※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。
岐阜県も緊急事態宣言が出された。そんな中登山に出掛けるのもどうかと思うけれど、行先は地元の範疇である事、道中何処にも立ち寄らない、登山中も人に会わない、という点では問題無いと思われる。唯一問題になるのは遭難した際に救助隊や医療関係者に迷惑を掛けるという事なので、そこは細心の注意を払う。
2021年1月14日(木)曇り
伊吹山に笹又から伊吹山南東尾根から登る。山頂まで到達出来ず。
07:25 林道脇
07:30 さざれ石公園
09:30 ドライブウェイ出合
11:30 山頂直下
12:35 ドライブウェイ出合
13:15 さざれ石公園
13:20 林道脇
駐車場発〜駐車場着 6.6km 5時間55分(休憩含む)
駐車場標高:412m 最高点:1268m 標高差:m 累積標高登り:m
道中の飲料水 0.8L(お茶0.5L コーヒー0.3L)
着衣(上) 長袖シャツ シェルジャケット 中間着 マイクロフリース(未着用) ULダウン(未着用)
着衣(下) シェルパンツ タイツ
靴 ASOLO SHERPA GV 冬用ゲイター スノーシュー アイゼン
他 ヘルメット ストック ピッケル(未使用) ゴーグル(未使用) バラクラバ(未使用)
アクセス
国道417号線から県道32号、春日方面(西)へ。途中左折して県道257号、さざれ石公園方面へ。積雪期はさざれ石公園まで車では進めない。公園手前の貯水槽までは除雪されている。
ルート
さざれ石公園辺りから尾根に取り付き、尾根沿いに登る。途中ドライブウェイを横断し、再び尾根を詰めて山頂まで。山頂付近で強風とホワイトアウトの為登頂は断念。
思ったよりも雪が少ない。平日のバリルートなので誰も居ない。準備して7時半頃スタート。
程なくさざれ石公園。雪が少ないのでここまで車で入れそうだけど、トラ柵で止められていた。
良く見ると、公園入口付近の対岸にピンクリボンのマーキングが有る。渡渉する。沢へ下るのも、渡るのも特に難しくなかった。
渡渉後に尾根まで登るのが大変。かろうじてマーキングは有るけど、傾斜がキツくてどうやったってしんどい。
尾根に出ても急登が続く。序盤はやけに沢山マーキングが有ったけど、途中から尾根を逸れて行った。冬はアテにならないので自力で登る。
膝下まで埋まる様になってきたのでスノーシューを履く。
山岳スノーシューの効果は抜群。こんな急斜面は登れない、という場面でも登って行ける。しんどい事には変わりないけど疲労感は全然違う。
2時間ほど歩いてドライブウェイに出る。延々と急登でしんどい。既にやり切った感だけど、まだ行程の半分くらい。天気予報は晴れだったんだけどな。山寄りの空は暗く、上空の雲の流れが速い。
登ってきた尾根にはマーキング見当たらない。帰る時、下る尾根を間違えない様に。
開放的な冬のドライブウェイ。
ドライブウェイの駐車場付近から再び尾根に取り付く。
見るからに踏み抜きそうだよなぁ
と思ってたらやっぱり踏み抜く。深い。1m位有る。
延々と急登。
ようやく登り詰めた。開けた。
と思ったら強風のホワイトアウト。位置的に山頂直下の木々が無い痩せ尾根付近。
振り返ると自分が歩いて来たトレースも見失いそう。このまま山頂まで行けば、帰りに降下するポイントとルートを見失いかねない。ここは引き際だろう。
少し下ると嘘の様に穏やか。強風とホワイトアウトは山頂付近だけの様。麓は穏やかそうだ。
ドライブウェイから尾根に下るポイント。斜面側に鉄製の防護柵が有る辺りだけど、雪で埋もれると分からないかも。
ドライブウェイから尾根に下る。とてもルートが有る様には見えない急斜面。
ルートは尾根沿いだけど、下る際は間違えやすい。ここは右寄り(南寄り)が開けているのでルートに見えるけど、実際は左寄り(北寄り)の杉林に入る。
杉林の北端を下っていく。
尾根から沢に下るポイントはマーキングが有る。
沢まで下って渡渉。
帰ってきた。
ルート
正式名称は知らない。バリエーションルート。延々と急登で尾根を詰めていく。地味な林の急登を延々と登るので楽しいルートではないし体力的にもハード。歩いている人は少なくトレースもアテに出来ずマーキングも乏しい。踏まれていないので相応のスノーギヤも必要になる。基本尾根沿いなので、登りは迷い難い。下りは幾つか間違えやすいポイントが有る。ドライブウェイから麓までの尾根は、尾根の北寄りを意識して下る。間違えると違う方向へ行く。
感想
平日に時間が出来たので雪山に行く。平日中日なのと緊急事態宣言中なので極度にハードな行程は避けたいけど、折角雪が降ったので思い切りラッセルしたい。ここ数日の降雪は北寄りで多く南寄りでは少なかった為、養老山系、鈴鹿山系では期待できない。平日中日なので遠方も厳しいので無難に伊吹山に登る。
例年は笹又から夏道方面の尾根を詰めて登るけど、あのルートは距離が長く体力的にハードなのと、雪崩や滑落の恐れもあるので伊吹山南東尾根から登る。南東尾根は延々と急登が続くので登りではあまり使いたくないけど、伊吹山の山頂はどうしても行かなければいけないものでもないだろう。結局は伊吹山も予想していたより雪が少なく想定していたよりも歩きやすい状態だったので体力的には大丈夫だったものの、視界不良と強風で登頂出来なかった。それでも、誰も歩いていない所を自力で踏んで切り開いて行くのは冬の醍醐味だ。大した距離ではないけどえげつない雪の急登を延々歩いて来たから、充分満足出来る内容だったと思う。
参考