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目指すのはジャンガリアンな生き様

HONDA XR600R ビッグタンク換装

 

 

 

ホンダのXR600Rは素晴らしいバイクなんだけどね、ちょっと困った事が有ってね、タンクが小さいんだよね。運動性能を上げるなら大きなタンクは重くなるしライディングの妨げにもなるから分かるんだけど、容量10リットルなのね。実際には10リットルをフルには使えないし、燃費はツーリングレベルで実測20km/L位だから航続距離は150~160km位なのね。ちょっと心許ないのね。特に山に行ったりするとタイミング良く給油出来るとも限らないしね。120kmを過ぎるとそわそわするのね。

で、大きなタンクに交換するのが定番。ヤフオク見てると時々出てくる。僕が見ていた時は丁度良いタイミングで3個も出品されていて入札が分散されたので、その内の程度が比較的悪くて安価に落とせそうな物を落札。お気に入りの愛車だから綺麗なタンクが欲しいけど、他にも色々物入りだし。新品だと4万円位。中古は程度により1万円~1万5千円位が相場みたい。4万円だと躊躇うけど、1万円位なら欲しいなぁ。

 

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ノーマルのガソリンタンク。2重になった凝ったポリタンクで、作りも精度も良い。小振りでライディングしやすいけど、10リットルしか入らない。当然長距離走れない。キック始動のバイクで絶えずガス欠の心配をしながら走るのって結構恐ろしいんだよ。特に市街地とかバイパスとか。街中でエンストしてキックしてるライダーなんか、自分以外見た事が無い。

 

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入手したのはIMSのビッグタンクXR250R/XR600R用。IMS製のXR用は2種類有って、XR600RはXR250R(ME06)と共用になる。XR250R(ME08)/XR400R用とはフレームが異なるので多分使えない。容量は4ガロン(15.1L)。ちなみにタンクキャップはノーマルとは微妙にネジ部が違って使いまわし出来なかった。中古で買うならキャップが付いた物を買わないと後で困る。出来ればキー付きキャップが欲しい。

 

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ノーマル(右)と、ビッグタンク(左)。ノーマルと比べると若干幅が有るけど、アフリカツインとかDR-BIGとかのレイドモデル(今で言うアドベンチャーモデル)よりは実戦的で、ビックリする程デカくはないしめっちゃ軽い。

 

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サイドから。高さも高くなってる。シートは無加工なので前後長は同じ。上は先細り形状なので満タンの判断はしやすい。

 

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前オーナーはXR250Rで使っていたらしく、燃料コックが細い。折角新品買ったんだし、付け替えておく。

 

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タンクをフレームに固定するゴムブッシュにカラーが付いて無かったので、これも使いまわす。これが無いとしっかりボルトを締められない。精度が悪くてタンクの取付穴が合わず苦労する。ノーマルタンクって何てことない様に見えるけど結構高い精度で作られてるんだ。整備の度に取付に苦労するのは嫌だな。

 

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苦労してタンクを付けて、シートも微妙にネジ穴が合わなくて苦労して、やれやれと思ったらサイドカバーがタンクと干渉して付かない。カバーくらい無くても良いやって言いたい所だけど、左サイドはエアクリーナーボックスのフタも兼ねているから付けない訳にいかない。おかしいな。みんなどうやってんだ?

 

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どう考えてもそのまま無加工では付けられないから、干渉部分を切ってしまう。タンク側を加工出来たら良かったんだけど、どう考えてもカバー切った方が簡単。綺麗な車両でピカピカのカバーなら躊躇うだろうけど、汚いのでまぁ良いか。せめてもう少し上手くタンクに合わせたかった。

 

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当然右サイドカバーも合わない。こっちはとりあえず無しでも良いや。切ってしまうと戻せないから、そのまま無しで乗るか少し考える。タンデムしなければ無くても良い様な気もする。

 

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ノーマルタンク外観。サイドから。

 

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ビッグタンク外観。サイドから。ノーマルと比べるとややボッテリとした感じになるけど、威圧感を覚える程デカくもない。シートも合っているから違和感は無いけどカバーが付かない。

 

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ノーマルタンク外観。上から。非常にスリムで移動しやすく、ライディングしやすい。

 

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ビッグタンク外観。上から。上から見てもそれ程大きくなくて、思いのほかスリム。元々こういう物だと言われてもそうかな?と思うレベル。ライディングも取り回しも想像していたよりは違和感無い。レイドモデルと比べたらノーマルタンクと言っても良いレベルで、意外に振り回せる。

 

 

大きさもライディングも想像していたよりは違和感が無かった。15リットルの重さがエンジン上に加わればさぞかし乗り難くなるだろうと思ったら、そうでも無かった。上手くマスの集中化が図られている。ダートだと重さを感じるかもしれないけど、舗装路を走る分にはほとんど違和感を感じないしライディングの妨げにもならない。それでも15リットル入る。給油する時に「こんなに入れても良いんか?」と思う位入る。普通のバイクなら15リットル位は当たり前に入るけど。

これは満タンにしたら整備の時に苦労しそうだな、って思ってたけど、これ位の大きさなら満タンでも取付取外しに苦労しない。精度が悪くて固定ボルトを締めるのに苦労するので、そっちの方が余程面倒くさい。

思ったよりも違和感が無かったから、コース走行とかゲロアタックレベルで使わない限りは有効だと思う。これで心置きなくツーリングに行けるし、工夫すれば山登りの足にも使えるかもしれない。

 

 今回の出費

IMSビッグタンク XR250R/XR600R用 7,750円

送料 1,910円

計 9,660円 

 

追記

継続車検の時にノーマルタンクに戻し、そのままノーマルタンクで乗っている。ビッグタンクの取付精度が悪くて組めないのと、少々荒れた林道に入るとやっぱりデカくて重くて負担になるからだ。ただでさえ大きくて重いXR600Rを更に重くしてるんだから当然なんだけど。ゆるいツーリングやフラットダートなら良いけど、ある程度のダートを走るならノーマルの方が良い。だけどノーマルだとやっぱり絶えずガス欠の心配が有る。それほど大きくないので、行先に応じて使い分け出来ると良いんだけど。