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目指すのはジャンガリアンな生き様

HONDA XR600R タイヤ交換 シンコーSR244

 

 

 

不動状態で入手したホンダのXR600R。整備が進んだのでタイヤを替える。

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ぱっと見まだ使えそうに見えるんだよね。あんまり摩耗してなさそうだし。

 

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でも劣化が酷い。酷いひび割れしててとても使えそうにないし、こんなタイヤでは車検が通らない。

 

 

以前はエンデューロタイヤ(完全なオフロード用でイボイボしたタイヤ)を使っていたんだけど、それはCRM250でエンデューロレースに使ったお下がりを履いていたから。今後の用途を想定すると8割以上は舗装路になると思うし、そこまでオフでの走破性は重視していない。エンデューロタイヤでは舗装路は不向きだし勿体ないのと、4st大排気量エンジンのマシンは結構どんなタイヤでもオフ走れる印象なのでON/OFFタイヤを履く事にする。

候補に挙げたタイヤは以下の銘柄。価格と取り揃えでマッハで検討している。

www.shop-mach.com

ブリヂストン TW301(F)/TW302(R)

 F 3.00-21 6,400円

 R 4.60-18 7,600円

 ダンロップ D605

 F 3.00-21 6,200円

 R 4.60-18 7,500円

ミシュラン ANAKEE WILD

 F 90/90-21 11,200円

 R 120/80-18 8,500円

ミシュラン SIRAC

 F 90/90-21 6,000円

 R 120/80-18 8,200円

IRC TR-8 取り寄せ扱いの為除外

 

スズキDR-BIGではミシュランのSIRACとか履いていたけど、XRなら価格とバランスでダンロップのD605辺りが最有力かな。ロードバイクのタイヤと比べたら半分以下の値段だけど、それでもタイヤとチューブを新調すると2万円近い出費になる。タイヤは大事だからあんまりケチりたくないけど、もう少し何とかならないかと調べている時にシンコーを見付けた。

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シンコーのSR244。シンコーって聞いた事が無いけど日本のメーカーらしく、でもかなり韓国寄りの企業みたいだ。製造も韓国だし。上記のショップでも取り扱いがあるけど、普通に買うとダンロップD605より高くなる。それならあえてシンコーを選ぶ理由は無いけど、たまたまネットの在庫処分でFが3,490円、Rが4,980円で出ていた。D605との差額は5,300円。実際には送料等有るからもう少し少ないけど、差額でチューブ買えそうだし、ダンロップよりシンコーの方がネタ的には面白そうだし。しかしシンコーのSR244ってIRCのGP-1にソックリだな。

 

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まずは整備の為にバラしているフロントから。エンデューロやってた頃にバイクの師匠Sさんから譲り受けたタイヤ交換台に載せる。安定させて作業が出来る台が有るのと無いのとでは作業性が全然違う。

チューブのバルブを外してエアーを抜いて、タイヤのフチを踏んでビードを落とす。これ位のタイヤサイズならビードを落とすのも呆気ない。XR600Rはフロントにもビードストッパーが有るので予め緩めておく。

 

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タイヤレバーは高品質な物の方が作業しやすい。左の黒いのがKTC、右のオレンジはPBのレバー。高いけど、実際に作業すると「高くても欲しい」と思える。久しぶりに使ったな。

 

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タイヤレバーを差し込んでビードをめくり上げながら、反対側のビードを踏んで落とし込んでいく。反対側をしっかり落とさないとめくれない。レバーを差し込み過ぎてチューブを挟まない様に。

 

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最初は少しずつ。1/4ほどめくるともう戻らなくなるから、後はレバー1本でめくっていく。

 

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ビードを1周外したら、チューブを取り出す。バルブ部分が外しにくいけど、がんばる。

 

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タイヤをホイールから外す。反対側のビードをタイヤレバーでめくりながら、ビードとリムが接触している部分をゴムハンマーやプラハンマーで叩いて外す。

 

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新しいタイヤのフチにビードクリームを塗って組付け。まずはビードストッパーの所からかわしてはめていく。今回のタイヤはローテーション(回転方向指定)が無いけど、決まっている場合は組み付ける向きに注意。

 

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1周はめたらチューブを入れる。チューブは見た感じそれ程傷んでいる様には見えなかったけど、古いので交換しておく。どうせ新品に交換するならヘビーチューブにする。普通のチューブより厚手でパンクしにくい。オフロード走行でのリム打ち対策なので釘や異物を踏んだらやっぱりパンクしちゃうから、舗装路だけならほとんど意味がない。

 

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チューブのバルブをリムに通すのが厄介。フロントはまだマシだけど、リヤタイヤはゴツくて硬いから泣きそうになる。バルブ通しツールを使う。チューブを入れたら、チューブのバルブに無理が掛からない様に修正しておく(バルブがリムに対して斜めにならない様に)。

後はタイヤをリムにはめていくだけなんだけど、ここでレバーでチューブを挟んでパンクさせやすい。レバーをあまり奥まで差し込まないのと、ビードを入れる際にレバーをあまりひねらない(リムに対して垂直位でやめておく)とパンクさせにくい。新品のヘビーチューブは結構高い。新品に穴を空ける訳にはいかない。

 

 

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フロントタイヤを組んだらリヤも。見た目使えそうなんだけど。

 

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やっぱり劣化が著しい。フロントに比べてリヤタイヤはゴツくて硬いから交換も少々難航するけど、トライアルタイヤの様に空気圧0でも全くビードが落ちないとか途方に暮れてしまうレベルじゃない。

 

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交換したフロントと

 

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 リヤタイヤ。オフでも結構走れそうな気がしてきた。

 

整備完了して車検取ったらインプレ追記するかも。

やれやれ、やっと車体完成したよ。後は細かい調整をして車検かな。と思ってエンジン掛けて確認したらヘッドライト点かない"(-""-)" 球切れじゃない。またトラブルシュートかよ!なんか呪われてるんじゃね!? ネタが尽きないよ!(>_<)

 

 

 今回の出費

タイヤ シンコーSR244 ヤフオクで購入

 F 3.00-21 3,490円

 R 4.60-18 4,980円

 送料 2,370円

チューブ IRC ヘビーチューブ ウェビックで購入

 F 3.00-21 1,755円

 R 120/80-18 1,755円

 送料 380円

 代引手数料 324円

総計 15,054円 

 

 

追記

実際に走ってみた。

舗装路でのグリップは頼りない。ブレーキングで呆気なくロックする。車体が軽いのと、サスが柔らかくてリヤ荷重が抜けやすいというのも有るだろうけど、それにしても止まらない。ダンロップブリヂストンと比べてどうなのか?は、次回交換時に検証するけど、気を付けないと止まり切れない。

コーナーリングは悪くない。思い切り寝かせた状態で意図的にアクセル開けても唐突に滑る感じはしない。比較的限界は高そうで、試している内に自分のコントロールの限界を超えてしまいそう。低速~中速コーナーはかなり強い。と言う事は、リヤがロックするのはXR600Rのリヤブレーキがコントロールしにくいのか、僕のブレーキングに問題が有るのかもしれない。

ダートはまぁまぁ。このタイヤパターンなので当然それなりでしかないけど、見た目の印象よりは走れる。不用意に開けると横に流れるというのは当然だけど、ダートでガッツリ走るのではなく林道ツーリングレベルなら使えなくはないし、林道までの道中やワインディングも含めたら割と良い選択かもしれない。正規の値段なら買わないだろうけど。

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100km走ったらもうブロックが丸い。XR600R、消耗激し過ぎる。

 

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1500km時。3000kmは持たないかもしれない。車両がXR600Rでは摩耗するのも仕方がない。この時点でダートのグリップは望めない。滑るしスタックする。舗装路ならまだ充分走れる。

 

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2000km時。舗装路では問題無いけどダートはもう無理。全然グリップしない。まぁこのタイヤでダートをガンガン走ろうなんて思う人はまず居ないだろうけど。

 

 喜んでガンガンアクセル開けちゃってたのもマズかったんだろうけど、ツーリング寄りのタイヤなのにオイル交換よりもタイヤ交換のスパンの方が短いってのもどうなのよ。余りにも消耗が激し過ぎて無意味に乗りたくない。