シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

うっかり

 

 

仕事でバタバタしている時に、携帯が鳴った。「工場の電線にゴミ引っ掛かってるから取って」って。梯子を掛けて、工場の軒に登り、ゴミを取り除いて、やれやれ。って思った所を写真に取られ、「不安全行為!」って管理職総勢にメール配信された。どうやら先日どっかで梯子から落っこちる災害が有った様で、梯子を使う作業は1人作業せずに1人が梯子支えてろ的なメールが来ていた矢先の事だったみたいなんだけど、忙しくてそんなメール読んでないよ。

大体、梯子を掛ける角度が浅過ぎるから滑って落っこちるんだよ。掛ける角度が急過ぎればひっくり返るんだし、そんな事は見れば分かるし登れば分かるだろ。梯子を設置する床面がフラットか、滑りやすいか、滑りそうなら何かあてがうとか、先端を引っ掛けたり突っ張ったりして転落しない様に措置してから登ってんだよ。何だよもう一人が下で梯子支えてろって。暇なお前が支えてろよ。ってかお前が登れよ。って事は言わずに、管理する側の僕が不安全行為を曝されてしまって、「みなさん気を付けましょう」って朝礼で言うのです。どの面下げて。

 高所作業といえば、先日のビレイ講習以来クライミング(的なもの)に必要な物を調べたりしてピックアップしてるんだけど、僕は知らなかったよ。クライミングってバックアップのロープまで用意するんだ。バックアップっていうのは万が一の時の為の予備のロープ。メインのロープに何らかのトラブルが起きた時でも、バックアップのロープが有るから大丈夫だよ的な。万が一落っこちた時の為のロープに、万が一の事が有った時の為のバックアップ。億が一。実際には1万回に1回よりは落っこちてるかもしれなんだけど、それにしても用心深いんだな。

面倒くさいなぁ。もう適当で良いじゃん。って思う僕は、多分うっかりポカして落っこちて死んじゃうクチなのでクライミングはやらない方が良いと思いました。とか言いながらハーネス買っちゃったけど。