二〇六〇年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。プロジェクトメンバーの健は、幼なじみで同僚の陽一郎、そして彼の妹の咲に助けられながら奮闘する。ところが、咲の勤務先にテロ予告が届き事態は急変した。目的を達するために、はてしなく暴走する研究者の狂気。はたして健は、テロを防ぎ、想いを寄せる咲を守れるのか?そしてラストに待ち受ける衝撃と、涙の結末は?男の打った最後の一手が、開けてはいけない扉を開ける。
★★★☆☆
レビュー
久しぶりに小説読む。YouTubeのPVを見掛けて読んでみた。最初は新作アニメーションのPVかと思ったら小説のPVだった。小説をアニメーションでプロモーションするのが斬新。面白そう。
内容は普通。結末とか真犯人像とか割と古典的だったのと、科学的要素はあんまり緻密じゃないのでSFモノとしても物足りない。一日で読める位の文章量で読みやすいし、ライトノベル的な印象。カバーイラストもそうだけど、狙っている読者層が違うのかなと思う。
PVは良かったんだけどな。そういう意味では新しいかも。
