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目指すのはジャンガリアンな生き様

オフロード用フルフェイスヘルメット NEO RIDERS FX5

 

 

 

ヘルメットを買いました。オフロード用フルフェイスでツーリング向けのシールドが付いたモデル。NEO RIDERS FX5。

item.rakuten.co.jp

 今まではアライのジェットを使っていたんだけど、2002年製なのですでに16年経過しててさすがに替えなきゃいけないだろうという事と、速度を上げると風圧でヘルメットが動いてしまってメガネが動いて視界がブレるって事で、替え時かな。

ジェットは便利で、開放感があるのと、オンでもオフでも違和感無く使えるとか、フルフェイスに比べると周りに威圧感を与えにくいとか、被ったままドリンク飲めるとか利点は多いんだけど、反面顎部分の保護がない為安全性ではフルフェイスに劣る。あと、冬寒い。じゃあオフロード用のフルフェイスにするか、というとこれもメリット/デメリットが激しくて、開口部が大きくて風抜けが良い、安全性が高い、精悍でいかにもオフロードというデザインはオフ車にはバッチリというメリットが有る反面、開口部が大きいから排気ガスで顔が黒くなる、冬寒くて使えない、メガネな上にゴーグルが必要でめっちゃ面倒などというデメリットもある。

 そんなオフ用フルフェイスのデメリットを解消したのがオフ用フルフェイスのツアラーモデルで、オフロード用フルフェイスなのにシールドが有る。オフロードだからバイザーも有る。ツーリングには都合がいい。ただ、オフロード用フルフェイスに限らずメジャーなメーカーの製品はかなり高価。安全性に直結する物、命に関わる物だからケチるべきではないんだけど、もっと安くて使える物が無いか考えてみた。何かいつもこんなケチな話だな。

 

最初は台湾のTHHというメーカーのヘルメットを検討していた。

thh-helmets.jp馴染みはないけど安価でそこそこのクオリティっぽいので使っても問題無さそう。詳しいレビューを上げてくれている人も居る。

teihensyugi.blog.fc2.com

コスパ的にはTHHイチオシかな、と思ったんだけど、ちょっと外観がゴテゴテし過ぎてるのが気になる。THHよりも安いのと外観が比較的すっきりしている点からFX5を選んでみたんだけど、このヘルメットに関するレビューが見当たらないから一抹の不安が残る。まぁ失敗しちゃってもこの金額なら仕方がないかなと諦めもつくので試しに買ってみた。

 

 

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今まで使ってたアライのジェットSZ-m。ジェットでもハイクオリティな製品で愛用してきたんだけど、随分と古くなったのでさすがに替え時だと思う。ジェットは便利なので、次もジェットを買おうか最後まで悩んだ。

 

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オフロード用フルフェイス。オフ用にしては落ち着いたカラーリングで気に入っていて大切に使ってたけど、97年製だからもう20年以上経ってしまってこれもまともに使えない。一目瞭然のデザインはオフロード走行に特化したもので、本格的にダートを走るならコレとゴーグルという組み合わせ以外はかなり苦痛になる。代わりに、ちょっと出掛けるとか、舗装路メインのツーリングでは不向きな点も多い。

 

 

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てな訳でヘルメット新調。車両の乗り出しまでに金を使い果たしてしまったので何とか安く上げたいって事で得体の知れないメーカーのヘルメットに手を出す。インナーシールド(格納式サングラス)まで装備して8800円しかも送料無料という驚きのロープライスで、自分で買っておきながら「本当に大丈夫なのか?」と一抹の不安が。

 

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シールド付きのオフロード用フルフェイス。外観は綺麗で安っぽさは感じない。メーカー名が無くて外箱にNEO RIDERSって書いてあるので自社ブランドなのか?製造は台湾なのでTHHのOEMとかかもしれない。最近は安くても「いかにも安物」といった感じが無いので、街ですれ違っても多分安物とは分かんない。

 

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左側面のレバーを動かすとインナーシールドが出てくる。スモークシールドもサングラス要らなくて便利 。メガネを掛けた状態でも干渉しない。そういう細かな点の説明が何処にも見当たらないので困る。シールドもインナーシールドも割と節度が良い。

 

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正面から。顎周りも割とシンプルでスッキリしているのがポイント。ベンチレーションが沢山有って風は取り込めそう。口元の開口部は内側から開閉出来る仕組みになってる。

 

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後ろ。エアアウトレットもがさつな感じはしない。後頭部下に出っ張りが有る。デザインなのか、意味が有るのか。

 

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オフ用なのでバイザーが付く。かなり大型のバイザーだけど、大きめの風抜き穴が有るので抵抗は少なそう。外してロード用フルフェイスにも出来るらしい。そもそもツーリングにバイザーが必要なのか?という元も子もない事を考えない事も無いし、ただ風の抵抗増やすだけの邪魔物でしかない様な気がしなくもないんだけど、この手のヘルメットが売れてるって事は多分そういう事考えちゃダメなんだろう。

 

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頭頂部のベンチレーションは三角のカバー部分が動いて開閉出来る仕組み。意外に質感高くてとても1万円を切る価格とは思えない。

 

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ストラップ(顎紐)はワンタッチバックル。個人的にはダブルのDリングの方がシンプルでしっかり締めれるから良いんだけど、ワンタッチも慣れると便利なのかも。質感はそこそこで、ベルト長さ調整用の金具等も質感は高くない。ただ、Dリングと違い一度調整してしまえば頻繁に触る物じゃないから気にならないかも。内装は価格の割には比較的質感が高くて実用的なレベルな印象。ただ、少し柔らかい(腰が無い)印象で、長期間使うとヘタるかもしれない。サイズ感は若干小さめで、僕の頭のサイズは一般的にはMサイズなんだけど、このヘルメットはLサイズで丁度良い、


重量は1670gとやや重い。ただ、アライのジェットが1400g、ショウエイのオフ用フルフェイスが1600gなので、非常識なレベルではないんじゃないかと思う。国内一流メーカーの製品はWEBサイトを見ても重量が出てこない。何処かに記載が有るかもしれないけど、製品情報をざっと見ただけでは出てこない。その点安物ヘルメットなのにちゃんと重量を目に付く所に表記している所は評価したい。THHもサイトを見ると製品毎に重量表記が出てくる。安全性と共に重量って凄く重要な要素だと思うんだけど、自転車用とか登山用に比べるとバイク用ヘルメットは保守的な印象を受ける。製品情報に重量の表記が無いっていうのも、他カテゴリーでは有りえない。OGKは自転車用ヘルメットも作ってるから、バイク用も何らかの革新を起こしてくるかもしれないという期待は有るんだけど。
国内の一流メーカー製品と安物製品の圧倒的な価格差はシェル(一番外側の強度構造物)の構造の違いじゃないかと思う。アライとショウエイ、OGKのハイグレードなヘルメットはFRPに似た構造で造られてる↓

TOUR-CROSS 3 安全性能・フォルム

それに対し安価な製品は熱可塑性樹脂で作られてる。ABS樹脂などのプラスチックで、加熱して型で成型出来るから大量生産に適した製造方法で当然製造コストが全然違う。だから一流メーカーはこの部分をもっとアピールするべきだし、もっと軽くて高強度な製品を開発する努力もしないといけないんじゃないかと思う。だって基本的に20年前と構造変わってないし。でなきゃ「一応安全規格通ってるんだから安物で良いや」って思ってしまうし、実際OGKのベーシックモデルは熱可塑性樹脂製なんだから安物に対して何のメリットが有るんだ?って思ってしまう。

つまり台湾製のヘルメットは予想以上に高いクオリティだった。こんな金額なら2、3年で買い替える事になっても(あんまり)惜しくないし、安いフルフェイスとジェット2つ買っても良いかもしれないとも思う。



実際に使ってみた

サイズ感はかなりタイト。頭の測定値からするとMサイズだけど、この製品はLサイズでも結構タイトな印象。サイズ的にはタイトな印象だけど、フルフェイスの割には顎周り(頬周り)の被りが浅い。速度を上げても特にブレる事もないし重量も特に気にならないけど、顔を上げるとバイザーでかなり風圧を感じる。高速道路レベルの速度だと風圧でヘルメットを上に持って行かれる。被りが浅いのと相まってヘルメットが脱げるんじゃないかと思える位。速度を上げる時は常にうつむいて上を向いてはいけない。でもメガネを掛けるとメガネの位置があまり良くなくて上を向きたくなる。上を向くと持って行かれる。バイザー付きヘルメットは舗装路ではデメリットしかない。

あご紐はしっかりとキツめに締めておいた方が良い。風圧で持って行かれるという事はそれだけ抵抗が有るという事だから、転倒した時に脱げてしまうかもしれない。ジェットでもアライ製だとそんな不安感は感じないので、外観だけでなく内装も重要だと思った。ハードに走らなくても、例えば街乗りでしか使わないにしても市街地走行はいくら自分が気を付けていても事故に遭う可能性が高いので、安全性を考えると安いヘルメットは信頼性に欠けると思う。実際に転倒してみた訳じゃないけど、価格なりのクオリティなのかもしれない。