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目指すのはジャンガリアンな生き様

僕がツーリングに出掛ける理由

 

 

日曜日、久しぶりにバイクに乗って出掛けた。バイクの師匠Sさんがツーリングに行くというので一緒に出掛けた。Sさんと、行きつけの車屋さんと、僕の3人。

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とても良い天気だった。木陰の林道は少し肌寒かったけど、クソ暑くもなくクソ寒くもなくバイクに乗るには良い季節だ。混雑する国道を避けて裏道を抜け、少しダートを走り、200km強くらい。バイクを谷に落っことしたり、ゲロを吐くほどのアタックでもなく、特に記事にするほどの事は何もない。

久しぶりにバイクに乗っておこうか、というのも理由の1つだけれど、僕が出掛けた主な目的は「人と会って話をする」という事だ。8月辺りから仕事が多忙になり凄く憂鬱だった。転職しようかとか、心療内科に受診に行こうかとか、色々考えてた。このままでは鬱になりそうだ。いや、分かるよ。こんな時期だから仕事が増えるのも、もっと大変な思いをしている人だって沢山居るって事も。だけど、他人のキャパシティと僕のキャパシティは違うし、得意不得意も違う。誰かがもっと頑張れる事でも僕は頑張れないかもしれないし、その逆もしかり。多分、そうやって理論的に考えられる人が「だから仕方がない」って思い続けて鬱になるだろう。ここ最近は仕事が憂鬱で仕方がない。

だから、人に会わないといけないと思った。登山にしても自転車にしてもバイクにしても、僕はほとんど一人で行動している。その方が自分の予定だけで行動出来るから都合が良いからだ。だけど、こんな精神状態の時に独りでは良くない。鬱には、外に出て身体を動かす事が良いらしいけど、独りで自転車漕いでいても余計な事を考えてしまってスッキリしない。誰かに会わないといけない。それで相談するとか解決するとかそういう事では無く、人と会って、自分では思いもよらない様などうでもいい話をしてリセットしないといけない。物凄く友達が少ない僕にとって、Sさんはとても貴重な存在だ。

相変わらず月曜日を思うと憂鬱だ。それでもいくらかはリフレッシュ出来た。「また今度誘ってください」ってお願いしておいたけど、久しぶりに乗った僕のXRはフォークオイルが滲んでいた。次回がいつになるのかは分からないけど、修理しなければいけない。また修理かと思うと憂鬱な反面、やる事が有るのはそれはそれで良いのかもしれない。