球切れした訳でもないのでどうしても必要な作業ではないんだけど、ヘッドライトバルブ(電球)を交換する。歳のせいとは思いたくないけど、多分歳のせいなんだろうけど、暗いんだよね。運転に困るレベルではないんだけど、安全の為にももう少し明るいと良いな。そこで、少しでもマシなバルブに変更してみようかと思う。
ただ、パッケージの謳い文句では判断出来ないんだよね。明るそうに見える割には視認性が悪かったりするし、「120w相当」とか書かれているけど何も加工せずに出力が倍以上になる訳が無いだろ。何もかもが胡散臭くて何を基準にしたら良いのか迷うんだけど、下記のサイトを参考にしてクリヤなバルブを選んでみた。やっぱり実質的な出力を上げずに明るくしようというのは無理が有るみたいだ。
カーメイト 車用 ハロゲン GIGA クリアパワー H4 3300K BD434
- 出版社/メーカー: カーメイト(CARMATE)
- 発売日: 2013/11/06
- メディア: Automotive
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買ったのはカーメイトのハロゲンH4バルブ。PIAAとかIPFとかレイブリックとかに比べるとカーメイトってインパクト薄いというか地味というかカスタマイズ的な印象が薄くて高性能化が望めない様な気がしてしまうんだけど、実用的な評価は高め。名前で判断しちゃいけない。ハロゲンランプで色温度(ケルビン/K)を無暗に上げると逆効果なので抑え気味な製品を選定する。必然的に地味な製品になるけど求めているのは実質的な明るさだから気にしない。
カーメイトのH4ハロゲンバルブ。2個セットで2844円。もっと安価で凄そうな製品とか、もっと高額な製品とか色々有るんだけど、見た目ではなく明るさを求めるなら無難な選択かと思う。
バルブの交換に当たりヘッドライトユニットを外したり、周辺機器を外したりという事は不要。意外にお手軽。ヘッドライトバルブは奥のケーブルが繋がっている黒色のコネクタ。手前のグレーの丸いのはヘッドライトレベライザ。
ヘッドライトユニットの裏に手を突っ込んでバルブのコネクタを引っこ抜く。結構渋いのでぐりぐりしながら引っこ抜く。コネクタを抜いたらバルブ周囲をカバーしているゴムカバーを外す。引っ張り用の取手が有るので、ペンチか何かで少し引っ張ってやると浮く。後は後ろに引っこ抜く。これもちょっと渋い。
ゴムカバーを外すとバルブにアクセス出来る。針金の様な固定金具をつまんで後ろ側に倒すとバルブがフリーになる。バルブはホルダにはまっているだけで、針金で後ろから押さえているだけ。逆手順でバルブを戻す。バルブのガラス面を触らない様に。奥まっていて良く見えないので、針金の固定具がしっかり固定されているか確認しておく。
純正バルブ(右)とカーメイト(左)。見た目全然変わらない。これで明るくなるんだろうか? 外したバルブは切れた時用の予備にしておく。
実際に夜間に走行してみると、「あれ?ハイビームだっけ?」と思うくらい若干明るくなった印象。それだけ遠くまで光が届いている=光量がアップしている、という事なのかもしれないけど、数値化出来ないので感覚的なものでしかない。10年前の純正バルブとの比較だから、このバルブに交換した事による効果なのかも判断しにくい。
バルブを交換しただけなので驚くほど明るくなる訳じゃない。本当に明るくしたいなら出力を上げるか、HIDに換装する、高出力のフォグを追加する等根本的な構造から変更しなきゃ無理だろう。球が切れたから、という理由で交換するなら良いかもしれないけど、カスタマイズ目的で交換するにはちょっと微妙かもしれない。今まででも困る程暗かった訳じゃないので、若干でも明るくなるのは良い事なんだけど。
余談だけど、三菱アイの取説にはバルブの交換手順まで丁寧に記載されている。世間ではリコール隠しや燃費データ改ざん問題でボロクソな印象になってしまったけど、電子スロットルのフィールとか取説の充実とか、個人的には結構真面目に造られているなぁと思うんだけど。