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目指すのはジャンガリアンな生き様

霊仙山 榑ヶ畑から周回

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2019年1月7日(月)晴れ
霊仙山に榑ヶ畑から登る(醒ヶ井方面から周回)

 

07:05 榑ヶ畑登山口 無風 0℃

07:35 汗拭峠 微風 -2℃

08:15 落合登山口 無風 -3℃

08:25 今畑登山口 無風 -3℃

11:20 霊仙山最高地点 やや風 -4℃

11:35 霊仙山山頂 やや風 -5℃

12:50 汗拭峠 無風 1℃

13:05 榑ヶ畑登山口 無風 0℃

 

 

 

駐車場発〜駐車場着 11.2km 6時間0分(休憩含む)
駐車場標高:396m 最高点:1094m 標高差:698m 累積標高登り:846m
道中の飲料水 0.4L(お茶0.2L コーヒー0.2L)
着衣(上) 長袖シャツ シェルジャケット ソフトシェル(未着用) フリース(未着用) ULダウン(未着用)
着衣(下) シェルパンツ タイツ
靴 ASOLO SHERPA GV  アイゼン(未使用) スノーシュー
他 帽子 グローブ ストック ピッケル

 

 年末年始はロクに休みも無く何も出来なかったけど、ようやく休みが取れたので山に行く。例年は伊吹山に登っていたけど周回すると相当過酷になるのでブランクが空いてしまった今はちょっと遠慮したい。霊仙は登山者多そうだけど平日なら少ないだろう。榑ヶ畑から登るだけでは少々物足りないので周回する。

 

アクセス
岐阜方面からだと、国道21号線を西へ。醒ヶ井駅前交差点を左折。すぐに右折して県道17号を南下して醒ヶ井養鱒場を目指す。養鱒場をそのままスルーして林道を進み、登山口まで。今回は四駆じゃない普通の軽自動車で行けたけど、今後の天気次第で路面状況はどうなるか分からない。

 

ルート

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今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

醒ヶ井方面から榑ヶ畑登山口に入り、汗拭峠から落合登山口まで一旦抜ける。今畑登山口から登り返し、西南尾根を経由して霊仙まで登る。のち榑ヶ畑方面へ下る周回ルート。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

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安心して下さい。走れますよ。橋の上は凍結していたのでスタッドレスは必要。今回一番の懸念が登山口までの林道で、僕がネット見た時は誰も直近の状況をアップしていなくて状況を読めなかった。しばらく好天が続いてたから大丈夫だろう、ダメなら歩けば良いし。って思うけど、車を落っことしたらシャレにならない。後輪駆動の車はやめて欲しい。平日でも登山者居るのかと思ったら誰も居ない。思ってたより静かに歩けそう。

 

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榑ヶ畑登山口。積雪量は少な目。年末に降ったっきりか。

 

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山小屋かなや。飲み物置いてない。登山者相当来てたみたいだからビールでも置いておけば結構売れたんじゃ?

 

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ほどなくして汗拭峠。雪も少なくトレースもがっつりでイージー。ここから直進して落合に下る。

 

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汗拭峠からの下りがちょっと危なっかしい。急斜面をトラバース気味に進むのでうっかり落っこちそう。沢まで下ると後は比較的楽。トレースついてるしマーキングもしてあるので特に難しくは無い。3回渡渉する。うっかり直進しても崩落していてとても進めないので間違えようがない。

 

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落合登山口まで下ってきた。廃村でひっそりしている。この道はかつての生活道だったんだろうか。ここでもかつては生活が営まれていて、お正月を家族で祝ってたりもしていたんだろうな、と廃村を眺めながら思いを馳せるのも一興。落合神社が有るので参拝しておく。お賽銭持ってくるの忘れちゃったよ。

 

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落合登山口から少し進んで今畑登山口へ。車が一台止まっている。登山者っぽいけど道中見掛けなかった。

 

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今畑の廃村。湧き水の所で座って休憩していたら、電柱が目についた。電柱!?この廃村まで電気引いてたのか!?よく見ると2009年と書いてあるので比較的新しい。各家庭に電気を供給していた訳ではなさそうだ。電線はこの先のお寺に引き込まれていた。

 

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さくさく歩く。今畑からの登山道は窪地になっていてルートを見失う事が無い上にトレースがしっかり付いているので何も考える必要が無い。ラッセルも無いしちょっとイージー過ぎる。

 

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と思っていたのはここまで。何あの壁の様な斜面は。

 

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急登きっつい。でも他人のステップ踏んで行くので楽ちん。

 

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霊仙は難所は無いからヘルメット要らないだろうって思って持って来なかった事を悔やむ。これ踏み外したらマズい。転げ落ちて岩にぶつかってお陀仏だ。緊張する。

 

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「登り終えたと思ったらまだ先が有ったトラップ」を経て近江展望台へ。

 

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近江展望台(登り切った所)。絶景かな。素晴らしき西南尾根。

 

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快晴でクリヤ。御在所まで一望。

 

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尾根を進む。気持ち良い。どこまで行っても先行者が見えない。前にも後ろにも誰も居ない。

 

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霊仙山頂と最高地点。見えてるんだけど意外になかなか着かない。

 

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霊仙最高地点。向こうに伊吹山と避難小屋。

 

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歩いてきた西南尾根。開放的で素晴らしい。風強いからそそくさと次へ。

 

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九合目と避難小屋、向こうに伊吹山伊吹山も雪少ないな。

 

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霊仙山頂。琵琶湖と比良山系が一望。誰も居ない。風強いのでそそくさと下る。

 

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山頂から九合目へは向かわずフリーウォーク。スノーシューバンザイ。

 

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ルート?に合流。凄いな。踏み固められて舗装路みたいになってる。

 

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一体どれだけの登山者が榑ヶ畑から歩いてるんだ。ずっと舗装路。こんなに圧雪された登山道は初めて見た。人気の山はこんなものか。

 

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榑ヶ畑ルートは特筆する事も無く下山。途中すれ違ったのはソロの女性一人だけだった。思った以上に静かな山行。



ルート

霊仙山 西南尾根

序盤から急登にかけてはルートが窪んでいるので積雪期でも比較的分かりやすい。急登は変化に乏しいので天候が悪いと行先を見失いそうで苦労する。特に下り。晴れていれば開放的なルート。

霊仙山 榑ヶ畑

比較的明瞭でマーキングも多め。登山者は多くトレースもしっかりついている場合が多いものの、この時期のトレースはあまりアテにならない。雪が降れば一晩で埋もれるし、行きに有ったトレールが帰りに風で消えているなんて事も。あと、ルートを逸れて歩く人も居るので、自分が進むべきルートはちゃんと把握しておかないといけない。今回は間違えようがない位しっかりしたトレースだったけど、以前は週末でも全く無い時も有ったので状況次第。

霊仙の山頂付近は開放的で素晴らしい眺めで比較的登山者も多いけど、条件が悪いと極端に難易度が上がる。天気が変わりやすいし風も強い。ホワイトアウト状態だとかなり苦労するので天気予報と天気図の確認はしっかりしておかないといけない。

参考

singlesmile.hatenadiary.jp

singlesmile.hatenadiary.jp

 

感想

 ヘルメットを持って行かなかったのは失敗だった。積雪期は難所が無くても持って行くべきだった。しっかり踏まれて歩きやすいものの圧雪されているから滑りやすく、アイゼンを付けるか非常に悩ましい状況だった。軽アイゼンを持って行けば良かったんだけどまさか真冬に軽アイゼンを使う事になるとは思わなかった。

 前回から2ヶ月程空いてしまった上に今シーズン初めての雪山という事で、ハード過ぎずイージー過ぎずという所を狙ったんだけど、体力的にはほどほどで丁度良かった。スノーシューでがっつり踏んで行くのはまた次の機会に。

霊仙は冬でも登山者多いけど、連休明けの平日は人が居なくてとても静かだった。前も後ろも誰も居ないのはマイペースで歩けて静かな山行を満喫出来た。独りが楽しいのは、独りじゃないからなんだろう。正月休みもロクに無くて唯一一日だけ有った休みは子供を連れて買い物行ったりお茶しに行ったりして、僅かながらも割と満喫出来たんじゃないかと思う。だから独りの時間も楽しめる。しばらくはこんなペースかもしれない。

雪道に弱い車になってしまったのが手痛い。ハードな雪山に行こうと思ったら手持ちの車ではキツいかもしれない。登山口まで行くのがハード。それはそれで面白いのか?