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XR600R 確認と整備

 

 

 

「不動車」として手に入れたホンダのXR600R。現車が確認出来なくて詳細不明の状態で手に入れたので、まずは現状の確認をして必要な整備項目を考える。

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高圧洗車機で汚れを落とし、外装を外す。整備性が良いからこの状態にするまで5分と掛からない。タンデムステップが付いていたり、ナンバー照明灯が付いていたり、元々は結構きちんと仕上げられた車両みたいだ。コンペマシン(競技用車両)を逆輸入してナンバー登録する場合、業者によって仕上がりが全然違うからちゃんと仕上げられた車両だとトラブルが減って助かる。

 

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XRの定番、OZworksのサイレンサーがついてる。OZworksはもう作ってないらしいので貴重な物だけど、評価を見るとかなりの爆音らしい。車検用にノーマルサイレンサーが欲しかった。車検用にディフューザーを自作する予定。

 

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スポークが予想以上に錆びている。表面の錆だけじゃなくて結構進行しているから、スポーク張り替えなきゃならないかも(*´Д`) タイヤは劣化して大きくひび割れているから交換が必要。

 

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まず一番最初に確認したかったのは、スパークプラグに火花が飛ぶかどうか。「放置車両」と聞いていたけど、同じ「放置」でも車検切れとか何らかの事情で乗らなくなって放置したのと、故障して乗れなくなったから放置したのでは後々の整備内容が全然変わって来る。火花が飛べばとりあえず電装は大丈夫だから基本的な整備をするだけで良いけど、火花が飛ばなかったらまず修理から始めなきゃならない。

プラグを外すとイリジウムが使って有った。前オーナーは割と手を入れていたのかもしれない。中古車両を細かく見るとそういう前オーナーの使い方とか嗜好が垣間見れて興味深いんだけど、それよりも火花が飛ばん(>_<)。プラグが悪いのかもしれないからSRX用の新品のプラグを付けてみたけど飛ばん(>_<)。ハンターカブの一件といい、なんかトラウマになりそう(>_<)。

 

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エンジン内部(ヘッド周り)はわりと綺麗。外観は腐食して酷い。

 

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キャブも予想していたよりは比較的綺麗でジェットも詰まってなかった。燃料コックをオフにしておいてくれたからか。でもピストンバルブが固着して動かない。分解して清掃する。

エアークリナーボックスの吸気口についているダクトが無い。以前乗っていたXRも最初ダクトが無くて、スロットルを戻すとエンストするから交差点の真ん中でエンストするとかほんと酷い目に遭った。ダクトを外した状態でちゃんとキャブセッティングしてあれば良いんだけど、単にダクトを外しただけではまともに走れない。前オーナーはこの状態で乗っていたんだろうからセッティングしてあるとは思うけど、調子悪かったら厄介だ。

 

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ジェネレータコイル、エキサイタコイル、パルスジェネレータを確認して導通が有ったから、多分エンジンは分解しなくても良いんじゃないか、と予想してオイルを入れ替える。白濁もしていないし泥水の様でもないし、放置車両の割には意外にマシなオイル。ドライサンプだからオイルタンク(フレームのダウンチューブ)とエンジンにドレンが有る。

 

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放置車両なので、高価なオイルを入れる前に一度フラッシングしておいた方が良いかな。でもフラッシング剤は危ないから使わない。安いオイルを入れて短時間でまた入れ替える。最初はホンダの純正オイルを使おうかと思ったんだけど、今の純正オイル高いのね。バイク用じゃないけどバルボリンの硬いオイルが安く売ってたので、とりあえず試運転が完了するまでコレ入れておく。1リットル698円×2本。

 

 

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ネットでXR600Rの電気回路図を探してきてトラブルシュートする。導通を調べるとコイルは大丈夫そう。イグニッションキーとキルスイッチも正常。そうするとスパークしないのはCDIの不良か?と思ったけど、CDIの良否判定の仕方が分からない。XRに詳しいうなぎ工房さんに聞いてみると、CDIよりもパルスジェネレータの不良のケースが多いと教えてくれた。ネットでトラブルシュートの記事を探していると、XR250Rのコイルの抵抗値を載せてくれている記事をみつけた。排気量が違っても電装はさほど変わらないだろからある程度の目安にはなるんじゃないか。覚書に残しておく。

XR250Rサービスデータ

イグニッションコイル1次側 0.1~0.3Ω

イグニッションコイル2次側 7k~11kΩ(プラグキャップ部)

イグニッションコイル2次側 3.7k~4.5kΩ(ハイテンションコード部)

エキサイタコイル 50~200Ω

パルスジェネレータ 460~570Ω

測定値にバラつきが有って範囲外になる場合も有るけど、測定する端子部分の抵抗でも変わるので0オームとか、1桁違うとか極端な違いがなければ多分大丈夫。測定してみるとどうも悪くなさそう。やっぱりCDIかな。仕方が無いからCDI買うか。と思ったけど、ハンターカブの時も早まって失敗したから念の為もう一度確認しておこう。と、プラグを付けてキックすると火花出た。あれ?プラグコードが短いのと、エンジンの外観が腐食しているので上手くプラグがアースしてなかったのかもしれない。それともCDIが不調だけど一時的に正常になっているだけ?とりあえずエンジン掛けるところまでやって確認したい。

 

良かった。またエンジンバラすハメにならなくて良かったし、これから消耗品や必要な部品を買わなきゃいけないから余計な物を買わずに済んで良かった。まだ当分走れそうにないけど、とりあえず一歩前進。