85で、「君の名は。」は20くらい。頑張ってなんとか耐えれたという感じ。この前のポケットモンスターXYZ(TV版)で軽く涙してしまったので、ポケモンと同等か?。かといって悪い映画というものでもなく、賛否両論有るのはそれだけ話題の作品って事だよね。あんまり売れると興業的な成功を狙い過ぎて(スポンサーとか大人の事情が入り過ぎて)面白くなくなりそうな気もしなくもないけど、新海監督にはぜひともこのまま突き進んでもらいたい。次作に期待。

とりあえず、めっちゃ混んでるけど近くの映画館で観れるのは有難い。

 

 

追記

その後いろんな所でこの映画の考察がなされていて、そんなの好き勝手に看ればええやん。って思ってたんだけど、ちょっと読んでみると、あぁなるほど!って思った。

teramorosu.hatenablog.com

いろいろ考えた末にもう一度観てみるとそりゃ面白いわな。