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目指すのはジャンガリアンな生き様

御嶽山 胡桃島登山口(飛騨側)から2回目 忘れものと反省

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2018年7月21日(土)晴
御嶽山に胡桃島登山口から登る

 

06:00 胡桃島キャンプ場付近林道

09:30 五ノ池小屋

14:30 胡桃島キャンプ場付近林道

 

駐車場発〜駐車場着 10.8km 8時間35分(休憩含む)
駐車場標高:1856m 最高点:2815m 標高差:959m 累積標高登り:963m
道中の飲料水 1.3L(お茶1.1L コーヒー0.2L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン
靴 adidas SWIFT R Go 
他 サングラス グローブ ストック ヘルメット(未着用)

 

先週の日曜日、快晴の御嶽に登る事が出来た。こんなに穏やかでクリヤな御嶽に登れる事もそうそう無いだろう。子供も用事が無かったから連れて行けば良かった、って帰宅後に話していたら、今度の土曜日も空いてるけど?って言われた。え?そうなの?でも金曜日の帰宅後に言われても・・・。でも先週登ったばかりのルートだから状況も分かるし地図も用意してある。道中の道路事情も把握してる。じゃあ行くばかりだ。

途中の国道や県道の工事状況を確認した限り、片側交互通行の個所はあるものの通行止めにはなっていない。

道路工事状況

中部地方道路情報提供システム

道の情報 - 道路規制情報

 

 

アクセス

岐阜・名古屋方面からだと、国道41号を北上。下呂を過ぎて県道437号へ。県道437号へは右折ではなく、国道41号から左へ下って国道下を通る。濁河温泉御嶽山の大きな標識が有る。県道437号から県道441号へ入るけど道なりに直進する形になる。濁河温泉手前1km付近で左折して胡桃島キャンプ場へ。県道の舗装状態はかなり良いけど、鈴蘭高原を過ぎると1.5車線のやや狭い林道を延々と走る事になる。途中工事個所が有るものの片側交互通行で通行止めにはなっていなかった。

登山者は胡桃島キャンプ場の駐車場は使えない。駐車料金を払っても不可。やむを得ず路肩が広めの道路脇に停める事になる。2018年7月時、胡桃島キャンプ場入口付近で道路工事をやっているので、邪魔にならない様に少し離れた場所に停める。

 

ルート

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今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

2018年7月時で小坂口(濁河温泉)からは御嶽に登れない。胡桃島登山口を起点とし、小坂口ルートと合流、五ノ池小屋まで進む。御嶽の見所は多いけど、子供の体力を考えて五ノ池小屋までとしている。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

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まさかの2週連続の御嶽。今回は子供忘れなかった。高校生にもなって抵抗も無くお父さんについてくるってのもどうなのかしら?と思いつつも、ついてくるって言うなら絶景を見せてあげよう。早朝の登山者の車は僕の他に2台だけだった。登山者が少ないからマイペースで歩ける。

 

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胡桃島キャンプ場の一番奥のコテージ脇が登山口。土曜日なので、利用客はこれから来るんだろう。ここコテージの駐車場らしく、ちょっと気が引ける場所に有る。

 

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苔むした静かな登山道を進む。

 

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ギンリョウソウが群生してる。子供にも見せてあげられた。

 

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小坂口ルート(濁河温泉から)と合流して進む。森林限界を超える。

 

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ハイマツの間を進む。

 

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雲が生まれる場所

 

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森林限界を超えた辺りからペースがかなり落ちた。抑え気味にして、途中でも幾度か休憩を入れたんだけど持たなかった。

 

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とりあえず目的の五ノ池小屋までは辿り着けた。

 

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ガスが沸きそうだったから、まずは三ノ池見ておこう。良かった。クリヤに見える。

 

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摩利支天乗越。荒々しいルートと、乗越から見る景色は絶景なんだけど、帰りの体力を考えると今日はここまで。

 

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五ノ池から継子岳方面。今日も良い天気。まだ早いせいか登山者はとても少ない。

 

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五ノ池小屋でコーヒーとケーキを頂こう。

 

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疲れたね。でも美味しいね。

 

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お土産要る?って尋ねると、もじもじと遠慮がちに登山バッジが欲しいと言う。高い方(1500円)の。1500円で遠慮されるお父さん。

 

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登山バッジのパッケージがなかなかオシャレなのです。等高線。

 

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ふと子供のリュックにテントウ虫がついてるのに気付いた。こんな高所にテントウ虫が居るんだね、と子供と話していたら、御嶽に生息する希少種だと小屋の人が教えてくれた。

 

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好天だけど、摩利支天も池巡りもやめて下る。まだ10時半だけど子供の体力が持たない。遥か下に見える樹林帯まで下らないといけない。

 

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森林限界から樹林帯へ。整備された歩きやすい路面になったけど、疲労からペースが上がらない。時間は有るからゆっくり下る。そこそこ登山者とすれ違った。みんなスタートが遅いだけだったみたいだけど、前回よりも登山者は多かった。といっても好天の週末にしては少ないけど。

 

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のぞき岩まで下ってきた。上の方はガスってしまってる。

 

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小坂口方面から分岐して胡桃島口方面に下る。傾斜が緩くなり歩きやすくなったけど、やっぱりペース上がらない。とても辛そうで、御嶽は酷だったかなと反省。

 

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戻ってきた。良かった。何とか下れた。頑張ったからキャンプ場の自販機で冷たいジュースを買おう。

 

ルート

御嶽山 胡桃島登山口から

2018年7月現在、小坂口登山口(濁河温泉)から登る事は出来ない。吊橋(仙人橋)が流された為だ。かなり大きな沢なので吊橋を使わずに渡渉するのは難しいし、周辺の登山道も崩落しているみたいなのでしばらくは小坂口からは登れない。
しかし、胡桃島キャンプ場を起点とし、小坂口ルートに合流して登る事が出来る。胡桃島起点の場合小坂口起点に比べ約800mほど長くなるが、合流地点までは傾斜の緩い比較的歩きやすいルートなので体力的には大差無い印象。ただ地味で長い。胡桃島登山口から合流地点までは、ルートを見失うほど酷くはないけど他ルートほど手入れがされている訳でもない。比較的しっかりしているのと間違えそうな所はロープやマーキングが施されているので迷う事は無いけど、尾根沿いとか沢沿いの様な明瞭な地形ではないので万一ルートを外すとかなり厄介な事になる。小坂口との合流地点後はとても整備された明瞭な登山道なので迷う事は無いと思う。
胡桃島の登山口はキャンプ場内(コテージのすぐ隣)に有るけど、登山者はキャンプ場の駐車場を利用する事が出来ない。駐車料金を支払って停める事も不可との事。やむを得ず道路脇の邪魔にならない所に停める事になる。また、コテージを通り抜けて行く事になるので、早朝スタートする場合は気を遣う。トイレに関しては聞いてないけど、駐車場もダメならトイレも有料でも登山者は利用不可じゃないかと思う。
小坂口から登る登山者自体が少ない上、胡桃島から登る人は更に少ない。マイペースに静かな山歩きが出来る。
五ノ池周辺、摩利支天、三ノ池周回はよく歩かれており、明瞭で困る事は無いと思う。四ノ池周回路はあまり歩かれていないもののマーキング多数で困難ではない。
大半の登山者は王滝口か黒沢口から登るだろうから、三ノ池、四ノ池周回路は距離が長くなるので敬遠されて歩く人はとても少ない。

 

感想

胡桃島口から五ノ池まで距離で10km、累積標高で1000m位なので、そこそこの行程ではあるけどそこまでハードでもないと思っていた。高校生ならさほど苦労しないかなと思ったんだけど、実際はかなりの負担を掛けた。御在所(累積標高833m)や伊吹山(累積標高1166m)では余裕が有ったから御嶽も大丈夫だろうと油断した。下りに登りよりも長い時間を掛けている。感動させるつもりが、とんだ苦行だった。「楽しかったね」と言える程度で抑えておかなきゃいけない。体調は悪くなかったと言うし、車酔いもしてなかったし、行きも帰りも車中で寝ていたので酷い寝不足でもなかったと思うんだけど、相当疲れたのか帰宅後に早々に寝てしまったので、森林限界を超えるような工程はかなり酷なのかもしれない。高校生だからとか大人だからとかじゃなく、本人の体力や体調をよく把握しておかなきゃいけなかった。

一応翌日は元気そうだったので良かった。あんなにヘロヘロになってたのに「いつか雪山に登りたい」と言う。うーん、夏山以上に体力要るんだけど。道具も。とりあえず、もう少し涼しくなってまた暇が有れば一緒に低山でも。

 

参考

singlesmile.hatenadiary.jp