「エンジンが掛からないからあげる」とホンダのハンターカブをタダ同然で貰った。修理にはそれなりの手間と金が掛かったけれど、今度はそのハンターカブを元に元々欲しかったバイクに替えた。ラッキーだった。こんなに有難い事は無い。って思ったんだけど、思い返せば結構有難い事だらけだった。
ホンダXR600R→スズキDR-BIG（DR750S）
http://singlesmile.web.fc2.com/shareki/xr600r.htm
http://singlesmile.web.fc2.com/shareki/dr750s.htm
まだヤフオクなんて無い頃、個人的な取引はもっぱら雑誌の個人売買欄だった。たまたま見掛けた「DR750S交換希望」の人が近県だったから、手持ちのバイク（XR600R）と替えてもらった。その後DR-BIGは750Sから800Sに代わりトータル7年間乗り、最終的には関西のDRをこよなく愛するライダーに譲った。
ヤマハ ＳＲＸ－６
ヤマハ SRX-6 カテゴリーの記事一覧 - シングル スマイル
僕のバイクの師匠Ｓさんからタダで貰った。ＳＲＸは僕が高校生の頃に憧れていたバイク。Ｓさんが持っていた車両はとても綺麗で、良いなぁ。SRX良いなぁ。って言っていたら不憫に思ってタダでくれた。これはもう感謝のしようがなくて、今でも大切にしている宝物だ。
ＦＡＮＴＩＣ２４７
http://singlesmile.web.fc2.com/gfantic.htm
イタリアのＦＡＮＴＩＣというメーカーのトライアルバイク。ビッグオフ（DR800S）での限界を感じて、ならば「トライアルに乗ろう」という極端な発想に至った時に知人から「要らないトライアルバイク有るよ。イタリア製の凄いヤツだよ。タダであげるよ。」という非常に有難い（？）申し出が有ったので二つ返事で貰った車両。イタリアといえばBETAだと思ってたら聞いた事も無いメーカーで、程度が悪くて次々とトラブルが発生する上に部品の入手が困難で散々苦労した。なるほど、そりゃこんなトライアルバイク余程の物好きでなければゴミでしかない。それでも、本物のトライアルバイクがどういうフィールなのか実感出来たのはとても貴重な体験だったし、古くてマイナーな外国製バイクを整備するのは非常に困難だというのも有る意味貴重な体験だった。今までの車歴の中で一番インパクトの有るバイクだったけど、維持するのが困難なのと普段使いにはあまりにも不向きなのでヤフオクで処分した。後にバイクの師匠Ｓさんからホンダの古いトライアルバイクTLR200を3万円で譲ってもらって乗っていた。古くて性能も低いけどこれはこれで面白かった。
http://singlesmile.web.fc2.com/gtlr200.htm
スズキ VECSTAR125
https://ameblo.jp/single779/themeentrylist-10053075078.html
スズキのヴェクスターという原付2種スクーター。これもFANTICと同じ人経由で「要らないからあげる」と言われて貰った。スズキの125のスクーターといば普通はアドレスだと思うよね。ヴェクスターなんて聞いた事も無いんだけど。と思ったけど非常に綺麗で走行距離はわずか900km。でも外見と裏腹にかなり厄介で、結局エンジンＯＨしてる。整備後は快調で非常に手軽で便利で二人乗りも出来て、都市部で125のスクーターが重宝されているのがよく分かった。原付2種スクーターのポテンシャルは侮れない。だけど趣味で乗る物じゃない。結局ヤフオクで処分した。そこそこの値段で引き取ってもらえたけど、整備の費用と手間を考えたらそれ程美味しくも無かった。
ホンダ スーパーカブ（プレスカブ）
https://ameblo.jp/single779/themeentrylist-10054325357.html
スクーターは足代わりには良いけど楽しくは無い。って事で、丁度バイクの師匠Ｓさんから「要らないからあげる」と言われたスーパーカブを貰った。7万km程走っていたけど整備したら充分使えて、一緒に貰った75ccキットを組んで原付2種登録して乗っていた。カブはシンプルで理にかなっていて本当に素晴らしい。ただ、75ccではヴェクスター並みのスピードでは走れない。出来れば100cc前後のパワーとそれに耐えうる車体が欲しい。その後ハンターカブを貰ったので、代わりに処分した。
それで、今回ハンターカブからXR600R。その他にも、友人から譲ってもらったホンダCBR250F、知人から譲ってもらったヤマハDT200、スズキTS200R、個人売買で購入したCRM250R、オーナーズクラブ経由で譲って貰った非常に希少なスズキDR800Sと、僕のバイクライフは思っている以上に周りに恵まれていた。近くにロクなバイク屋が無かったから自分で何とかするしか手立てが無かったというのもあるけど、それよりもバイクのイロハを教えてくれた師匠Ｓさん（とその周囲の人達）とか、ロクな稼ぎでもない上に小さな子供が居る身分にも関わらずCRMの購入費用の追金11万円を出してくれた奥さんとか、今思えば本当に感謝しかない。僕は友達居ないからな、って思ってたけど、今もこうして乗っていられるのは家族の理解と知人友人に恵まれていたからだし、それらが無ければ今バイクなんて乗ってなかった。
最新の綺麗で高性能なバイクに乗れるなら、それに越した事は無い。だけど、こんな状況でもバイクに乗れるというのはとても有難くて幸せな事だと思う。
