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目指すのはジャンガリアンな生き様

養老山系 笙ヶ岳散策~小倉山 大洞林道から

 

 

 

 

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2017年9月10日(日)晴れ
大洞林道から笙ヶ岳・小倉山に登る

 

 

07:50 林道脇 無風 18℃

10:45 笙ヶ岳 無風 16℃

12:20 笹原峠 無風 19℃

12:30 小倉山 無風 20℃

12:45 笹原峠 無風 20℃

14:05 大洞登山口 無風 20℃

14:10 林道脇 無風 20℃

 

 

 

 

 

駐車場発〜駐車場着 12.0km 6時間20分(休憩含む)
駐車場標高:529m 最高点:908m 標高差:379m 累積標高登り:883m
道中の飲料水 2.2L(お茶1.7L ジュース0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(長 薄手)
靴 adidas TERREX SWIFT GO
他 帽子 ストック

 グローブを忘れた。持って行った方が良かった。

 

日曜日に出掛けられた。アルプスは日帰りで歩ける良ルートが思い浮かばず、過去に歩いたルートでお茶を濁すのも何だか気乗りしなくて、かといって低山の藪も暑そうなんだけど、歩き始めた頃って、低かろうが暑かろうがモチベーション高かったよな。机上で好条件とか満足度だけ考えていないで、歩きたいと思った所に行こう。って事で養老のバリエーション。

 

アクセス

岐阜・名古屋方面からだと、国道21号から国道365号を南下。上石津第一トンネルを抜けて、ファミマを過ぎて、ひまわり食堂(ドライブインみたいな所)の向かい側の路地を斜めに入る。郵便局・消防署付近の信号を左折しても行ける。川沿いに林道を進むとゲートが有る。車の場合はそこからスタート(ゲートから登山口まで林道5km)。


 

 

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ルート

今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

林道のゲートから登山口まで原付で進む。それほど荒れておらずフラットダートなので走りやすい。ルートではない所を歩いているのと、笙ヶ岳の廃坑を散策するルートも一部間違えているので、ログは参考にしない方が良い。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

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大洞林道は養老山脈の西側(上石津)から登る。林道は登山口手前5km位でゲートが有って車は入れない。

 

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前回同じルートで笙ヶ岳~養老山に登ったので、今回は大洞谷の登山ルートを通らずにフラットな地形(789m地点)まで直登してみる。なるべく歩きやすそうなポイントを探す。

 

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岩ガレの斜面が有ったので、ここから登る。登りにくい。

 

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ふと明らかに人工的な石垣が出てきた。かつての生活の痕跡。

 

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フラットな地形に出た。公園みたい。

 

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良い雰囲気だなぁって散策していたら、古木のウロにスズメバチの巣が・・・(-"-)

 

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フラットな地形を過ぎて、かつての鉱山跡をめぐってみる。笙ヶ岳には昔鉱山が有ったらしい。以前歩いた時に見掛けた登山道みたいな朽ちた道は、かつて鉱山で使われていた道なんだろう。笙ヶ岳の山腹に道らしきものが続いている。

 

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トラバース気味に進む道は分かりやすいんだけど、フラットな所は分からない。んー、方角的にこっち?

 

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笙ヶ岳の西のピークを巻いて行く。ぐるりと回り込むと、急に杉林になった。道は続いてる。

 

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尾根から適当に登って笙ヶ岳西のピークに登頂。あれ?鉱山跡を見過ごして来ちゃった。道沿いに歩いていれば見れると思ってた。地形図とルートは持ってきたけど、どの地点が鉱山跡か分からない。仕方が無いので、笙ヶ岳に登頂。笙ヶ岳には誰も居ない。スタートから3時間くらい掛かっているけど、途中迷ったり寄り道したりしてる。

 

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笙ヶ岳で小休憩するつもりが、あまりにも小バエがうっとおしくて休憩していられなかった。休憩出来そうな所を探して先に進む。笙ヶ岳からもみじ谷に進む。静かで良い雰囲気。

 

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沢沿いの道。良い雰囲気で好きなんだけど、ここも虫が邪魔だな。

 

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もみじ谷を抜けて尾根沿いに小倉山方面に進む。良く整備された明るくて気持ちが良い道。適当なベンチで昼休憩していると、カップルに会った。今日始めた有った登山者。

 

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笹原峠を過ぎて小倉山へ。開放的。

 

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小倉山山頂。良い眺め。風が無くて暑い。

 

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小倉山から笙ヶ岳と大洞谷方面。手前に見える尾根が笙ヶ岳に向かって登っていった尾根。はた目には歩きやすそうに見えるけどルートは無い。

 

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養老の山はまだ暑いかな。登山者は少な目。下る。良い道。

 

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もみじ谷を過ぎて、笙ヶ岳との分岐。大洞林道は直進して沢に下りる。

 

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かつては整備された登山道だったんだろうな。今はバリエーションレベル。

 

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でも野性味溢れる登山道で結構楽しい。

 

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水がしみ出していたりして良い雰囲気なんだよ。

 

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ルートよくわかんないけどね。でも沢沿いだから間違えようが無いし、その点では気楽。

 

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登山口まで戻ってきた。まぁ誰も居ないよね。

 

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登り始めの所まで戻ってきた。暑い。

 

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スタートから笙ヶ岳まで結構時間食ってるのは、途中の広場でツェルト張る練習してたからなんだけどね。買ったは良いけど全然使ってないんだよね。今度テント(クロノスドーム)を友人に譲る事にしたから、ツェルトを何時でも何処でも張れる様にしとかないとテン泊出来ない。結局上手く張れなかったんだけどね。そういうダメ出しする為にも練習して不具合を抽出しておきたいんだけど、近所の公園で張る訳にもいかず、養老山なら丁度良いかなって。手際よく短時間で張れたら休憩の時に使っても良いし、泊りじゃなくてもツェルト張って山でごろごろしても良いし。手軽に持ち運べる分、可能性が広がるよね。



ルート

笙ヶ岳(大洞林道)

野性味あふれる沢沿いのルートでなかなか楽しい。以前はかなり整備されていた様だけど、今現在はトレースは分かりにくくマーキングも少ない。沢沿いなので大体一番歩きやすそうな所がルートになっている。あれ?トレースが無いぞ?という時は渡渉して反対側に進む場合が有るので、 見渡してみると分かりやすい。周回で使う人は居ないと思うけど、登りよりも下りの方が分かりにくい。時間に追われる下りでいきなり使うのは避けた方が良さそう。車やバス等を使う場合はかなりの距離の林道を歩く事になる。そこまでして歩くべきルートなのか?という事で登山者が居ないんだろう。バイクや自転車を利用するなら結構お勧め。

今回は小倉山に向かう尾根でふくろう(後ろ姿しか見ていないけど多分)とリスを見掛けた。低山だけど、結構楽しい。

 

参考

 GPSのログは下記を参考にさせてもらいました。

www.yamareco.com

www.yamareco.com

 

過去のログ

singlesmile.hatenadiary.jp

singlesmile.hatenadiary.jp

singlesmile.hatenadiary.jp

 

 

 

感想

近場の低山だけど、良く歩かれているアルプスや百名山とはまた違った緊張感が有って面白い。養老の笙ヶ岳はバリエーションルートが豊富で、不明瞭なルートを歩く練習には丁度良い。だけど笙ヶ岳では道迷いでよく遭難している。何で迷うのかな?って思ってたんだけど、一般ルートではなくバリエーションルートを歩いているのかもしれない。

 例えバリエーションルートでも、「ルート上」は歩きやすい。ルートを逸れたり、ルートじゃない所を歩いたりするととてつもなく歩きにくい。「道を間違えたのに気付いたけど戻るのが面倒だから進んじゃった」というのは遭難の典型的な例なんだろうけど、そりゃそうだと思う。そのまま進むよりも、間違えたポイントまで戻った方が時間も体力もロスが少ない。だって一番歩きやすい所がルートなんだから。そういうの、地形図や見た目ではなかなか分からないんだよね。

かといって藪を漕ぐのは楽しいもんじゃない。マダニ怖いし、いつの間にやらヒルにも噛まれててた。とは言っても先が見えている山行もワクワクしないし、次はどうしようかな。