シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 練習5回目









ユニサイクル(一輪車)の練習をかれこれ5回ほどやってるんだけどね。最初の2回は子供の18インチ、のち3回は自分用の24インチ。天気がイマイチな週末、雨の合間をぬって練習してみた。今の所、柵に掴まってなら漕げる。稀に補助無しで5mほど乗れる様になった。と言っても数m程の柵で助走をつけてだから、実際に初っ端から補助無しなら乗れたもんじゃない。ここまでは、一輪車の練習のやり方を紹介しているサイトとほぼ一致してる。自分の上達具合を動画で記録に残しておけば良かったと思いつつも面倒臭いのでやめた。
柵に掴まって助走をつけるのはインチキ臭い気がするものの、練習としてはなかなか良いかもしれないと思った。というのは、初心者が補助無しでスタートするのはほとんど無理だから。助走をつけてなら多少は勢いで乗れる。勢いったって柵から手を離した瞬間に恐怖を感じる。それはもう自分にとって未知の感覚だから。何度も繰り返しているうちにそのうち何となく感覚がつかめてきて、それは普通に出来るようになるんじゃないかと思う。




恐怖を感じるのは、自分にとって未知の感覚だから。全然予想がつかない。例えば昔子供と一緒にインラインスケートをやりたくて買ってみたんだけど、スケートの経験が有ったからあれは感覚がイメージ出来た。イメージ出来ると大抵出来るもので、インラインスケートは苦も無く出来た。だけど一輪車はイメージが出来ない。シートに座り前後左右のバランスを取りながらペダルを漕ぐ、っていうやり方は理屈では分かる。でもじゃあ身体でバランスを取る感覚をイメージ出来るかっていうとさっぱり分からない。それが今何となく分かりつつある、というレベル。上手く行くと柵に掴まっていても「あぁ今乗れている」っていうのが分かる。その感覚がいつでもどんな状況でも出来れば、上手く乗れる様になるんじゃないかなと思うものの、まだ程遠い。
例えば子供が自転車の練習をする時とか、初心者にスキーやスノボの滑り方を教える時、「大丈夫!怖くないから!」って言うのは、自分が分かっているからで、やっている側は未知の感覚なんだから怖いに決まってる。そんな事をポテポテ転びながら思ってた。
知っている事と、出来る事は違う。知っている事と、イメージ出来る事も違う。この歳で、今までの知識や経験が全く役に立たない未知の感覚を体験するってのはとても新鮮で面白い。一輪車やってみると良いよ。ご近所さんには笑われるけどな。