走るには走るんだけど、ちょっと問題が有るハンターカブ。ステップにちゃんと足を乗せられない。
譲り受けた時のまま、多分標準状態のチェンジペダル。ハンターカブ(HONDA CT110)のチェンジペダルは普通のバイクと同じ動作(爪先で上げるとシフトアップ/爪先で踏むとシフトダウン)なんだけど、カブの様にシーソーペダルになっていて、ペダルの後ろを踏んでシフトアップ出来る様になっている。この後ろのペダルがステップよりもかなり上に出っ張っていて、更に横にも出っ張っているから、絶えず爪先立ちみたいな格好になってまともにステップに足を乗せられない。一度後ろのペダルを切って取り除いてしまったんだけど、カブのシフトはかなりストロークが有って硬くて厚めの靴を履いていてもシフトがしにくい。なるほど、「踏む」事を前提にしてるんだ。そうすると後ろのペダルも必要になる。
ノーマルのペダル。後ろ上がり過ぎだろって位上に位置している。ペダルの位置を回転させて下げようとすると、今度は前が上がり過ぎるのと、ステップと干渉する様になる。何ともならない。かといって、ニーグリップも出来ない、ステップにも乗れないバイクなんてまともに操作出来やしない。少なくともオフロードに入るならちゃんとステップの上に立てる状態じゃなきゃダメだろ。
と言う訳で、後ろ側にV字型の切れ込みを入れて下方向に曲げて溶接。下に曲げるとペダルの踏む部分が斜めになってしまうので、そこも切れ込みを入れて水平になる様にしておく。ペダルの途中から折り曲げているので見た目がちょっと不格好だけど、シャフトの固定部から曲げるとステップに当たってチェンジ出来なくなるのでやむを得ない。
取り付ける。ステップから上に出っ張らない。ステップの上に立ってもペダルが邪魔しないので、くるぶしでクランクケースを押さえる事が出来る。かなりライディングしやすくなる。
反面、後ろのペダルが踏みにくくなった。標準状態の様に踵で踏む事は無理なので、ステップから足を浮かせて爪先で踏み込まなきゃいけない。素早くチェンジするには慣れが必要。それでもステップにちゃんと立てるというのは非常に有難い(というか普通はそうだろ)し、チェンジペダルの前側だけでも操作は出来るのでオフロード走るなら必要な加工かなと思う。
ついでにミラーを替えた。ボールジョイントになったオフロードミラー。ノーマルのミラーが拡大鏡(大きく見える)で違和感が有ったので普通のミラーにしようと思ったのに、買ったオフロードミラーも拡大鏡になってた(-""-)。でもかなり安かったからまぁ良いか。
今回の出費
チェンジペダル加工 0円
オフロードミラー(左右) 1700円
送料 800円
計 2500円
少し林道走ってみたけど、なるほど「ステップを気にするレベルではない」んだ(笑) もう少し走り込んでからレビューしてみる。