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 山宿その2 ファイントラック ツェルト1 










仕事の合間にツェルト張ってみた。
登山やらない人の為に簡単に説明すると、ツェルトというのは非常用の簡易テントの事。遭難した時など緊急時に使う為非常に軽量コンパクトで、テント形状で使用する以外にもそのまま被ったり、タープとして使ったり出来る様に1枚布形状になってる。何でまたツェルトを買ったのかというと、遭難覚悟の危ない山登りをするからっていう訳ではなくて、単純にテン泊用に買ったテントが馬鹿デカくてクソ重いから。こんなの担いで山なんか歩けねー!って言ってたら、森の友達Mックマさんに「ツェルトでええやん」って言われた。そっか。遭難した時にも使えるし一石二鳥じゃね?って単純な僕。
ツェルトは各社から販売されていてどれも似たり寄ったりの大きさと値段で迷うところ。比較してみると



アライテント
ビバーグ1 80×210×90 240g 10500円
スーパーライト2 130×210×110 395g 13800円

アライテント(ARAI TENT) ビバークツェルト1 ロング

アライテント(ARAI TENT) ビバークツェルト1 ロング

アライテント スーパーライト・ツェルト1

アライテント スーパーライト・ツェルト1



モンベル
ULツェルト 80×200×90 230g 12191円
ライトツェルト 90×200×100 430g 9429円

モンベル(mont-bell) テント ライトツェルト SPGN [1~2人用] 1122272

モンベル(mont-bell) テント ライトツェルト SPGN [1~2人用] 1122272



オクトス
コンパクトツェルト 100×200×98 375g 8200円

透湿防水ツェルト・ライト

透湿防水ツェルト・ライト



ファイントラック
ツエェト1 80×200×90 235g 16200円

ファイントラック(finetrack) ツェルト1 FAG0104 オレンジ

ファイントラック(finetrack) ツェルト1 FAG0104 オレンジ





形状、設営、大きさ、価格、どれも似たり寄ったり。重量は多少差があるものの、通常のテントに比べたら誤差みたいなもの。なので、価格がベラボーに高いファイントラックは真っ先に候補から外したんだけど、結局ファイントラックのツェルトを買った。理由は防水透湿素材だから。
用途が非常用ならなるべくコンパクトで軽い物で、緊急時しか使わないから快適性も考慮する必要は無いんだけど、積極的にテン泊に使おうと思ったら有る程度の快適性は欲しい。ツェルトのネックは1枚布故の結露。防水透湿素材だと多少は軽減される。みたい。その為に倍の値段出すのか?というのは非常に悩ましい所だけど、朝起きたら結露でずぶ濡れってのはテンション下がるし。
テン泊シーズンじゃないから今買わなくても良いんだけど、テン泊以外でも遭難した時に役に立ちそうだし。






収納時の大きさの比較。左が500mlのペットボトル、真ん中がツェルト+張り綱、右がモンベルのクロノスドーム2(テント)。改めて見ると、クロノスドームって山に持って行って良い大きさじゃないよな。これだけでザックの大半が埋まる。しかも重い(2.4kg)。ただ、クロノスドームが18000円、ツェルトが16000円っていうのも非常に微妙な気がする・・・。
張り綱はアライテントのツェルト用。ファイントラックは1800円もするけど、アライは800円だった。でもファイントラックは5mが2本、アライは4mが2本。実際に張るとちょっと短くて、もう少し長い方が良い。3mmの長めのロープを買い直すかも。





ツェルト本体はペラペラの1枚布。百均のブルーシート並みの厚さでかなり心もとない。その辺は軽量コンパクトとの引き換えだからやむを得ない。ツェルトは床面が割れているので、紐で結んで閉じておく。テント4隅をペグダウン。ポール代わりのストックと、張り綱の準備をしておく。






ストックを立てて張り綱で張る。意外に呆気なく立つ。張り綱がちょっと短くてテンション掛け難い。






中はこんな感じ。かなり狭いけど、ソロで寝るだけなら大丈夫かな? 仮設だからグラウンドシート無いけど、生地がペラッペラなので必須。下が石ゴロなので破れそうで中に入れない。真ん中にストックが立ってるので出入りしにくそう。






頂点部分に換気口が有る。メッシュになっていて虫の侵入を防いでくれる。これもポイント。






モンベル・クロノスドーム2型との比較。面倒なのでフライは張ってないけど大きさの比較にはなるかな。クロノスドームの設営しやすさは秀逸。






幅はクロノスドーム2の半分強くらいか・・・。本当に寝るだけだな。






高さはクロノスドーム2の8〜9割程度かな。ただクロノスドームは天井がアーチ形状なのと、ツェルトは三角で先細りなので高さは単純に比較出来ない。





仮設してみた感想。
意外に張りやすい。ストックを立てるにはバランスを取らないといけないんだけど、意外にすんなりと立った。ただ風が有ったりすると厄介かもしれないし、初めて立てるから手間取ったりした。非常用で持つなら自宅で何度か設営しておかないと、山でいきなり張るのは難しいと思う。張り綱は長めの方が張りやすいし、強度的にも有利だと思う。4mでは短い。テントとして使うならグラウンドシートは必須。しっかりとペグが固定出来る場所か、張り綱を張れる場所なら、ツェルトでもある程度の風には耐えられそうな感じはする。
付属の袋はかなり小さくて、ツェルトを収めるのに相当苦労する。テン泊に使うなら大き目の袋を用意しないと。それでもザックの雨蓋にひょいと入れられるサイズってのは便利そう。
非常に軽くてコンパクトなので、設営の手間を考えてもこれは相当なアドバンテージになりそう。あと、積極的に使うなら専用のポールが欲しいと思うんだけど、ツェルト用のポールってただの1本の棒なんだよね。逆V字のポールなら張り綱1本+ペグ1本(片側)で張れる上に安定性高そうだし、出入りのしやすいと思うんだけど、そういうの見ないけど売ってないのかな。暇が有ったら自作してみるかも。
実際に使用してみたら追記します。